『サブスタンス』アカデミー賞5部門ノミネート作品のシーン写真11点解禁
デミ・ムーアが演じる50歳の元人気女優が若返りの治療に手を出し、完璧な分身を生み出す…。
第97回アカデミー賞で作品賞、主演女優賞、監督賞、脚本賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の計5部門にノミネートされ、世界的な注目を集める映画『サブスタンス』から、物語の核心に迫るシーン写真11点が解禁された。デミ・ムーアが主演を務める本作は、5月16日(金)より全国公開される。カンヌ国際映画祭での脚本賞受賞、トロント国際映画祭での観客賞受賞に加え、ゴールデングローブ賞では主演女優賞(ミュージカル&コメディ部門)を獲得。さらに昨日発表された第31回SAG賞でも主演女優賞を受賞するなど、各映画賞を席巻している。

『サブスタンス』©2024 SUBSTANCE FILM PRODUCTION
完全体に進化したデミ・ムーア、”デミッセンス”現象を巻き起こす
本作で主演を務めるのは、『ゴースト/ニューヨークの幻』や『イージー・ヴァーチュー』などで90年代を代表する女優として活躍したデミ・ムーアである。かつて「ポップコーン女優」と自ら語るほど悩んでいたキャリアを乗り越え、45年以上に及ぶ女優人生の中でも最高の評価を受ける代表作となった本作で、ムーアは”美&若さ”への執着を圧倒的な演技力で表現している。

『サブスタンス』©2024 SUBSTANCE FILM PRODUCTION
アメリカでは「デミッセンス」(デミ・ムーアのルネッサンス)という造語が生まれるほどの現象を巻き起こし、世界中のメディアで話題となっている。映画界での彼女の復活は、まさに作中の物語と重なる部分もあり、より深い共感を呼ぶ要素となっている。
『サブスタンス』のストーリーと解禁された衝撃のシーン写真
『サブスタンス』は、50歳の誕生日を迎えた元人気女優エリザベス(デミ・ムーア)が主人公。容姿の衰えから仕事が減少したエリザベスは、ある再生医療”サブスタンス”に手を出す。しかし、この治療薬を注射するとすぐに、エリザベスの上位互換体”スー”(マーガレット・クアリー)がエリザベスの中から現れる。

『サブスタンス』©2024 SUBSTANCE FILM PRODUCTION
若さと美貌に加え、エリザベスの経験を武器にたちまちスターダムを駆け上がっていくスー。だが、ひとつの心をシェアする二人には【一週間ごとに入れ替わらなければならない】という絶対的なルールがあった。しかし、スーが次第にルールを破りはじめてしまい、物語は想像を超えた展開を見せる。
今回解禁された11点のシーン写真からは、対照的な二人の姿が鮮明に捉えられている。身体のラインを覆うファッションと視線を隠すサングラス、怪しげな箱を抱えて人目をはばかるようにする<エリザベス>と、一転、自身の魅力を存分にアピールするカラフルポップなアイメイクで自信に満ち溢れた笑顔を振りまく<スー>。

『サブスタンス』©2024 SUBSTANCE FILM PRODUCTION
ハリウッドの闇に焦点を当てる監督コラリー・ファルジャの視点
本作の監督と脚本を手掛けたのは、『REVENGE リベンジ』で知られるコラリー・ファルジャ監督である。彼女は『サブスタンス』を執筆した理由について、「年齢、体重、からだの輪郭などが、その<理想の>型から外れていく時、世間は、『お前は女としてもう終わりだ』と私たちに宣言します」「これこそが女性の監獄」と断言している。

『サブスタンス』©2024 SUBSTANCE FILM PRODUCTION
さらにファルジャ監督は「2024年になってまで、こんなにくだらないことが続いていること自体が、ちゃんちゃらおかしい」と爽快に語り、「本作は、これを吹っ飛ばす時が来た」と宣言している。このメッセージは、ハリウッドに渦巻く<闇>、特に女性に対する年齢差別や外見至上主義への痛烈な批判となっている。

『サブスタンス』©2024 SUBSTANCE FILM PRODUCTION
シーン写真からは、スーをデビューさせて大金を稼ごうとする胡散臭いプロデューサー・ハーヴェイ(デニス・クエイド)が、スーを口説き落とそうとする様子も確認できる。あっという間にスターダムにのし上がったスーがハリウッドの成功の象徴<大看板>に掲出される一方、自分の分身とはいえ心底喜びきれないエリザベスが、スーが荒らした部屋を陰鬱な雰囲気で一心不乱に片付ける姿も映し出されている。また、ゲスな笑顔がピッタリ張り付いた男たちの中心に陣取るハーヴェイの姿など、美と成功への執着が常軌を逸した行動を生むハリウッドの実態を切り取ったカットとなっている。

『サブスタンス』©2024 SUBSTANCE FILM PRODUCTION
賞レースを席巻する「観たことのない」狂気のエンタテインメント

『サブスタンス』©2024 SUBSTANCE FILM PRODUCTION
『サブスタンス』の共演者として、昨年話題を呼んだヨルゴス・ランティモス監督の『哀れなるものたち』にも出演したマーガレット・クアリーが、弾けるような若さと美貌でデミ・ムーアに対峙している。時代のイット・ガールとして注目されるクアリーと、キャリアの集大成とも言える演技を見せるムーアの対比が、本作の見どころのひとつとなっている。

『サブスタンス』©2024 SUBSTANCE FILM PRODUCTION
美への執着と成功への渇望がせめぎ合い、やがて狂気が侵食していく展開は、脳裏に焼きつくラストシーンへと観客を導く。制作陣は「<必ず>観たことのないものをお見せします」と自信を持って宣言しており、想像のはるか先で暴走する<狂気のエンタテインメント>として完成した本作は、一度見たら逃れられない強烈な体験だ。



作品情報

『サブスタンス』©2024 SUBSTANCE FILM PRODUCTION
<STORY>
50歳の誕生日を迎えた元人気女優のエリザベス(デミ・ムーア)は、容姿の衰えから仕事が減少し、ある再生医療”サブスタンス”に手を出す。だが<治療薬>を注射するやいなや、エリザベスの上位互換体スー(マーガレット・クアリー)が、エリザベスの中から現れる!若さと美貌に加え、エリザベスの経験を武器に、たちまちスターダムを駆け上がっていくスー。だが、一つの心をシェアするふたりには【一週間ごとに入れ替わらなければならない】という絶対的なルールがあった。しかし、スーが次第にルールを破りはじめてしまい―。
タイトル:『サブスタンス』
原題:The Substance
監督:コラリー・ファルジャ
脚本:コラリー・ファルジャ
出演:デミ・ムーア、マーガレット・クアリー、デニス・クエイド
日本公開:2025年5月16日(金)全国ロードショー
2024年|イギリス/フランス|英語|©2024 SUBSTANCE FILM PRODUCTION
