『ニセものバズがやって来た』とはどんな映画?あらすじ・キャスト・魅力まとめ

短編映画『ニセものバズがやって来た』(2011)を紹介&解説。


映画『ニセものバズがやって来た』概要

映画『ニセものバズがやって来た』は、ピクサーの人気シリーズ『トイ・ストーリー』から生まれた短編シリーズ「トイ・ストーリー トゥーン」の第2弾。ファーストフード店を舞台に、バズ・ライトイヤーがキッズセットのおまけの小さな“ニセものバズ”と入れ替わってしまう騒動を描くアニメーション短編である。監督・脚本はアンガス・マクレーン。声の出演にはトム・ハンクス、ティム・アレン、ジョーン・キューザック、ジョン・ラッツェンバーガー、ウォーレス・ショーン、ジェーン・リンチ、テディ・ニュートンらが名を連ねる。

作品情報

日本版タイトル:『ニセものバズがやって来た』
原題:Toy Story Toons: Small Fry
製作年:2011年
本国公開日:2011年11月23日
日本公開日:2012年7月21日
ジャンル:アニメーション/コメディ/ファミリー
製作国:アメリカ
原作:無
上映時間:7分

監督:アンガス・マクレーン
脚本:アンガス・マクレーン
ストーリー:アンガス・マクレーン/ジョン・ラセター
製作:キム・アダムス
製作総指揮:ジョン・ラセター/ケヴィン・レーア
美術:ボブ・ポーリー
編集:トービン・ザン・ブロック
作曲:ヘンリー・ジャックマン
声の出演:トム・ハンクス/ティム・アレン/ジョン・ラッツェンバーガー/ウォーレス・ショーン/ジョーン・キューザック/エステル・ハリス/ドン・リックルズ/ジェーン・リンチ/テディ・ニュートン
製作:ピクサー・アニメーション・スタジオ/ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ/ディズニー(日本)

あらすじ

ボニーとおもちゃたちは、ファーストフード店「ポルトリー・パレス」を訪れる。ところが、バズ・ライトイヤーはキッズセットのおまけとして作られた小さな“ニセものバズ”に狙われ、本物のバズと入れ替わる形で店に置き去りにされてしまう。ボニーの部屋では、ウッディたちがいつもと違う小さなバズに違和感を抱く一方、本物のバズは不要になったミールトイたちの支援グループに巻き込まれていく。

主な登場人物(キャスト)

バズ・ライトイヤー(ティム・アレン):ボニーの持ち物となったスペースレンジャーのおもちゃ。ファーストフード店でニセものバズと入れ替わり、店に置き去りにされてしまう。

ウッディ(トム・ハンクス):仲間思いのカウボーイ人形。ボニーの部屋に戻ってきた小さなバズに違和感を抱き、本物のバズの行方を探ろうとする。

ニセものバズ/ミニ・バズ(テディ・ニュートン):キッズセットのおまけとして作られた小さなバズ・ライトイヤー。誰かに遊んでもらうことを夢見て、本物のバズと入れ替わる。

ジェシー(ジョーン・キューザック):明るく行動的なカウガールの人形。ウッディたちとともに、突然現れたニセものバズの騒動に巻き込まれていく。

ハム(ジョン・ラッツェンバーガー):ブタの貯金箱のおもちゃ。仲間たちとともに、部屋に戻ってきた小さなバズの様子を見守る。

レックス(ウォーレス・ショーン):緑色の恐竜のおもちゃ。ボニーと一緒にファーストフード店を訪れ、バズが入れ替わる騒動の発端に居合わせる。

ネプチューナ(ジェーン・リンチ):不要になったミールトイたちの支援グループをまとめる人魚のおもちゃ。店に取り残された本物のバズを、グループの一員として受け入れようとする。

ボニー(エミリー・ハーン):ウッディやバズたちの持ち主。ファーストフード店で小さなバズを手にするが、それが本物のバズではないことには気づかない。

作品の魅力解説

本作の魅力は、わずか7分の短編でありながら、『トイ・ストーリー』らしい“おもちゃの視点”を別角度から広げている点にある。長編シリーズでは主役級のおもちゃたちを中心に描いてきたが、本作ではファーストフード店のキッズセットに付属する小さなおまけのおもちゃに光を当てている。

ニセものバズは、見た目こそバズ・ライトイヤーに似ているが、本物のバズとは異なる存在である。誰かに選ばれたい、遊ばれたいという願いが騒動を生み出し、コミカルな入れ替わり劇の中に、使い捨てにされがちなおもちゃたちの切なさもにじませている。

また、本物のバズが不要になったおもちゃたちの支援グループに迷い込む展開もユニークである。ヒーロー然としたバズが、戦いや冒険ではなく、気まずいセラピーの場から抜け出そうとする姿は、シリーズ本編とは違う種類の笑いを生んでいる。

『トイ・ストーリー3』以降のボニーの部屋を舞台にしながら、ウッディ、バズ、ジェシーたちおなじみのキャラクターの関係性も短い時間で楽しめる。ファン向けの番外編でありつつ、“選ばれるおもちゃ”と“忘れられるおもちゃ”の対比を通じて、シリーズの根底にあるテーマを軽やかに掘り下げた一作である。

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