リドリー・スコット監督最新作『ラスト・サバイバー』の新予告編と日本版ポスターが解禁された。
『ブレードランナー』『オデッセイ』『グラディエーター』などで映画史に大きな足跡を残してきたリドリー・スコット監督が、ピーター・ヘラーのベストセラー小説『ラスト・サバイバー』を映画化する。主演を務めるのは、『フランケンシュタイン』などで注目を集めるジェイコブ・エロルディ。謎のパンデミック後の終末世界を舞台に、わずかな希望を求めて空へ飛び立つ男のサバイバルが描かれる。
このたび解禁された新予告編では、荒廃した世界を静かに生き延びる主人公ヒッグの姿から一転、爆発、銃撃、襲撃者たちとの攻防、航空アクションへと展開。あわせて、銃を手にしたヒッグと愛犬ジャスパーが荒廃した都市を背景に佇む、日本オリジナルデザインのポスタービジュアルも公開された。
『ラスト・サバイバー』はどんな映画?
映画『ラスト・サバイバー』は、謎のパンデミックによって人口の大半が死滅した世界を舞台にしたディストピア・サバイバル。主人公は、パイロットのヒッグ。人間性を失った者たちが奪い合い、殺し合う荒廃の地で、彼は元軍人のバングリーと共同戦線を張りながら日々を生き延びている。
そんなヒッグの理性をつなぎとめているのは、愛犬ジャスパーの存在と、亡き妻の記憶だけ。ある日、小型機の無線に“謎の声”が届いたことで、彼は失われた日常と、まだどこかに残されているかもしれない希望を求め、未知の空へと飛び立つ。
終末世界を描く作品でありながら、本作の中心にあるのは、破壊そのものではなく、破壊の後に人が何を信じて生きるのかという問いだ。荒廃した世界で孤独に耐える男が、愛犬、記憶、そして無線越しの声に導かれながら、絶望で閉ざされた世界の外側へ向かおうとする。

『ラスト・サバイバー』© 2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
新予告編で描かれる「静寂」と「狂気」
今回の予告編は、銃を構えながら周囲を警戒するヒッグの姿から始まる。音を立てることすら危険に思えるような静けさの中、緊張感だけがじわじわと高まっていく。だが映像は、やがて大爆発の炎、襲撃者たちの大群、凶暴な動物たち、馬で包囲される絶体絶命の状況へと一気に加速する。
穏やかな芝生の上で愛犬ジャスパーと戯れるヒッグの姿と、廃墟の街や焼け野原を進むサバイバルの光景。その対比によって、本作が単なるアクション映画ではなく、失われた世界の記憶を抱えた人間ドラマでもあることが浮かび上がる。
予告編の中では、バングリーが「外は、殺すか殺されるかだ」と冷徹な現実を突きつける。さらに「何を期待している?」と問われたヒッグは、「ここよりマシな世界さ」と答える。終末世界においてなお、彼が求めているのは生存だけではない。よりましな世界がどこかにあると信じる意思こそが、本作の物語を前へ進めていく。
リドリー・スコットが描く、絶望で終わらない終末世界
監督を務めるのは、リドリー・スコット。『ブレードランナー』では退廃的な未来都市と哲学的なSFを、『オデッセイ』では火星でのサバイバルをポジティブな知性とスケールで描いた巨匠である。
本作にも、スコット監督が長年磨き上げてきた「世界の描き方」が刻まれている。荒廃した風景をただ見せるのではなく、そこに生きる人間の孤独、恐怖、執着、そして希望を重ねていく。静かな緊張感と、五感を刺激するアクション。その両方を行き来する構成は、スコット作品らしい重厚さを感じさせる。
終末ものの作品では、崩壊した世界の残酷さが前面に出ることも多い。しかし『ラスト・サバイバー』が見つめるのは、崩壊の後に残された人間の心だ。ヒッグが無線の声に導かれて飛び立つ姿には、世界が終わった後でも、人はまだ誰かとつながろうとするのかという切実な問いがある。
ジェイコブ・エロルディが極限のサバイバルに挑む
主人公ヒッグを演じるのは、ジェイコブ・エロルディ。近年、ハリウッドで存在感を高めている俳優であり、本作では過酷な終末世界を生きるパイロットを演じる。
ヒッグは、強さだけで生き延びている人物ではない。愛犬への思い、亡き妻の記憶、無線の声にすがるような希望。そうした脆さや人間味を抱えた人物として描かれるからこそ、サバイバルの緊張感にも感情の重みが加わる。
共演には、ジョシュ・ブローリン、マーガレット・クアリー、アリソン・ジャネイ、ガイ・ピアースらが名を連ねる。終末世界を舞台にした壮大なサバイバルでありながら、そこに集う俳優たちの存在感によって、人間同士の緊張や関係性のドラマにも期待が高まる。
映画『ラスト・サバイバー』は、2026年8月28日(金)より全国公開。
【動画】『ラスト・サバイバー』本予告
作品情報
タイトル:『ラスト・サバイバー』
原作:ピーター・ヘラー『ラスト・サバイバー』(堀川志野訳、ハヤカワ文庫)
監督:リドリー・スコット
出演:ジェイコブ・エロルディ、ジョシュ・ブローリン、マーガレット・クアリー、アリソン・ジャネイ、ガイ・ピアース
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公開日:2026年8月28日(金)全国劇場にて公開
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