『パディントン』第4弾、脚本に『Veep』のアーマンド・イアヌッチ-第3作『消えた黄金郷の秘密』監督も続投交渉中、新たな冒険へ

『パディントン 消えた黄金郷の秘密』 ©2024 STUDIOCANAL FILMS LTD. – KINOSHITA GROUP CO., LTD. All Rights Reserved. NEWS
『パディントン 消えた黄金郷の秘密』より ©2024 STUDIOCANAL FILMS LTD. – KINOSHITA GROUP CO., LTD. All Rights Reserved.

映画『Paddington 4』の脚本家と監督候補が明らかになった。


英国発の人気ファミリー映画パディントンシリーズ第4弾に、新たな動きがあった。米Varietyによると、スタジオカナルが進める『Paddington 4』の脚本を、政治風刺コメディで知られるアーマンド・イアヌッチが手がける見込みだ。共同脚本には、長年のコラボレーターであるサイモン・ブラックウェルも参加する。

政治風刺の名手がパディントンの新章へ

イアヌッチは、米HBOの「Veep/ヴィープ」や英BBCの「官僚天国 ! 今日もツジツマ合わせマス」などで知られる脚本家・クリエイター。鋭い会話劇と権力風刺を得意としてきた人物が、礼儀正しく、少し不器用なクマの冒険に加わることになる。

ブラックウェルもまた、イアヌッチとともに「Veep/ヴィープ」や「官僚天国! 今日もツジツマ合わせマス」に参加してきた脚本家であり、両者は映画『イン・ザ・ループ』でも共同で脚本を担当。同作は2010年の米アカデミー賞脚色賞にノミネートされた。イアヌッチは映画では『スターリンの葬送狂騒曲』を監督・脚本し、近年はチャールズ・ディケンズ原作の『どん底作家の人生に幸あれ!』も手がけている。

第3作監督の続投も交渉中

監督については、第3作『パディントン 消えた黄金郷の秘密』で長編映画監督デビューを飾ったドゥーガル・ウィルソンが続投に向けて交渉中だという。ウィルソンはCMやミュージックビデオで実績を重ねた後、同作でポール・キングからシリーズのバトンを受け取った。

『パディントン』シリーズは、2014年の第1作、2017年の『パディントン2』、2024年の『パディントン 消えた黄金郷の秘密』へと続いてきた。第1作と第2作はキングが監督を務め、第3作ではウィルソンが監督、マーク・バートン、ジョン・フォスター、ジェームズ・ラモントが脚本を担当した。シリーズ3作の世界興収は合計8億ドル(約1,270億円/5月27日時点)を超えている。

優しさと騒動のバランスが焦点に

今回の起用で注目されるのは、イアヌッチとブラックウェルが得意とする鋭い笑いが、パディントンの世界にどのように溶け込むかだ。シリーズの魅力は、マーマレード好きのクマが騒動を巻き起こしながらも、礼儀正しさと他者への思いやりを失わない点にある。とりわけ『パディントン2』は、そうした優しさとコメディのバランスが高く評価され、シリーズを現代ファミリー映画の代表格へ押し上げた。

第4弾の物語やキャスト、公開時期はまだ明らかになっていない。ただ、今年のCinemaConでスタジオカナルのアンナ・マーシュCEOが“世界的に知られるコメディ作家たち”の参加を示唆していたことを踏まえると、今回名前が浮上した2人は、その言葉にふさわしい布陣といえる。パディントンの礼儀正しいまなざしと、英国コメディの切れ味が交わる新作は、シリーズに新たな色をもたらす可能性がある。

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