映画『The Lord of the Rings: The Hunt for Gollum(原題)』のキャストが発表され、イアン・マッケランとイライジャ・ウッドの正式復帰に加え、ジェイミー・ドーナンの参加も明らかになった。
ワーナー・ブラザースがCinemaConで、新作映画『The Lord of the Rings: The Hunt for Gollum(原題)』(ロード・オブ・ザ・リング:ザ・ハント・フォー・ゴラム)の主要キャストを発表した。監督を務めるアンディ・サーキスは、ゴラム/スメアゴル役として出演することも正式に決定。さらに、旧三部作でおなじみのイアン・マッケランがガンダルフ役、イライジャ・ウッドがフロド・バギンズ役で復帰することが明らかになった。中つ国を舞台にした実写映画として新たな一歩を刻む本作は、2027年12月17日に米劇場公開予定である。
『The Lord of the Rings: The Hunt for Gollum(原題)』主要キャストが発表
今回の発表では、シリーズとのつながりを感じさせる再演組と、新たに中つ国へ加わる俳優陣の顔ぶれが明らかになった。アンディ・サーキスは監督と主演を兼ねる形でゴラム/スメアゴルを演じ、イアン・マッケランはガンダルフ役、イライジャ・ウッドはフロド・バギンズ役でそれぞれ復帰する。さらに、リー・ペイスもスランドゥイル役を再演する。
一方で、新たな参加キャストとしてケイト・ウィンスレットがマリゴル役、レオ・ウッドールがハルバード役を務めることも発表された。加えて、ジェイミー・ドーナンは、原作小説で後にアラゴルンと明かされるストライダー役で出演する。旧作を支えたキャラクターたちの再登場と、新キャストの合流によって、本作が過去作との連続性を持ちながら新たな物語を描く作品になることを印象づける発表となった。
物語は『旅の仲間』以前を描く―ゴラムをめぐる探索の物語に
『The Lord of the Rings: The Hunt for Gollum(原題)』は、『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』へとつながる以前の時期を舞台に、ゴラムをめぐる探索を描く作品となる。タイトルにもある通り、本作の中心に置かれるのは、かつてホビットだったゴラムの行方を追う物語であり、中つ国の歴史の空白を埋めるような位置づけの作品として注目される。
脚本には、オリジナル三部作でも執筆に参加したフラン・ウォルシュとフィリッパ・ボーエンズに加え、フィービー・ギッティンズ、アーティ・パパゲオルギウが参加する。ピーター・ジャクソン版『ロード・オブ・ザ・リング』を支えたクリエイティブ陣の系譜を受け継ぎながら、J・R・R・トールキンの原作世界をあらためて映像化する作品として、旧作との連続性を意識した体制が敷かれているようだ。
映画シリーズはなお広がり続ける―中つ国の新たな展開にも注目
J・R・R・トールキンによる『ロード・オブ・ザ・リング』は、1937年の『ホビット』に続く物語として1950年代に刊行され、その後、ピーター・ジャクソン監督によって2001年から2003年にかけて映画三部作として映像化された。さらに2012年から2014年には『ホビット』も三部作として映画化され、中つ国の世界は長年にわたり映像作品として展開されてきた。
とりわけオリジナルの『ロード・オブ・ザ・リング』三部作は、興行面でも映画史に残る成功を収め、アカデミー賞でも高い評価を得た。なかでも『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』は2004年のアカデミー賞で作品賞を含む計11部門を受賞し、シリーズの到達点として語られている。また、アンディ・サーキスが演じたゴラムは、モーション・キャプチャー表現の象徴的存在としても知られ、シリーズの技術的革新を印象づけた。
その後も中つ国の映像化は続いており、ニュー・ライン・シネマは2024年にアニメーション映画『ロード・オブ・ザ・リング/ローハンの戦い』を公開した。さらにアマゾン・MGMも『ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪』を展開しており、第3シーズンの制作も進められている。こうした流れのなかで発表された『The Lord of the Rings: The Hunt for Gollum(原題)』は、実写映画としてあらためて中つ国へ立ち返る新たな一作として注目を集めそうだ。
