スティーヴン・スピルバーグが『デューン』を”歴史上最高のSF”と絶賛、『WEAPONS』には「ホラーを作りたい欲求まで奪われた」

スティーヴン・スピルバーグが『デューン』を”歴史上最高のSF”と絶賛、『WEAPONS』には「ホラーを作りたい欲求まで奪われた」 NEWS
スティーヴン・スピルバーグ

スティーヴン・スピルバーグが『デューン 砂の惑星』と『WEAPONS/ウェポンズ』を称賛した。


大作SF映画の歴史を語るうえで欠かせない存在であるスティーヴン・スピルバーグが、Empireのインタビューで近年のジャンル映画への賛辞を語った。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督によるデューン 砂の惑星』シリーズを高く評価する一方で、ザック・クレッガー監督の『WEAPONS/ウェポンズ』には、創作者としての欲求まで揺さぶられたようである。

スピルバーグが『デューン』シリーズに魅了 第3作にも期待

スティーヴン・スピルバーグは、Empireの大型インタビューで『デューン 砂の惑星』シリーズについて「最近、『デューン 砂の惑星』シリーズにすっかり魅了されてね」と語り、強い関心を示した。さらに、同シリーズを「最近公開されたSF映画のなかでだけじゃなく、歴史上のSF映画全体を通しても、最高の作品のひとつだと思うよ」と評している。

とりわけ高く評価したのは第2作で、「特に第2作はね」「『PART2』は、ドゥニがこれまでに作った映画のなかで最高傑作だと思う」とコメント。あわせて、第3作についても「本当に楽しみでたまらないよ」と述べ、ヴィルヌーヴの次なる展開への期待をのぞかせた。

また、ヴィルヌーヴによるフランク・ハーバート原作の映像化については、原作への敬意という観点から言及。「原作の『デューン』小説も大好き」であると明かしたうえで、そのアプローチは、ギレルモ・デル・トロがメアリー・シェリーの『フランケンシュタイン』に向けた姿勢にも通じるとの見方を示した。

『WEAPONS/ウェポンズ』は“傑作ホラー” スピルバーグも圧倒

一方でスピルバーグは、SFだけでなくホラーにも強い関心を寄せていることを明かしている。「僕はまだホラー映画を監督したことがないんだけど、ずっとやってみたくてね。いつかやるかもしれない」と語りつつも、すでにその欲求を満たす作品が存在すると説明。その代表例として挙げたのが、『WEAPONS/ウェポンズ』である。

同作についてスピルバーグは、「『WEAPONS/ウェポンズ』みたいな傑作ホラーを観ると、かゆいところに手が届いたようなかんかくになるんだよ」とコメント。さらに、「あれを観たら、同じくらい怖い、あるいはもっと怖いホラーを作りたいとは思わなくなる」とまで語っており、その完成度に強く圧倒された様子がうかがえる。

そのうえで、「あれだけ完璧に満たされてしまうと、いつかものすごく怖い映画を作りたいという欲求すらも捕まえられてしまったような感覚になるんだ」とも述べた。ホラー映画を手がけたい思いを持ちながらも、その衝動を一度受け止めてしまうほど、『WEAPONS/ウェポンズ』がスピルバーグに強い印象を残したことが伝わる発言だ。

スティーヴン・スピルバーグ自身の新作『ディスクロージャー・デイ』は7月10日より日本公開予定であり、ジャンル映画の第一人者が同時代の作品にも熱い視線を注いでいることがあらためて浮かび上がった。

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