『ホーム スイート ホーム』(2026)解説|どんな映画?あらすじ・キャスト・魅力まとめ

映画『ホーム スイート ホーム』(2026)を紹介&解説。


映画『ホーム スイート ホーム』概要

映画『ホーム スイート ホーム』は、吉川鮎太監督(『SOUND of LOVE』『プロジェクト・カグヤ』)が、金沢知樹による舞台『HOME SWEET HOME』を映画化したタイムスリップ・ホームコメディ。祖父の代から続く煎餅屋を営む青年・植木一郎のもとへ、未来から息子と孫が突然現れたことをきっかけに、植木家4世代を巻き込んだ時空を超える家族騒動が始まる。主演は八村倫太郎、共演に増子敦貴、駒木根葵汰、前田公輝、大原優乃ら。

作品情報

日本版タイトル 『ホーム スイート ホーム』
製作年 2026年
日本公開日 2026年9月4日
ジャンル コメディ
製作国 日本
原作 金沢知樹 舞台『HOME SWEET HOME』
上映時間 110分
監督 吉川鮎太
脚本 萩森淳
出演 八村倫太郎/増子敦貴/駒木根葵汰/前田公輝/大原優乃/山谷花純/樫尾篤紀/藤田ハル/ドロンズ石本
製作 映画『ホーム スイート ホーム』製作委員会(製作幹事:ホリプロ/エイベックス・ピクチャーズ)
配給 NAKACHIKA(日本)

あらすじ

2026年の冬。祖父の代から続く煎餅屋を継いだ植木一郎は、日々をどこか無気力に過ごしていた。そんなある日、自宅の押入れから28年後の未来から来た息子・英郎と、56年後から来た孫・史郎が突然現れる。

ところが、ちょっとした出来事によって未来が変化し、英郎と史郎が生まれない歴史になってしまう。未来を元に戻そうと時空を行き来する3人は、やがて1999年の夏へ。そこで一郎は、自分が知っている父とはまるで違う27歳の若き日の耕太郎と出会う。さらに植木家と煎餅屋の存続にも危機が迫り、4世代の男たちは時代を越えた“家族会議”に向き合うことになる。

主な登場人物(キャスト)

植木一郎(八村倫太郎):祖父の代から続く煎餅屋を営む27歳の青年。未来から突然現れた自分の息子と孫に翻弄されながら、植木家の歴史や家族との関係に向き合っていく。

植木英郎(増子敦貴):28年後の未来からやって来た一郎の息子。父と同じ27歳の姿で現在に現れ、変わってしまった未来を修正するため時空を駆け回る。

植木史郎(駒木根葵汰):56年後の未来からやって来た一郎の孫であり、英郎の息子。祖父、父、曾祖父という異なる世代の家族と同じ年齢の姿で顔を合わせることになる。

植木耕太郎(前田公輝):一郎の父。1999年の夏、一郎たちはまだ27歳だった若き日の耕太郎と出会う。現在の一郎が知る父親とは異なる一面を持っている。

作品の魅力解説

押入れから始まる、家族限定のタイムスリップ

本作の大きな特徴は、タイムスリップというSF的な仕掛けを壮大な歴史改変ではなく、一軒の家と家族の問題へ落とし込んでいること。タイムマシンの入口となるのも、どこか懐かしい日本家屋の「押入れ」だ。

未来から息子と孫が訪れ、さらに自分たちが過去へ移動することで、普段なら決して出会うことのできない世代の家族が顔を合わせる。時間旅行そのものよりも、「家族について知らなかったことを知る」ための装置としてタイムスリップが使われている。

4世代が全員27歳というユニークな家族会議

一郎、その息子・英郎、孫・史郎、そして若き日の父・耕太郎。異なる時代を生きる植木家4世代の男たちが、全員27歳という同じ姿で集まる設定も本作ならでは。

本来なら親と子、祖父と孫という上下関係にある人物たちが、見た目も年齢も同じ青年として向き合うことで、「父親になる前の父」「子どもだった頃を知らない息子」といった家族の別の顔が浮かび上がっていく。

舞台劇を原点にした、笑いと家族愛のホームコメディ

原点となったのは、金沢知樹が2006年に発表した舞台『HOME SWEET HOME』。煎餅屋を中心とする限られた空間に、異なる時代の家族が次々と集結するという舞台劇ならではのシチュエーションを映画へ発展させている。

ドタバタした時間旅行の面白さを入口としながら、物語の中心にあるのは親子の関係や家業、受け継がれていく家族の時間。過去や未来の家族に直接会うというフィクションだからこそ描ける、「自分が今ここにいるまでに続いてきた家族」というテーマを持つ作品になっている。

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