『WEAPONS/ウェポンズ』のエイミー・マディガンが助演女優賞を受賞、歓喜の“ウェポンズ走り”を見せた。
エイミー・マディガンが、アクター賞(旧SAG賞)の助演女優賞を受賞した。3月1日、ロサンゼルスのシュライン・オーディトリアム&エキスポ・ホールでトロフィーを受け取るため舞台へと駆け上がったその姿は、『WEAPONS/ウェポンズ』で話題となった印象的な“ウェポンズ走り”を思わせるものだった。75歳にして初のギルドノミネートでの受賞という節目の瞬間に、会場は温かな拍手に包まれた。
ウェポンズ走りで駆け上がった初ノミネート&初受賞
「ここに来られて本当に光栄だよ」とマイクに駆け寄ったマディガンは語った。「もうずいぶん長いことこの仕事をやってきた。でも、SAG(米映画俳優組合)の委員会やギルドからノミネートされたのは初めて」と明かし、自身が誇りを持つ組合から認められたことへの喜びを率直に表現した。
さらに「今夜の特別な気持ちは? と聞かれるけど」と切り出し、「俳優は俳優を愛してるから、ただ一緒にいることが好きなんだよ」と続けた。その言葉は、受賞の喜び以上に、同業者同士の連帯や敬意への思いをにじませるものだった。
“まさかみんなが彼女と一緒にいたがるとは”-キャラクターへの反響
スピーチでは、家族の労働組合にまつわるルーツにも触れ、自身が長年所属してきた組合への誇りをあらためて語った。その上で、マディガンは『WEAPONS/ウェポンズ』で演じたキャラクター“グラディスおばさん”について言及し、2025年8月の公開以来「たくさんの愛をもらっている」と明かした。
「まさかみんなが彼女と一緒にいたがるとは思わなかったよ」と笑いを交えて語り、観客の反応が自身の予想を超えるものであったことを率直に打ち明けた。同作で彼女が体現したグロテスクな“グラディスおばさん”は、強烈な存在感とともに議論を呼ぶキャラクターでもあったが、その反響はマディガンにとって“嬉しいサプライズ”だったという。
さらに「とにかく、今夜はすべての俳優たちのためにある夜だし、アンサンブルのみんなにも一言言わせて」と述べ、共演者への敬意を示した。作品単体の評価にとどまらず、アンサンブルとしての達成を強調する姿勢も印象的であった。
仲間からの承認とオスカー候補という現在地
マディガンは壇上で、ジュリア・ガーナーやジョシュ・ブローリンら共演者の名を挙げ、映画監督のザック・クレッガーにも謝意を示した。「まったく予想していなかったけど、仲間たちから認めてもらえたことが本当に嬉しいよ」と語り、同業者からの評価が何よりの喜びであることを強調した。
今回の部門には、オデッサ・アザイオン(『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』)、アリアナ・グランデ(『ウィキッド 永遠の約束』)、ウンミ・モサク(『罪人たち』)、テヤナ・テイラー(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)らが名を連ねていた。
今月初め、マディガンは『PEOPLE』誌の取材で、グロテスクなグラディスおばさんを演じることについて語り、その反響は「予想外」で「嬉しいサプライズだった」と振り返っている。「よく聞かれるの。『メールボックスが台本で溢れてるんじゃない?』って。いや、そんなことはないよ」としつつも、「こうして注目してもらえることで本当に良かったなと思うのは、私がずっと以前よりもみんなの話題に上るようになったってことだよ」と語った。
長いキャリアを経て迎えた今回の受賞は、単なる栄誉にとどまらず、俳優同士の連帯と再評価の現在地を示す瞬間でもあった。
