ジェイソン・ステイサム、ジェイソン・ステイサム役に決定 『Jason Statham Stole My Bike』(ジェイソン・ステイサムが俺のバイクを盗んだ)とは

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ジェイソン・ステイサム役のジェイソン・ステイサム

ジェイソン・ステイサムがジェイソン・ステイサムを演じる映画『Jason Statham Stole My Bike(原題)』に注目。


大型アクションコメディ『Jason Statham Stole My Bike(原題)』(ジェイソン・ステイサム・ストール・マイ・バイク|意訳:ジェイソン・ステイサムが俺のバイクを盗んだ)がベルリンのヨーロピアン・フィルム・マーケット(EFM)に投入され、商業志向のバイヤーにとって最大級の新規プロジェクトとして浮上している。主演はジェイソン・ステイサム、監督は『デッドプール2』『ブレット・トレイン』のデヴィッド・リーチ。両者にとっては、ユニバーサルの興行ヒット作『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』以来の再タッグとなる。

ステイサムが“ジェイソン・ステイサム”を演じるメタ設定

プロットの詳細は伏せられているが、ステイサムは「一世一代の役柄で、世界的アクションスター、ジェイソン・ステイサムを演じる」と、本人役を演じることが説明されている。タイトルが示唆する通り、本作はメタ的な設定を軸にしたPG-13作品として構想されており、大規模なアクションセットピースが複数盛り込まれる予定である。

製作費は8,000万ドル超に設定される見込みで、インディペンデント市場においては近年まれな規模となる。遊び心を帯びたコンセプトでありながら、商業スケールとしてはスタジオ級の体制が整えられている点も、今回のマーケットで強い関心を集める要因となっている。

ブラック・ベアが全世界セールスを担当-Amazonも権利取得に関心

本作はブラック・ベアが米国内での広域公開を確約し、海外セールスも担当する。資金調達はCAAメディア・ファイナンスが映画製作者側に代わって取りまとめ、米国内の権利を代理した。すでに本プロジェクトへの関心は高く、Amazonが複数のテリトリーの権利獲得に動いているとされる。

プロデュースは、リーチとケリー・マコーミックが87ノース名義で手がけ、ステイサムもパンチ・パレス・プロダクションズ名義で名を連ねる。さらにジョン・フリードバーグがブラック・ベア名義で、メレディス・バーグとイーサン・アーウィンがベリリウム・エンターテインメント名義で参加する体制となっている。

撮影は2026年5月開始予定。インディペンデント市場では異例の8,000万ドル超規模のプロジェクトとして、ベルリン・マーケットにおける最大級の商業案件のひとつと位置づけられている。

ステイサムの集客力とリーチのアクション設計への信頼

ステイサムは『MEG ザ・モンスター』や『ワイルド・スピード』シリーズ、『ビーキーパー』といったアクションフランチャイズを通じて、依然としてマーケットにおける最大級の集客力を持つスターのひとりである。一方で『SPY/スパイ』『スナッチ』『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』『オペレーション・フォーチュン』ではコメディの才能も発揮してきた。本作は、その両面を前面に打ち出す企画といえる。

監督のリーチは『デッドプール2』『ブレット・トレイン』『フォールガイ』など大型作品を手がけてきた。『フォールガイ』は自身の出発点であるスタントコミュニティへのラブレターとも位置づけられた作品であり、アクション設計に対する信頼は厚い。さらにリーチは、アカデミー賞にスタントデザイン部門を新設するためのロビー活動でも重要な役割を果たしており、同部門は2028年に導入予定とされている。

脚本は、『ボージャック・ホースマン』や『スクール・オブ・ロック』シリーズなどで知られるアリソン・フリールが手がける。風刺やメタ構造を取り入れた語り口に定評のある書き手であり、本作のタイトルが示す遊び心あるコンセプトとも親和性が高い。

メタ的な遊び心を持つ企画でありながら、実績あるスターとアクション演出家が組む本作は、ベルリン・マーケットにおいても商業的期待値の高い案件として位置づけられている。

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