『ドーソンズ・クリーク』主演俳優が48歳で死去。
『ドーソンズ・クリーク』でドーソン・リアリーを演じた俳優、ジェームズ・ヴァン・ダー・ビークが死去した。48歳だった。
ヴァン・ダー・ビークは2023年に大腸がんと診断され、2024年にその事実を公表していた。訃報は家族によってInstagramで発表された。
家族は声明で「愛するジェームズ・デイヴィッド・ヴァン・ダー・ビークが今朝、穏やかに旅立ちました」と報告。「彼は最期の日々を勇気と信念、そして品位をもって迎えました」とその姿を伝えたうえで、「今はただ、愛する夫、父、息子、兄弟、そして友人を悼む私たちのために、静かなプライバシーをお願いいたします」と呼びかけている。
『ドーソンズ・クリーク』でのブレイクと文化的影響
1997年に放送開始した『ドーソンズ・クリーク』で主演に抜擢されたヴァン・ダー・ビークは、一躍若者世代の象徴的存在となった。番組は映画製作者を志す青年ドーソンの成長を描き、製作者ケヴィン・ウィリアムソンが自身の思春期の体験をもとに創作したキャラクターとして知られる。
シリーズは6シーズンにわたり放送され、ケイティ・ホームズ、ジョシュア・ジャクソン、ミシェル・ウィリアムズらが共演。ケイティ・ホームズ演じるジョーイに振られ涙を流すシーンは、番組終了後もインターネット上で長く共有され、ミームとして語り継がれてきた。
闘病と再集結、晩年まで続いた俳優活動
『ドーソンズ・クリーク』のキャストは9月、ヴァン・ダー・ビークのための資金調達を目的としたチャリティイベントでニューヨークに再集結した。ミシェル・ウィリアムズの発案による脚本朗読会が行われたが、彼は体調不良のため参加できず、観客に向けてビデオメッセージを送った。
番組出演中から映画にも活躍の場を広げ、アメフトドラマ『バーシティ・ブルース』で主演を務め、MTVムービー・アワードを受賞。ケヴィン・スミス監督の『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』や『ルールズ・オブ・アトラクション』などにも出演した。
シリーズ終了後は舞台『Rain Dance(原題)』で舞台に復帰し、『クリミナル・マインド FBI vs. 異常犯罪』『ママと恋に落ちるまで』にゲスト出演。『One Tree Hill/ワン・トゥリー・ヒル』では映画製作者役でレギュラー出演し、その後も『マーシー・ホスピタル』『23号室の小悪魔』『Friends With Better Lives(原題)』などに出演した。
近年は『CSI:サイバー』『POSE/ポーズ』でレギュラーを務め、アニメ『バンピリーナとバンパイアかぞく』では69話にわたり声優を担当。さらに『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』シーズン28や、2025年の『ザ・マスクド・シンガー』にも出場するなど、テレビを中心に活動を続けていた。最後のゲスト出演は『オーバーコンペンセイト ~イケメン男子の自分探し~』の2エピソードだった。
遺族として、妻キンバリー・ブルックと6人の子どもたちが遺される。
彼が体現した青春像は、放送終了後も長く視聴者の記憶に刻まれている。
