マイケル・ベイ製作の新作ホラー『Shredded(原題)』始動-有害なジム文化と自己愛の闇を描く“地獄のワークアウト”

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現代のジム文化と自己愛の闇を描くホラー『Shredded(原題)』がEFMでローンチされた。


現代社会に浸透するジム文化と自己愛の歪みを、ホラーとして描き出す長編映画『Shredded(原題)』が、ヨーロピアン・フィルム・マーケット(EFM)で企画始動した。本作は、マイケル・ベイ率いるプラチナ・デューンズが製作を手がけ、俳優としても知られるジョシュ・ローソンが脚本・監督を務める。フィットネス文化の裏側に潜む強迫観念や支配欲を、極限状況のスリラーとして描く意欲作だ。

マイケル・ベイ製作、ジョシュ・ローソンが描く“有害なジム文化”

『Shredded(原題)』は、「現代のフィットネス文化と自己愛の暗い側面を容赦なく描く」ホラー作品として企画された。物語の中心にあるのは、理想の肉体や自己改善を追い求める欲望が、いかにして暴力性や支配へと転化していくかというテーマである。

製作を担うのは、『クワイエット・プレイス』や『パージ』シリーズで知られるプラチナ・デューンズ。監督・脚本を務めるジョシュ・ローソンは、『モータルコンバット』(2021)への出演でも知られ、実写短編『11時の予約』でアカデミー賞にノミネートされた経歴を持つ。本作では、日常に密着した空間であるジムを舞台に、観客の生活感覚と直結する恐怖を描き出す。

カリスマ的コーチが支配する、地獄のワークアウト

物語は、失恋から立ち直ろうとする女性アイリーンが、あるジムのクラスに入会するところから始まる。そのジムを運営するのは、カリスマ性を備えながらも狂気を内に秘めたコーチだった。彼の指導は次第に常軌を逸していき、プログラムを辞めようとしたアイリーンは、突如として彼に誘拐されてしまう

連れて行かれた先は、外界から隔絶されたサディスティックなトレーニング施設。そこには彼女と同じように囚われた人々が存在し、彼らは過酷で、時には命の危険すら伴うワークアウトを強制されていた。肉体的な限界が追い込まれていくなかで、アイリーンは生き延びるため、コーチの支配構造そのものに立ち向かうことを余儀なくされる。

完璧主義と自己愛に取り憑かれたコーチの思考を逆手に取り、彼の残虐なプログラムを出し抜くことはできるのか。物語は、自己改善という名のもとに暴走する支配欲を、極限状態のサバイバルとして描いていく。

制作陣が語る、日常と直結するホラー体験

本作についてプラチナ・デューンズは、ジョシュ・ローソンの脚本と演出を高く評価している。制作側は、彼について「ジョシュは観客の生活に直接ホラーをもたらす、深く個人的な物語を作り上げた」と述べ、「明確な視点を持ち、ひねりの効いた観客を楽しませる作品を届ける鋭い本能を備えている」と語った。

さらに本作がもたらす観客体験についても言及し、「『Shredded(原題)』を観た後、観客はジムの器具や――あの壁一面の鏡を――これまでと同じようには見られなくなるだろう」とコメント。日常的な空間が恐怖の舞台へと反転する点が、本作の大きな特徴であることを強調している。

国際セールスを担当するプロタゴニスト・ピクチャーズのCEO、デイブ・ビショップも、本作を「地獄の究極のワークアウトと同じくらい残酷で容赦なく激しいハイコンセプト・ホラー」と位置づけ、「支配、自己愛、自己改善をめぐる現代の不安に直接切り込む」作品であると説明した。フィットネスや自己啓発が身近なものとなった現代において、『Shredded(原題)』は観客の心理に鋭く切り込むホラーとして提示されている。

EFMで始動する国際展開と製作体制

『Shredded(原題)』の国際セールスはプロタゴニスト・ピクチャーズが担当し、新たに発表されたロジカル・ピクチャーズ・インターナショナルが共同で権利を代表する。米国での権利はUTAインディペンデント・フィルム・グループが扱い、ロジカルは本作への全額出資も行っている。

製作陣には、プラチナ・デューンズからマイケル・ベイ、ブラッド・フラーアレックス・ギノがプロデューサーとして名を連ね、ストランド・エンターテインメントからはジェフ・ゴレンバーグが参加。さらに、ロジカル・ピクチャーズ・グループおよびプロタゴニスト・ピクチャーズの幹部陣がエグゼクティブ・プロデューサーとして関わっており、国際市場を見据えた体制が整えられている。


フィットネスや自己改善といった身近な価値観を題材に、自己愛と支配の暴走をホラーとして描く『Shredded(原題)』は、現代的な不安を正面から扱う意欲作としてEFMで始動した。日常の延長線上にあるジムという空間を恐怖の舞台へと変換する本作は、プラチナ・デューンズの製作ノウハウとジョシュ・ローソンの視点が交差することで、国際市場においても強い存在感を放つ作品となりそうだ。

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