音を聞いた瞬間、恐怖が始まる-A24最新ホラー『undertone(原題)』予告編が示す聴覚の恐怖

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A24配給の聴覚ホラー『undertone(原題)』第2弾予告編が公開され、音に取り憑かれる恐怖の様子が明らかになった。


ポッドキャストホストが、正体不明の音声録音に次第に支配されていく――。
A24最新作となるホラー映画『undertone(原題)』(アンダートーン)の第2弾予告編が公開された。本作は“これまでに観た中で最も恐ろしい音の映画”と銘打たれ、視覚だけでなく聴覚を通じて観る者の想像力を刺激する作品として注目を集めている。米劇場公開は3月13日を予定している。

不可解な音声が日常を侵食していく物語

主人公は、超常現象を扱うポッドキャストを配信するイヴィー。末期の母親の介護のため実家へ戻った彼女のもとに、若い妊婦カップルが体験した“説明のつかない音”を記録した音声が届けられる。その内容に耳を傾けるうち、イヴィーは語られる出来事が自らの境遇と奇妙に重なっていることに気づいていく。新たな録音を聴くたびに彼女の精神は蝕まれ、逃れられない運命へと引きずり込まれていく。

【動画】『undertone(原題)』第2弾予告編

音に焦点を当てたホラー表現と監督の狙い

本作で脚本・監督を務めたのは、これが長編デビュー作となるイアン・チュアソン。撮影は、彼が幼少期を過ごしたトロントの自宅で行われており、私的な空間に潜む不穏さが作品のトーンにも反映されている。

『undertone(原題)』は、目に見える怪異だけでなく、音声や録音といった要素を通して観る者の想像力を刺激する点が特徴だ。不可解な音を「聞く」体験そのものが恐怖へと変化していく構成は、従来のホラーとは異なるアプローチとして位置づけられている。

『undertone(原題)』より ©A24

『undertone(原題)』より ©A24

キャスト陣と映画祭での評価

主人公イヴィーを演じるのは、『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』で知られるニーナ・キリ。共演には、『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』のアダム・ディマルコをはじめ、ミシェル・デュケットキアナ・リン・バスティダスジェフ・ヤンアリ・ミレンらが名を連ねている。

『undertone(原題)』より ©A24

『undertone(原題)』より ©A24

本作は昨年のファンタジア映画祭でプレミア上映され、7桁規模の配給権争奪戦に発展。さらに先月にはサンダンス映画祭で全米デビューを果たした。批評家からの評価も高く、レビュアーのジョー・リプセットは5点満点中4.5点を付け、作品がもたらす恐怖体験を高く評価している。日本での公開にも期待したい。

『undertone(原題)』 ©A24

『undertone(原題)』 ©A24

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