ビバリーヒルズで開催されたWIEガラで、グウィネス・パルトロウの受賞を前にロバート・ダウニー・Jr.がユーモアと敬意あふれるスピーチを披露した。
米『ザ・ハリウッド・リポーター』誌主催の2025年Women in Entertainmentブレックファスト・ガラが水曜日、ビバリーヒルズで開催された。第20回シェリー・ランシング・リーダーシップ賞を受賞したグウィネス・パルトロウを称えるべく、かつてマーベル作品で相棒役を務めたロバート・ダウニー・Jr.がステージに登壇。愛情を込めたユーモアとともに、共演者としての長年の絆を示した。
パルトロウの受賞を祝うために登壇したダウニー・Jr.
パルトロウは『アイアンマン』シリーズをはじめとしたマーベル・シネマティック・ユニバースで、ダウニー・Jr.演じるトニー・スタークの相手役ペッパー・ポッツを務め、複数作品で共演してきた。そんな旧友の受賞を祝い、ステージに登場したダウニー・Jr.は、愛あるいじりを交えながら彼女を讃えた。
ダウニー・Jr.は、「信じられないほど聡明でありながら、マーベル・シネマティック・ユニバースとその住人たちの基本的な設定については永遠によくわかっていない」と、パルトロウの“MCU天然エピソード”を笑いに変え、会場を和ませた。
MCUネタで笑いを誘う愛のある“いじり”
パルトロウは、自身の出演作品を忘れてしまうことでたびたび話題になってきた。ダウニー・Jr.はその点を軽妙に突きながら、会場の笑いをさらった。
彼はパルトロウがある時、共演者について「あれ誰?」と尋ねた出来事を紹介し、「『あれはスパイダーマンだよ。彼は自分の名前がピーターだって言っただろう。キャラクター名がピーターだ。彼はトム・ホランドだよ。君、彼と4本も映画やってるはずだよ』ってね」と、当時の会話を再現した。
こうした“愛のムチ”の奥には、長年共に作品を支えてきたバディとしての親しみがにじむ。ダウニー・Jr.のユーモアを交えたエールに、観客からは温かな笑いが広がった。
女優・実業家としての歩みと功績を称える
スピーチの中でダウニー・Jr.は、パルトロウの輝かしいキャリアにも触れた。彼女は1998年に『恋におちたシェイクスピア』でアカデミー賞を受賞して以降、数十本の作品に出演し、近日公開予定のティモシー・シャラメ主演作『マーティ・シュプリーム』にも参加している。
さらに彼は、映画界を支えながらウェルネス&ライフスタイルブランド「Goop」(グープ)を立ち上げた行動力を称賛。育児と両立しつつ、新しいビジネスの形を示してきた彼女の姿勢に強い敬意を示した。
また、元夫クリス・マーティンとの別れについても触れ、「『アイアンマン』の撮影の合間にGoopを立ち上げ」、そして「世界に“コンシャス・アンカップリング(意識的カップル解消)”という可能性を示したんだよね——覚えてる?——ハリウッドはそれを真似するのが下手だったけど」と、温かいユーモアを交えながら言葉を贈った。
「議論を呼ぶ」イメージへの擁護と評価
パルトロウは成功の一方で、公的イメージが賛否を呼ぶ存在としても知られている。ダウニー・Jr.はその評価に対し独自の見解を示し、彼女を力強く支持した。
彼は、「『議論を呼ぶ』って表現は、何十年にもわたる誰もが認める存在感と自己変革を示すパワフルな女性を、間抜けが誤って表現するときに使う言葉だ」と語り、会場からは拍手が起こった。
さらに、スキーリゾートで起きた負傷疑惑をめぐる裁判で示した姿勢を称賛し、彼女が道徳的な強さと不屈の精神を持つ人物であると強調。法廷で見せた洗練されたファッションに触れるなど、ユーモアを織り交ぜながら高く評価した。
熱狂の称賛と豪華ゲストが彩った授賞式
ダウニー・Jr.はスピーチの締めくくりとして、パルトロウを大歓声の中ステージへと送り出した。「称えるべき時が来たんだ……グウィネス・ファッ〇ン・パルトロウをね!」という熱い叫びとともに、長年の共演者への敬意を力強く示した。
当日のブレックファストでは、司会をレイチェル・セノットが務め、ダコタ・ジョンソン、レジーナ・ホール、チェイス・インフィニティ、サラ・ポールソン、ゴールディ・ホーン、ジミー・キンメル、モリー・マクニアニーらがスピーカーとして登壇した。また、ジェニファー・ロペスがEquity in Entertainment賞を受賞し、ケリー・ワシントンがプレゼンターとして紹介した。
華やかな祝福の場で交わされた心のこもったスピーチは、ハリウッドを代表する二人の絆の深さと、パルトロウが歩み続けてきたキャリアの確かな価値を印象づけるものとなった。
