サブリナ・カーペンターが新たな『不思議の国のアリス』映画で主演兼プロデューサーに! 監督は『ハスラーズ』のローリーン・スカファリア

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サブリナ・カーペンター

歌手で俳優のサブリナ・カーペンターが、ユニバーサル・ピクチャーズによる新たな『不思議の国のアリス』映画で主演とプロデューサーを務めることが報じられた。

人気ポップスターが挑む“現代版アリス”-情熱から生まれた企画

本作はルイス・キャロルの児童文学『不思議の国のアリス』を原作とした新たなミュージカル映画で、主演を務めるカーペンター自身が企画段階から深く関わっている。

複数の海外メディアによると、彼女は約1年前、具体的な構想とルックブックを携えてユニバーサルに提案を行い、スタジオがその情熱と独自のビジョンに惹かれて企画が始動したという。

その後、製作陣や監督が徐々に加わり、プロジェクトは正式に動き出した。カーペンターにとって本作は、音楽活動の延長線にある“ライフワーク的プロジェクト”とも言える位置づけとなっている。

監督は『ハスラーズ』のローリーン・スカファリア-『ウィキッド』のマーク・プラットが製作

監督と脚本を務めるのは、ジェニファー・ロペス主演の犯罪映画『ハスラーズ』で知られるローリーン・スカファリア。繊細な人間描写と軽快なリズム感を持つ演出で高い評価を受けた彼女が、アリスの世界をどのように再構築するのか注目が集まる。

製作を手がけるのは、ブロードウェイと映画の両方で『ウィキッド』を成功に導いたマーク・プラット。彼のもとで、テレビシリーズ『ゴシップガール』や『プリティ・リトル・ライアーズ』を手がけたアロイ・エンターテインメントのレスリー・モーゲンスタインエリサ・コプロヴィッツ・ダットンもプロデューサーとして名を連ねる。

スタジオ側では、製作開発担当シニアVPのライアン・ジョーンズとディレクターのジャクリーン・ガレルがプロジェクトを監督し、マーク・プラット・プロダクションズではケイティ・マクニコルが統括を担当する。ミュージカル映画の制作経験が豊富な布陣が揃い、音楽・演出・世界観の三要素がどのように融合するかに期待が高まる。

長年愛される“アリス”の物語-ディズニーからティム・バートン版まで

ルイス・キャロルによる原作『不思議の国のアリス』は、ヴィクトリア朝時代に生まれた児童文学の古典である。物語は、アリスという名の少女がウサギを追って穴に落ち、奇妙で不条理な世界を冒険するというもの。続編『鏡の国のアリス』では、鏡を通じて異世界に入り込む構成が描かれた。

この幻想的な世界観はこれまで幾度も映像化されてきた。1951年にはウォルト・ディズニーがアニメーション映画として公開し、その独特な色彩と音楽で世代を超えて愛され続けている。さらに2010年にはティム・バートン監督が実写映画版を発表し、マッドハッター役を演じたジョニー・デップの存在感と、ダークで幻想的な美術世界が話題を呼んだ。同作は全世界で10億ドルを超える興行収入を記録し、古典の現代的再解釈として大きな成功を収めた。

今回の新作は、そうした長い歴史の上に生まれる“次なるアリス像”であり、ミュージカルという形式を通じて、再び観客を未知の世界へと導くことになりそうだ。

グラミー6部門ノミネートの快進撃-アーティストとしての経験を映画へ

本作の主演兼プロデューサーを務めるサブリナ・カーペンターは、世界的なポップスターとして音楽シーンで躍進を続けている。

最新アルバム『Man’s Best Friend』では、第68回グラミー賞で6部門にノミネート。アルバム・オブ・ザ・イヤーや最優秀ポップ・ボーカル・アルバムをはじめ、「Manchild」でソング・オブ・ザ・イヤー、レコード・オブ・ザ・イヤー、最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス、最優秀ミュージックビデオにも名を連ねた。

俳優としても『ヘイト・ユー・ギヴ』『友情にSOS』、さらに人気シリーズ『ガール・ミーツ・ワールド』などに出演し、若手世代を代表するマルチな才能として知られている。

音楽と演技の両分野で経験を積んできたカーペンターが、象徴的な物語『不思議の国のアリス』をどのように自らの表現へ昇華させるのか。ポップカルチャーの感性とミュージカルの伝統が交わる“新しいアリス像”の誕生に期待が高まっている。

『ハスラーズ』の成功からHBOドラマへ-ローリーン・スカファリアの歩み

本作の監督と脚本を担うローリーン・スカファリアは、映画『ハスラーズ』でジェニファー・ロペスを主演に迎え、女性の連帯と欲望を描いたことで高い評価を受けた。同作は批評家からの称賛を集め、スカファリアはインディペンデント・スピリット賞の最優秀監督賞にノミネートされている。

その後も彼女は精力的に活動を続け、2024年にはレイチェル・セノットがプロデュースしたHBOのコメディシリーズ『I Love LA(原題)』でパイロット版と複数エピソードを監督。さらに同局のドラマ『メディア王』でもエピソード監督を務めた。脚本家としては『キミに逢えたら!』などを手がけ、キャリア初期から人間関係の機微を描く手腕に定評がある。

スカファリアは社会的テーマを軽やかに描き出すバランス感覚に優れた監督であり、その作風は本作『不思議の国のアリス』にも新たな解釈をもたらすとみられる。幻想と現実、ユーモアと痛みが共存する彼女の演出が、物語をどのように再構築するのか注目される。

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