ドウェイン・ジョンソンが“チキン・マン”に-ベニー・サフディ監督『Lizard Music』で再びタッグ

ドウェイン・ジョンソン(Photo Credit: Zuffa, LLC) NEWS
ドウェイン・ジョンソン(Photo Credit: Zuffa, LLC)

ドウェイン・ジョンソンとベニー・サフディが新作『Lizard Music(原題)』で再びタッグを組むことが決定した。


Amazon MGMスタジオが、ドウェイン・ジョンソンベニー・サフディの新作『Lizard Music(原題)』(リザード・ミュージック)の製作権を正式に獲得した。両者はA24映画『The Smashing Machine(原題)』での共演に続き、再び長編映画でのコラボレーションを実現させる。ジョンソンが主演を務め、サフディが監督および脚本を担当する本作は、奇想天外な物語と温かみのある人間ドラマを融合させた冒険譚になると報じられている。

Amazon MGMが権利を獲得-ジョンソンが主演、サフディが脚本・監督

競合の中で、Amazon MGMスタジオのユナイテッド・アーティスツとスコット・スタバーが『Lizard Music(原題)』を獲得した。主演はドウェイン・ジョンソン、監督・脚本はベニー・サフディが務める。サフディは作家ダニエル・ピンクウォーターによる同名小説を原作に脚本を執筆する予定だ。

プロデューサーには、UAからスタバーとニック・ネスビット、アウト・フォー・ザ・カウント・プロダクションズからサフディ、セブン・バックス・プロダクションズからジョンソン、そしてマグネティック・フィールズ・エンターテインメントのデヴィッド・コプランが名を連ねる。Amazon MGMとUAがタッグを組む本作は、スタジオの戦略的ラインアップの中でも特に注目度の高い作品となりそうだ。

音楽トカゲの秘密放送をめぐる奇想天外な冒険

『Lizard Music(原題)』は、音楽を演奏するトカゲたちの秘密の深夜放送を偶然発見した少年を中心に物語が展開する。真実を求めて行動を起こした少年は、風変わりな70代のチキン・マンと、彼の111歳のニワトリの友人クラウディアに出会い、彼らと共に“隠された社会”を探索する冒険に乗り出す。

原作は、1970年代に発表されたダニエル・ピンクウォーターの児童小説。風刺やユーモアを交えながら、現実と幻想のあいだを行き来する独特の語り口が特徴で、長年にわたりカルト的な人気を誇ってきた。
サフディ監督はこの奇抜で温かい物語に惚れ込み、原作の世界観を“視覚的でシネマティックな形で再構築する”と語っている。ジョンソン演じるチキン・マンが、現実世界と幻想の狭間をつなぐ存在としてどのように描かれるのか、すでにファンの期待が高まっている。

『The Smashing Machine』から続く信頼関係

ドウェイン・ジョンソンベニー・サフディは、A24製作の『The Smashing Machine(原題)』で初めてタッグを組んだ。同作は今月初めに劇場公開された際、興行面では控えめな結果にとどまったものの、UFC殿堂入りを果たした実在の総合格闘家マーク・カーを演じたジョンソンの演技が絶賛され、賞レースの有力候補として注目を集め続けている。

サフディにとっても本作は、兄ジョシュと共同で手がけた『グッド・タイム』や『アンカット・ダイヤモンド』に続く、初の単独監督作という節目の作品となった。

ジョンソンは『The Smashing Machine(原題)』のトロント国際映画祭での上映後、観客に向けてサフディとの次なる構想を語っている。「サフディが『Lizard Man』について45分間のプレゼンテーションをしてくれたんだ。そして僕は彼に言ったんだ。“僕が君のチキン・マンだよ”と」。

その一言が、ふたりの新たなコラボレーションの始まりを象徴する瞬間だったと報じられている。

サフディが描く現実と幻想の境界線、そしてジョンソンが体現するヒューマニティ。このふたつが再び交わることで、『Lizard Music(原題)』は単なるファンタジーを超えた人間ドラマとしての深みを備えた作品になることが期待される。

Amazon MGMと製作陣からのコメント

Amazon MGM映画部門(ストリーミングおよび劇場公開担当)の責任者であるコートニー・ヴァレンティは、声明の中で両者のコラボレーションを称賛した。

「並外れた才能を持つドウェイン・ジョンソンと再びパートナーシップを組めること、そして素晴らしいクリエイター、脚本家、監督であるベニー・サフディと初めて『Lizard Music(原題)』で仕事ができることを、とても嬉しく思ってるんだ」と述べ、「Amazon MGMとUAの全員が、彼らの前作である批評家から絶賛された『The Smashing Machine(原題)』でのコラボレーションに深く感銘を受けているよ。この想像力豊かで、エンターテインメント性があり、映画的なストーリーで彼らと協力できることをとても楽しみにしているんだ」と期待を語った。

さらに、製作を務めるスコット・スタバーも「ドウェインとベニーと複数のプロジェクトで仕事をする幸運に恵まれて、アーティストとしての彼らの素晴らしい才能と結びつきを直接目にしてきたんだ」とコメントし、「『Lizard Music(原題)』のために彼らが一緒に創り上げた世界は、どちらもこれまでやってきたことのないものだし、この素晴らしく想像力に富んだストーリーを実現できることをこれ以上ないくらい楽しみにしてるよ」と語っている。

Amazon MGM、ユナイテッド・アーティスツ、そして関係各社が一体となって本作を推進しており、スタジオの新たな代表的プロジェクトとして位置づけられていることがうかがえる。

サフディ監督が原作への思いを語る

ベニー・サフディは声明の中で、原作との深い結びつきと映画化への情熱を明かしている。
「Amazon MGMスタジオとユナイテッド・アーティスツとこの旅に出られることを、これ以上ないくらい嬉しく思ってるよ。『Lizard Music』は僕が2人の息子に読んであげた本で、その想像力と驚きに僕たち全員が釘付けになったんだ」と述べ、家族の時間と創作の原点が重なっていることを語った。

さらに「僕はダニエル・ピンクウォーターを人としても作家としても愛しているし、みんなが会話に参加できる映画を作るというアイデアは、スリリングでもあり美しくもあるよね」と続け、原作の精神を大切にしながら“観客を物語の仲間に招く”映画体験を目指していることを示唆した。

最後に、「ドウェインとこの冒険に出て、彼が変身してチキン・マンになるのを見られるなんて、もう言葉にできないくらいだよ……待ちきれないね!」と語り、長年の構想が実現に向かう高揚感をにじませている。

ジョンソンのユーモアとサフディの独創的な世界観が融合する『Lizard Music(原題)』。奇想天外な冒険と深い人間ドラマを描くこの新作に、今後も注目が集まりそうだ。

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