ブレイク・ライヴリー、DVを描く『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』の共演者兼監督ジャスティン・バルドーニを、“セクハラ”でまさかの提訴

ブレイク・ライヴリー(@blakelively / Instagram) NEWS
ブレイク・ライヴリー(@blakelively / Instagram)

ブレイク・ライヴリーが『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』の共演者を性的嫌がらせで提訴した。

『ゴシップガール』女優が明かした撮影現場での被害

ブレイク・ライヴリー(37)が、映画『It Ends with Us』で共演兼監督を務めたジャスティン・バルドーニ(40)を相手取り、性的嫌がらせ(セクハラ)の疑いで提訴した。訴状によると、バルドーニは撮影現場でライヴリーに対して不適切な行為を行っただけでなく、その後彼女の評判を傷つけるための中傷キャンペーンを展開したとされている。

映画の内容が内容だけに衝撃の訴訟に

映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』は、コリーン・フーバーによるベストセラー小説の実写映画化作品だ。

物語は、若き花屋のリリー・ブルームが、成功した外科医レイルとの恋に落ちるも、初恋の相手アトラスとの再会により複雑な感情の渦に巻き込まれていく姿を描いたラブストーリーである。しかし、その表層的なラブストーリーの奥には、家庭内暴力という重いテーマが隠されており、多くの読者の心を揺さぶってきた。

法的専門家が分析する3つの展開シナリオ

ロサンゼルスの法律事務所パートナーであるグレゴリー・ドール氏は、今後の展開について3つの可能性を示唆している。第一に、カリフォルニア州公民権局が60日以内に調停による解決を試みるケース。第二に、調停が不調に終わった場合、ライヴリーに「提訴権利証明書」が付与され、正式な裁判へと移行するケース。そして第三に、証拠開示手続きの過程で新たな事実が判明し、さらなる法的措置に発展するケースだ。

ドール氏は特に、「本件のような個人間の感情的な対立を含むケースでは、証拠開示により新たなメールやテキストメッセージが明らかになることで、原告側の怒りが増幅される可能性が高い」と指摘。これにより、ライヴリーが「すべてを明らかにするため」裁判での徹底追及を選択する可能性も示唆している。

両陣営の主張と今後の展開

バルドーニ側の弁護士であるブライアン・フリードマン氏は、ライヴリーの訴えを「虚偽であり、非常識かつ意図的に扇情的で、公の場で中傷する意図がある」と全面的に否定。さらに、撮影中のライヴリーの問題行動が映画の興行成績に悪影響を与えたと反論している。具体的には、「撮影現場への不参加や映画宣伝活動への非協力をほのめかす」といった行為があったと主張している。

一方のライヴリーは『ニューヨーク・タイムズ』に対し、「この法的措置が、不正行為を告発する人々への報復的な妨害行為の実態を明らかにし、同様の被害を受ける可能性がある他の人々を守ることにつながれば」と、提訴の意図を説明。ドール氏によれば、この発言は、金銭的な解決よりも制度的な改革を重視する姿勢を示唆しているという。

ただし、ドール氏は「すでにメディアを通じて彼女の主張は広く認知されており、長期化する訴訟を避けて和解を選択する可能性もある」と分析している。また、バルドーニ側からの反訴は「ほぼ確実」とも予測しており、ハリウッドを揺るがすこの訴訟の今後の展開に、映画界全体が注目している。本来であれば、原作の持つ重要なメッセージを伝えるはずだった作品が、皮肉にも現実の深刻な問題に直面する形となってしまった。

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