映画『クロウ/飛翔伝説』(1994)を紹介&解説。
映画『クロウ/飛翔伝説』概要
映画『クロウ/飛翔伝説』は、アレックス・プロヤス監督がジェームズ・オバーのコミックを映画化したゴシックな超常アクション。ハロウィン前夜に命を奪われたロック歌手が1年後に蘇り、恋人を殺した犯罪者たちへ復讐を遂げていく。主演はブランドン・リー、共演にアーニー・ハドソン、マイケル・ウィンコット、ロシェル・デイヴィス、バイ・リンら。
作品情報
日本版タイトル:『クロウ/飛翔伝説』
原題:The Crow
製作年:1994年
日本公開日:1994年9月17日
ジャンル:ゴシックファンタジー/アクション
製作国:アメリカ
原作:ジェームズ・オバーのコミック『The Crow』
上映時間:102分
次作:『THE CROW/ザ・クロウ』(1996)
リメイク版:『ザ・クロウ』(2024)
監督:アレックス・プロヤス
脚本:デヴィッド・J・スコウ/ジョン・シャーリー
製作:エドワード・R・プレスマン/ジェフ・モスト
撮影:ダリウス・ウォルスキー
編集:ドブ・ホウニグ/スコット・スミス
作曲:グレーム・レヴェル
出演:ブランドン・リー(※遺作)/アーニー・ハドソン/マイケル・ウィンコット/ロシェル・デイヴィス/バイ・リン/ソフィア・シャイナス ほか
製作:エンターテインメント・メディア・インベストメント・コーポレーション/プレスマン・フィルム/ジェフ・モスト・プロダクションズ
配給:ディメンション・フィルムズ(米国)/日本ヘラルド(日本)
あらすじ
ハロウィン前夜のデトロイト。ロック歌手エリックと婚約者シェリーは、再開発を目論む犯罪集団に襲われ命を落とす。1年後、墓から蘇ったエリックは不死の力を得て、恋人を奪った者たちへの復讐を開始する。闇夜を駆ける“クロウ”の存在は街に波紋を広げ、やがて宿敵との対決へと向かっていく。
主な登場人物(キャスト)
エリック・ドレイヴン/クロウ(ブランドン・リー):殺害されたロック歌手。1年後に墓から蘇り、恋人を奪った犯罪者たちへの復讐を遂げる“クロウ”となる。
アルブレヒト巡査部長(アーニー・ハドソン):エリック事件を担当する警察官。復活したエリックの存在に気づき、複雑な立場で関わっていく。
トップ・ダラー(マイケル・ウィンコット):デトロイトの裏社会を牛耳る犯罪組織のボス。再開発計画の背後にいる首謀者。
マイカ(バイ・リン):トップ・ダラーの異母妹。神秘的な感性を持ち、組織内でも独特の存在感を放つ。
サラ(ロシェル・デイヴィス):エリックとシェリーを慕っていた少女。蘇ったエリックと再会する。
シェリー・ウェブスター(ソフィア・シャイナス):エリックの婚約者。事件の犠牲者。
簡易レビュー・解説
1994年公開の本作は、ジェームズ・オバーのコミックを基に、アレックス・プロヤスが映像化した復讐譚。
物語の核は超常的な“復活”にあるが、作品の印象を決定づけるのは、陰影を強調した撮影と荒廃した都市を舞台にしたゴシックな世界観だ。視覚スタイルの際立ちが高く評価され、コミック的世界観を映画的に再構築した1作として語られることが多い。
また主演ブランドン・リーが撮影中の事故で亡くなった作品としても知られ、その背景とともに公開されたことで大きな注目を集めた。公開後はカルト的支持を獲得し、ダークヒーロー像の潮流を語るうえで欠かせない存在となっている。
ライター/エディター/映画インスタグラマー。2019年に早稲田大学法学部を卒業。東京都職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)やYouTubeチャンネル「cula 見て聞く映画マガジン(旧:アルテミシネマ)」においても映画や海外ドラマ、音楽といったカルチャーに関する情報レビューを発信している。
