映画『モータルコンバット』(2021)を紹介&解説。
映画『モータルコンバット』(2021)概要
映画『モータルコンバット』(2021)は、世界的人気を誇る対戦型格闘ゲーム「モータルコンバット」シリーズを新たに実写映画化したアクション・ファンタジー。胸にドラゴンの形をしたアザを持つ総合格闘技選手コール・ヤングが、自身の宿命を知り、人間界の戦士たちとともに魔界の敵へ立ち向かう姿を描く。監督はサイモン・マッコイド、製作にジェームズ・ワンらが参加。出演はルイス・タン、ジェシカ・マクナミー、ジョシュ・ローソン、浅野忠信、真田広之、ジョー・タスリムら。
作品情報
日本版タイトル:『モータルコンバット』
原題:Mortal Kombat
製作年:2021年
本国公開日:2021年4月23日(米国)
日本公開日:2021年6月18日
ジャンル:格闘アクション/アドベンチャー/ファンタジー/バイオレンス
製作国:アメリカ
原作:対戦型格闘ゲーム「モータルコンバット」シリーズ
上映時間:110分
映倫区分:R15+
リブート前:『モータル・コンバット』(1995)
次作:『モータルコンバット/ネクストラウンド』(2026)
監督:サイモン・マッコイド
脚本:グレッグ・ルッソ/デイブ・キャラハム
原案:オーレン・ウジエル/グレッグ・ルッソ
製作:ジェームズ・ワン/トッド・ガーナー/サイモン・マッコイド/イー・ベネット・ウォルシュ
製作総指揮:リチャード・ブレナー/デイブ・ノイスタッター/ビクトリア・パルメリ/マイケル・クリアー/ジェレミー・スタイン/ローレンス・カザノフ
撮影:ジャーメイン・マクミッキング
編集:ダン・レーベンタール/スコット・グレイ
作曲:ベンジャミン・ウォルフィッシュ
出演:ルイス・タン/ジェシカ・マクナミー/ジョシュ・ローソン/浅野忠信/メカッド・ブルックス/ルディ・リン/チン・ハン/ジョー・タスリム/真田広之/マックス・ファン/シシィ・ストリンガー
製作:ニュー・ライン・シネマ/アトミック・モンスター/ブロークン・ロード・プロダクションズ
配給:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ
あらすじ
胸にドラゴンの形をしたアザを持つ総合格闘技選手コール・ヤングは、自分の血筋やアザの意味を知らないまま、家族を守るために戦う日々を送っていた。ある日、魔界の皇帝シャン・ツンが放った刺客サブ・ゼロに命を狙われたコールは、特殊部隊のジャックス、そしてソニア・ブレイドと出会う。やがて彼は地球の守護者ライデンの寺院へ導かれ、太古から続く格闘トーナメント「モータルコンバット」と、自分が人間界の命運を背負う戦士のひとりであることを知る。
主な登場人物(キャスト)
コール・ヤング(ルイス・タン):胸にドラゴンのアザを持つ総合格闘技選手。家族を守るために戦う中で、自身が人間界の戦士として選ばれた存在であることを知る。
ソニア・ブレイド(ジェシカ・マクナミー):「モータルコンバット」の謎を追う特殊部隊出身の女性戦士。コールを導き、魔界との戦いに関わっていく。
カノウ(ジョシュ・ローソン):犯罪組織に関わる粗暴な男。ドラゴンのアザを持つことから一行に加わるが、皮肉屋で予測不能な行動を見せる。
ライデン(浅野忠信):雷を司る神であり、人間界の守護者。魔界の侵攻を阻止するため、選ばれし戦士たちを導く。
ジャックス(メカッド・ブルックス):特殊部隊の少佐で、ソニアの仲間。コールの存在にいち早く気づき、彼を戦いの運命へと導く。
リュウ・カン(ルディ・リン):人間界の戦士のひとり。炎を操る力を持ち、コールたちの修行と戦いを支える。
クン・ラオ(マックス・ファン):鋭利な帽子を武器に戦う戦士。リュウ・カンとともに、人間界側の重要な戦力として登場する。
シャン・ツン(チン・ハン):魔界を率いる強大な魔術師。人間界の戦士たちを排除するため、サブ・ゼロら刺客を送り込む。
ビ・ハン/サブ・ゼロ(ジョー・タスリム):氷を操る魔界の刺客。圧倒的な戦闘力を持ち、コールや人間界の戦士たちの前に立ちはだかる。
ハサシ・ハンゾウ/スコーピオン(真田広之):サブ・ゼロと深い因縁を持つ戦士。物語の根幹に関わる存在として、激しい復讐と宿命を背負う。
作品の魅力解説
本作の大きな魅力は、ゲーム原作ならではのキャラクター性と、実写映画としての激しい格闘アクションを組み合わせている点にある。サブ・ゼロ、スコーピオン、ライデン、リュウ・カン、クン・ラオなど、シリーズを象徴するキャラクターたちが登場し、それぞれの技や武器が映像としてダイナミックに再現されている。
また、物語の入口としてオリジナル主人公のコール・ヤングを配置しているため、ゲームに詳しくない観客でも「モータルコンバット」の世界観に入りやすい構成になっている。人間界と魔界、選ばれし戦士、ドラゴンのアザという設定を通して、トーナメントをめぐる壮大な戦いの序章が描かれる。
真田広之が演じるスコーピオンと、ジョー・タスリムが演じるサブ・ゼロの因縁も見どころのひとつ。冒頭から両者の宿命的な対立が提示され、単なる格闘アクションにとどまらない復讐劇としての重みを作品に与えている。浅野忠信が演じるライデンも、人間界を見守る神として物語全体に神話的な空気をもたらしている。
R15+指定らしいバイオレンス描写や、シリーズ名物の“フェイタリティ”を思わせる演出も本作の特徴である。ダークファンタジー、マーシャルアーツ、ゲーム的な必殺技の快感が混ざり合い、原作ファンだけでなく、濃いアクション映画を求める観客にも訴求する作品となっている。
