映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』(2026)を紹介&解説。
映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』概要
映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』は、2011年にテレビ放送された『魔法少女まどか☆マギカ』から続く劇場アニメシリーズの完全新作。2013年公開『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』の正統な続編として、悪魔となった暁美ほむらが作り変えた世界と、再び動き出す魔法少女たちの運命を描く。総監督は新房昭之、監督は宮本幸裕、脚本は虚淵玄、キャラクター原案は蒼樹うめ。アニメーション制作をシャフト、音楽を梶浦由記が担当する。声の出演は悠木碧、斎藤千和、水橋かおり、喜多村英梨、野中藍ら。
作品情報
| 日本版タイトル | 『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』 |
|---|---|
| 製作年 | 2026年 |
| 日本公開日 | 2026年8月28日 |
| ジャンル | アニメーション/ファンタジー/ミステリー |
| 製作国 | 日本 |
| 原作 | Magica Quartet『魔法少女まどか☆マギカ』(オリジナルアニメーション) |
| 上映時間 | 120分 |
| 監督 | 宮本幸裕(総監督:新房昭之) |
|---|---|
| 脚本 | 虚淵玄(ニトロプラス) |
| 撮影 | 会津孝幸 |
| 編集 | 松原理恵 |
| 作曲 | 梶浦由記 |
| 出演 | 悠木碧/斎藤千和/水橋かおり/喜多村英梨/野中藍/阿澄佳奈/若山詩音/黒沢ともよ/加藤英美里 |
| 製作 | シャフト(アニメーション制作) |
| 配給 | ANIMEC |
あらすじ
すべての魔法少女を救うことを願い、「円環の理」と呼ばれる超常的な存在となった鹿目まどか。一方、まどかへの想いを抱き続けた暁美ほむらは、やがて自らを「悪魔」とし、まどかから人としての記憶を切り離して世界そのものを作り変えた。
改変された見滝原では、まどかが普通の中学生として暮らし、悪魔となったほむらが世界に君臨していた。そんな中、「トカゲさん電話」が願いを叶えてくれるという噂が広まり、ソウルジェムを持たない少女による魔獣狩りという異常事態も発生する。
やがて、すべての魔女の始まりの場所「名塚底根」、かつてほむらを苦しめた「ワルプルギスの夜」、そして円環の理を求める魔法少女たちが姿を現す。円環の理を失った世界で、まどかとほむら、そして魔法少女たちの運命が再び動き始める。
主な登場人物(キャスト)
鹿目まどか(悠木碧):すべての魔法少女を救うことを願い、「円環の理」と呼ばれる神にも等しい存在となった少女。ほむらによる世界改変後は、人としての記憶を切り離され、見滝原中学校に通う中学2年生として暮らしている。
暁美ほむら(斎藤千和):まどかの運命を変えるために魔法少女となり、時間遡行を繰り返してきた少女。『叛逆の物語』でまどかへの想いから世界を改変し、自らを「悪魔」とする存在へ変貌した。
巴マミ(水橋かおり):見滝原中学校の3年生で、魔法少女として長い経験を持つまどかたちの先輩。リボンから銃器を作り出して戦う。
美樹さやか(喜多村英梨):まどかの親友。幼なじみの上条恭介を救うために魔法少女となった少女で、『叛逆の物語』では円環の理の使者として現世へ戻っていた。
佐倉杏子(野中藍):隣町・風見野市からやってきた魔法少女。勝ち気な性格だが、さやかに自身の過去を重ねて気にかける。
百江なぎさ(阿澄佳奈):『叛逆の物語』でベベの姿となってマミと行動していた少女。さやかと同じく円環の理の使者として現世に戻った存在。
紫丁香(若山詩音):本作から登場する魔法少女。円環の理を失った世界で展開する新たな物語に関わっていく。
セルマ・テレーゼ(黒沢ともよ):本作から登場する魔法少女。紫丁香とともに、新たな局面を迎えた見滝原の物語に加わる。
作品の魅力解説
『叛逆の物語』から13年、物語がついにその先へ
本作最大の特徴は、2013年公開の『[新編]叛逆の物語』で描かれた衝撃的な結末をそのまま受け継ぐ正統続編であること。
ほむらがまどかを「円環の理」から引き離し、自ら悪魔となって世界を書き換えたことで、シリーズを支えてきた「願い」「救済」「魔法少女の運命」という構図そのものが変化した。本作はその新世界を出発点とし、まどかとほむらの関係を再び大きく動かしていく。
そのため単独作品というより、テレビシリーズから『叛逆の物語』まで積み重ねてきた物語の続きを見る作品としての性格が強い。
新房昭之、虚淵玄、蒼樹うめ、シャフトが再集結
総監督の新房昭之、脚本の虚淵玄、キャラクター原案の蒼樹うめ、アニメーション制作のシャフトというシリーズの中核スタッフが再び集結。さらに劇団イヌカレー(泥犬)が異空間設計、梶浦由記が音楽を担当する。
かわいらしい魔法少女の造形と、不穏で抽象的な異空間、残酷な物語、荘厳な音楽という『魔法少女まどか☆マギカ』独自の要素が、完全新作の劇場アニメーションとして再構築されている。
既存の秩序が崩れた世界に加わる新たな謎
「トカゲさん電話」「ソウルジェムを持たない少女による魔獣狩り」「名塚底根」「ワルプルギスの夜」といった新たな要素が次々に登場する。
さらに紫丁香、セルマ・テレーゼという新キャラクターも加わり、まどかとほむらだけではなく、「円環の理」をめぐる世界そのものが再び揺らぎ始める。シリーズがこれまで築いてきた設定を引き継ぎながら、未知のルールと勢力を投入して新章へ踏み込む続編となっている。
