映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022)を紹介&解説。
映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』概要
映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』は、コリン・トレボロウ監督が手がけた『ジュラシック・ワールド』3部作の完結編。前作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』で恐竜たちが世界へ解き放たれた後の地球を舞台に、人類と恐竜の共存、巨大バイオ企業の陰謀、家族を守るための冒険が描かれる。主演はクリス・プラットとブライス・ダラス・ハワード。さらに『ジュラシック・パーク』のローラ・ダーン、サム・ニール、ジェフ・ゴールドブラムが再集結する。
作品情報
日本版タイトル:『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』
原題:Jurassic World: Dominion
製作年:2022年
本国公開日:2022年6月10日
日本公開日:2022年7月29日
ジャンル:アクション/アドベンチャー/SF
製作国:アメリカ
原作:無(マイケル・クライトンによるキャラクター創造)
上映時間:147分
前作:『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)
次作:『ジュラシック・ワールド/復活の大地』(2025)
監督:コリン・トレボロウ
脚本:エミリー・カーマイケル/コリン・トレボロウ
原案:デレク・コノリー/コリン・トレボロウ
製作:フランク・マーシャル/パトリック・クローリー
製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ/アレクサンドラ・ダービーシャー/コリン・トレボロウ
撮影:ジョン・シュワルツマン
編集:マーク・サンガー
作曲:マイケル・ジアッキノ
出演:クリス・プラット/ブライス・ダラス・ハワード/ローラ・ダーン/サム・ニール/ジェフ・ゴールドブラム/ディワンダ・ワイズ/ママドゥ・アチー/B・D・ウォン/オマール・シー/イザベラ・サーモン/キャンベル・スコット
製作:ユニバーサル・ピクチャーズ/アンブリン・エンターテインメント/ケネディ/マーシャル・カンパニー/パーフェクト・ワールド・ピクチャーズ
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ/東宝東和(日本)
あらすじ
イスラ・ヌブラル島の崩壊から4年。世界中に解き放たれた恐竜たちは、人間社会のすぐそばで生きる存在となっていた。オーウェンとクレアは、クローンとして生まれた少女メイジーを守りながら静かに暮らしていたが、ある日、メイジーとヴェロキラプトルのブルーの子どもが誘拐される。一方、巨大イナゴの異常発生を調べていたエリー・サトラー博士は、アラン・グラント博士、イアン・マルコム博士とともに、巨大バイオ企業バイオシンの秘密に迫っていく。
主な登場人物(キャスト)
オーウェン・グレイディ(クリス・プラット):恐竜行動学の専門家で、ヴェロキラプトルのブルーと深い絆を持つ元恐竜トレーナー。クレアとともにメイジーを守りながら暮らしているが、誘拐事件をきっかけに危険な救出劇へ踏み込む。
クレア・ディアリング(ブライス・ダラス・ハワード):元ジュラシック・ワールドの運営責任者で、現在は恐竜保護に関わる活動を続ける女性。オーウェンとともにメイジーを家族として守り、恐竜と人間が共存する世界で自らの責任と向き合う。
エリー・サトラー博士(ローラ・ダーン):『ジュラシック・パーク』でイスラ・ヌブラル島を訪れた古植物学者。全米で発生する巨大イナゴの異変に疑問を抱き、バイオシン社の調査に乗り出す。
アラン・グラント博士(サム・ニール):恐竜研究の第一人者である古生物学者。かつてジュラシック・パークで恐竜の脅威を経験した人物で、エリーに協力し、再び恐竜と巨大企業の陰謀に関わっていく。
イアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム):カオス理論を専門とする数学者。バイオシン社に関わりながら、その危険性を見抜き、エリーとアランを導く存在となる。
ケイラ・ワッツ(ディワンダ・ワイズ):元軍人のパイロットで、裏社会で貨物輸送を請け負う腕利きの人物。皮肉屋に見える一方で強い倫理観を持ち、オーウェンとクレアの重要な味方となる。
メイジー・ロックウッド(イザベラ・サーモン):ベンジャミン・ロックウッドの娘の遺伝子から生まれた少女。自身の出自をめぐる秘密を抱え、オーウェンとクレアに守られながらも外の世界へ強い関心を持っている。
ルイス・ドジスン(キャンベル・スコット):巨大バイオ企業バイオシン社のトップ。科学技術と利益を結びつける人物で、世界規模の生態系異変の裏にいる存在として物語の鍵を握る。
ヘンリー・ウー博士(B・D・ウォン):恐竜の遺伝子研究に深く関わってきた科学者。過去作から続く研究の結果と向き合い、企業の思惑と科学者としての良心の間で揺れる。
作品の魅力解説(公開後時点)
『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の大きな見どころは、『ジュラシック・ワールド』世代と『ジュラシック・パーク』世代が本格的に交差する点にある。オーウェン、クレアの物語だけでなく、エリー、アラン、イアンというレガシーキャラクターが再び中心的な役割を担うことで、シリーズ全体を締めくくる集大成としての色合いが強い。
また、恐竜を“隔離された島の脅威”ではなく、“人間社会に入り込んだ存在”として描いている点も特徴だ。都市、森、雪原、闇市場など、舞台は世界規模に広がり、恐竜と人間が同じ地球で生きることの危うさがアクションとともに示される。
巨大企業バイオシンをめぐる物語では、遺伝子操作、企業倫理、生態系の破壊といったテーマも扱われる。シリーズらしい恐竜アクションに加え、人間が科学の力をどう扱うべきかという問いが、完結編としての重みを与えている。
