『ゴジラxコング 新たなる帝国』とは?あらすじ・キャスト・魅力まとめ

映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』(2024)を紹介&解説。


映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』概要

映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』は、ゴジラとコングが激突した『ゴジラvsコング』のその後を描く、「モンスター・ヴァース」シリーズ第5作。地上を守るゴジラと、地下空洞で同族を探すコングが、人類の知らない巨大な脅威に立ち向かう。監督は前作に続いてアダム・ウィンガード。出演はレベッカ・ホールブライアン・タイリー・ヘンリーダン・スティーヴンスケイリー・ホトルら。

作品情報

日本版タイトル 『ゴジラxコング 新たなる帝国』
原題 Godzilla x Kong: The New Empire
製作年 2024年
本国公開日 2024年3月29日
日本公開日 2024年4月26日
ジャンル アクション/アドベンチャー/SF
製作国 アメリカ
原作
上映時間 115分
監督 アダム・ウィンガード
脚本 テリー・ロッシオ/サイモン・バレット/ジェレミー・スレイター
原案 テリー・ロッシオ/アダム・ウィンガード/サイモン・バレット
製作 メアリー・ペアレント/アレックス・ガルシア/エリック・マクロード/トーマス・タル/ジョン・ジャシュニ/ブライアン・ロジャーズ
製作総指揮 アダム・ウィンガード/ジェン・コンロイ/ジェイ・アッシェンフェルター/坂野義光/奥平謙二
撮影 ベン・セレシン
編集 ジョシュ・シェーファー
作曲 トム・ホルケンボルフ
出演 レベッカ・ホール/ブライアン・タイリー・ヘンリー/ダン・スティーヴンス/ケイリー・ホトル/アレックス・ファーンズ/ファラ・チェン/レイチェル・ハウス
製作会社 レジェンダリー・ピクチャーズ/ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ/スクリーン・クイーンズランド
配給 ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ/東宝(日本)

あらすじ

ゴジラが地上世界の秩序を守り、コングが地下空洞で新たな居場所を探すなか、モナークは謎の救難信号を察知する。コングは未踏の領域で同族と出会うが、そこには冷酷なスカーキングが築いた帝国が存在していた。地上への脅威を止めるため、ゴジラとコングは再び一線を越えて共闘する。

主な登場人物(キャスト)

アイリーン・アンドリューズ(レベッカ・ホール):特務機関モナークに所属する人類言語学者。長年にわたってコングを研究しており、髑髏島の先住民イーウィス族の生き残りであるジアを養女として育てている。

バーニー・ヘイズ(ブライアン・タイリー・ヘンリー):タイタンや巨大企業にまつわる陰謀説を発信するポッドキャストのホスト。モナークが察知した謎の信号を調査するため、アイリーンたちの地下空洞探査に同行する。

トラッパー(ダン・スティーヴンス):モナークに所属する獣医で、アイリーンの古い友人。大胆かつ自由奔放な性格の持ち主で、負傷したコングの治療や装備の調整を担当する。

ジア(ケイリー・ホトル):髑髏島のイーウィス族最後の生き残りで、アイリーンの養女。手話を通じてコングと意思疎通ができる。地上での生活に居場所を見いだせずにいるなか、謎の信号を感じ取る。

ミケル(アレックス・ファーンズ):モナークの地下空洞探査機HEAVを操縦するパイロット。アイリーン、バーニー、トラッパー、ジアとともに未踏の領域へ向かう。

ハンプトン(レイチェル・ハウス):特務機関モナークの長官。地下空洞から発信される異常な信号を危険視し、アイリーンたちに調査を命じる。

ゴジラ:地上世界に生息し、タイタン同士の均衡を維持している怪獣王。迫りくる脅威を察知すると、原子力施設などから放射エネルギーを吸収し、さらなる進化を遂げていく。

コング:地下空洞を縄張りとする巨大な類人猿型タイタン。高度な知能と圧倒的な腕力を持つ。自分と同じ種族を探して未踏の領域へ入り、スカーキングが支配する帝国を発見する。

スカーキング:地下空洞の奥深くに帝国を築き、多数の類人猿型タイタンを恐怖で支配する暴君。コングと同じ種族でありながら、狡猾さと残忍さを武器に絶対的な権力を握っている。

シーモ:ゴジラやコングを上回る巨体を持ち、強力な冷気を操る伝説のタイタン。スカーキングが所有する結晶によって支配され、その命令に従って行動している。

スーコ:コングが地下空洞の未踏領域で出会う、若い類人猿型タイタン。当初はコングを警戒しているが、行動をともにするなかで次第に信頼関係を築いていく。

作品の魅力解説

「対決」から「共闘」へ進化したゴジラとコング

前作『ゴジラvsコング』が二大怪獣の激突を中心に据えていたのに対し、本作ではゴジラとコングがそれぞれの縄張りと役割を守りながら、共通の敵に立ち向かう姿が描かれる。タイトルの「vs」が「x」に変わったことを象徴するように、両者が並んで戦場を駆け抜ける共闘シーンが最大の見どころとなっている。

コングを主人公にした冒険物語

物語の中心にいるのは、自分と同じ種族を探して地下空洞を旅するコングだ。台詞を使わず、表情や身ぶりだけで孤独、怒り、優しさを伝える演出によって、コングの感情が明確に描かれる。若いタイタンのスーコとの交流には、保護者と子どものような温かさもあり、怪獣映画でありながら人間味のあるドラマが成立している。

地下空洞に広がる新たな世界と怪獣社会

本作では、これまで断片的に描かれてきた地下空洞のさらに深い領域へ踏み込む。そこにはコングと同じ類人猿型タイタンの集団や、スカーキングが築いた階級社会が存在する。未知の生態系、古代文明、反重力空間などが次々に登場し、「モンスター・ヴァース」の世界観を大きく拡張している。

スカーキングとシーモが生み出す新鮮な脅威

スカーキングは、単純な力ではなく知略と恐怖によって仲間を従える異色の敵だ。さらに、氷河期を引き起こすほどの力を持つシーモを支配し、地上世界への侵攻を企てる。ゴジラやコングとは異なる能力と戦い方を持った新怪獣の登場によって、怪獣同士のバトルにも新しい駆け引きが加わっている。

理屈よりも興奮を優先した怪獣アクション

ローマ、エジプト、リオデジャネイロといった世界各地を舞台に、巨大怪獣たちが都市や遺跡を巻き込みながら激突する。ゴジラの進化形態や、コングの機械式グローブといった新要素も盛り込まれ、シリーズ屈指の派手なアクションが展開。重厚な災害映画というより、怪獣たちの個性と戦闘を前面に押し出した娯楽作として楽しめる。

ジアを通して描かれる家族と居場所

人間側の物語では、地上社会に馴染めず孤独を感じているジアと、彼女を守ろうとする養母アイリーンの関係が軸となる。自分のルーツや本当の居場所を求めるジアの姿は、同族を探すコングの旅とも重なる。血縁だけではない家族の形を描くことで、巨大怪獣の戦いに感情的な支柱を与えている。

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