『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』解説|どんな映画?あらすじ・キャスト・魅力まとめ

映画『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』(2003)を紹介&解説。


映画『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』概要

映画『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』は、手塚昌明監督が手がけたゴジラシリーズ作品。2002年公開『ゴジラ×メカゴジラ』の物語を直接引き継ぎ、ゴジラの骨を利用して造られた3式機龍=メカゴジラをめぐって、ゴジラ、モスラ、機龍による戦いを描くSF怪獣映画。1961年版『モスラ』とも世界観をつなぎ、同作に出演した小泉博が中條信一役を再び演じている。主演は金子昇。共演に吉岡美穂、虎牙光揮、小泉博、長澤まさみ、大塚ちひろ、中尾彬ら。

作品情報

日本版タイトル 『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』
製作年 2003年
日本公開日 2003年12月13日
ジャンル SF/アクション
製作国 日本
原作 無
上映時間 91分
監督 手塚昌明
脚本 横谷昌宏/手塚昌明
製作 富山省吾
撮影 関口芳則
編集 普嶋信一
作曲 大島ミチル
出演 金子昇/吉岡美穂/虎牙光揮/小泉博/長澤まさみ/大塚ちひろ/高杉亘/中尾彬/中原丈雄/上田耕一/益岡徹/清水紘治/釈由美子
製作 東宝映画
配給 東宝(日本)

あらすじ

ゴジラと3式機龍=メカゴジラの死闘から1年。大きな損傷を受けた機龍は修復作業が続けられ、整備士の中條義人もその復旧に携わっていた。そんな中、義人の叔父・中條信一の前にインファント島の小美人が現れる。彼女たちは、ゴジラの骨を利用して造られた機龍は自然の摂理に反する存在だとして、その骨を海へ返すよう求める。要求を受け入れれば、次にゴジラが現れた際にはモスラが人間に代わって戦うという。しかし間もなくゴジラが東京へ出現。人類は再び機龍を出撃させ、モスラもまた戦いへと加わっていく。

主な登場人物(キャスト)

中條義人(金子昇):特生自衛隊に所属する3式機龍の整備士。前年のゴジラ戦で大破した機龍の修復に携わっている。機龍を単なる兵器ではない存在として見つめる。

如月梓(吉岡美穂):特生自衛隊・機龍隊のメンバー。ゴジラとの再戦に臨む機龍隊の一員として作戦に参加する。

秋葉恭介(虎牙光揮):機龍隊の隊員。ゴジラ迎撃作戦に参加する主要メンバーの一人。

中條信一(小泉博):義人の叔父。かつてモスラと小美人に関わった人物で、小美人から機龍を廃棄しゴジラの骨を海へ戻すよう警告を受ける。

小美人(長澤まさみ/大塚ちひろ):インファント島からやってきたモスラの小美人。ゴジラの骨を兵器として利用する人間たちに警告し、自然の秩序を取り戻すよう求める。

作品の魅力解説

『ゴジラ×メカゴジラ』から物語を直接引き継ぐ“機龍二部作”完結編

本作は、前年の『ゴジラ×メカゴジラ』で始まった3式機龍の物語をそのまま継続する作品。前作で大破した機龍の修復から物語が始まり、ゴジラの骨を材料に造られた兵器という設定をさらに掘り下げていく。

単純に「強力なメカでゴジラを倒す」という構図だけではなく、死んだ生物の骨を人間が兵器として利用してよいのかという問題が物語の中心に据えられることで、機龍そのものの存在意義に決着をつけていく。

1961年『モスラ』までつながるシリーズ横断的な世界観

本作の特徴のひとつが、前作だけでなく1961年公開の『モスラ』とも物語を接続していること。小泉博が1961年版と同じ中條信一役で登場し、43年前にモスラと関わった人物として再び小美人と対面する。

ミレニアム期のゴジラ作品でありながら、昭和期の東宝特撮映画の歴史を物語の中へ取り込み、過去の怪獣映画そのものを作品世界の歴史として扱う構成になっている。

ゴジラ、モスラ、機龍が東京で激突する大怪獣戦

ゴジラと機龍の一騎打ちだった前作に対し、本作ではモスラが加わり、さらにモスラの幼虫たちも登場。東京を舞台に複数の怪獣と機龍が入り乱れる戦闘へとスケールアップする。

特殊技術を浅田英一が担当し、着ぐるみ、ミニチュア、操演、CGなどを組み合わせた東宝特撮ならではの映像を展開。機龍を中心としたドラマと、大怪獣映画としての見せ場を91分に凝縮した作品となっている。

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