マーティン・スコセッシは、アメリカ出身の映画監督、プロデューサー、脚本家、俳優。
ニューヨークの街とイタリア系アメリカ人社会を背景に、暴力、罪、信仰、欲望、贖罪を見つめてきた現代映画の巨匠。『タクシードライバー』『レイジング・ブル』『グッドフェローズ』から『ディパーテッド』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』まで、緊張感に満ちた編集、音楽の大胆な使用、人物の内面へ踏み込む演出で映画史に大きな影響を与えている。
マーティン・スコセッシ プロフィール(基本情報)
名前:マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese/Martin Charles Scorsese)
生年月日:1942年11月17日(83歳)
出身地:アメリカ|ニューヨーク州ニューヨーク市クイーンズ区
職業:映画監督、プロデューサー、脚本家、俳優
代表作:『タクシードライバー』、『レイジング・ブル』、『グッドフェローズ』、『ディパーテッド』
・シチリア系移民の家系に生まれ、マンハッタンのリトル・イタリーで育った。幼少期は喘息のため屋外で遊ぶ機会が限られ、家族と通った映画館で映画への関心を深めた。
・一時は司祭を志して神学校へ進んだが、その後ニューヨーク大学へ入学。1964年に英文学の学士号、1968年に修士号を取得し、学生時代から短編映画や初長編を制作した。
・『ミーン・ストリート』で自身が育った街とイタリア系アメリカ人社会を生々しく描き、ロバート・デ・ニーロとの長期的な協働を開始。『タクシードライバー』は第29回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した。
・『レイジング・ブル』『グッドフェローズ』『カジノ』などを通して、犯罪や暴力に引き寄せられる人物の心理、男性性、罪悪感、破滅を独自の映像と編集で描いた。信仰は『最後の誘惑』『クンドゥン』『沈黙-サイレンス-』などでも一貫して掘り下げている。
・『ディパーテッド』で第79回アカデミー賞監督賞を初受賞。同作は作品賞を含む計4部門を受賞した。
・1990年に映画保存を目的とする非営利団体ザ・フィルム・ファウンデーションを設立。2007年には世界各地の映画の保存・修復を支援するワールド・シネマ・プロジェクトを開始し、映画文化の継承にも尽力している。
・劇映画だけでなく、ロックやブルース、映画史を扱うドキュメンタリーを数多く監督。俳優として自作や他監督の作品にも出演している。
マーティン・スコセッシ 作品一覧
長編映画
- 『ドアをノックするのは誰?』(1967):監督、共同脚本、製作、編集
- 『明日に処刑を…』(1972):監督
- 『ミーン・ストリート』(1973):監督、共同脚本、製作
- 『アリスの恋』(1974):監督
- 『タクシードライバー』(1976):監督
- 『ニューヨーク・ニューヨーク』(1977):監督
- 『レイジング・ブル』(1980):監督、製作
- 『キング・オブ・コメディ』(1982):監督
- 『アフター・アワーズ』(1985):監督
- 『ハスラー2』(1986):監督
- 『最後の誘惑』(1988):監督
- 『ニューヨーク・ストーリー』(1989):監督、共同脚本(第1話「ライフ・レッスン」)
- 『グッドフェローズ』(1990):監督、共同脚本
- 『ケープ・フィアー』(1991):監督
- 『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事』(1993):監督、共同脚本
- 『カジノ』(1995):監督、共同脚本
- 『クンドゥン』(1997):監督
- 『救命士』(1999):監督
- 『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002):監督
- 『アビエイター』(2004):監督
- 『ディパーテッド』(2006):監督
- 『シャッター アイランド』(2010):監督、製作
- 『ヒューゴの不思議な発明』(2011):監督、製作
- 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013):監督、製作
- 『沈黙-サイレンス-』(2016):監督、共同脚本、製作
- 『アイリッシュマン』(2019):監督、製作
- 『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(2023):監督、共同脚本、製作
ドキュメンタリー/主な製作作品ほか
- 『Street Scenes(原題)』(1970):監督、編集
- 『Italianamerican(原題)』(1974):監督、出演
- 『ラスト・ワルツ』(1978):監督
- 『American Boy: A Profile of Steven Prince(原題)』(1978):監督、出演
- 『メイド・イン・ミラノ』(1990):監督
- 『マーティン・スコセッシ 私のイタリア映画旅行』(1999):監督、共同脚本、出演
- 『マーティン・スコセッシ 私のアメリカ映画旅行』(1995):共同監督、共同脚本、出演
- 『デブラ・ウィンガーを探して』(2002):製作総指揮、出演
- 『ライトニング・イン・ア・ボトル』(2004):製作総指揮
- 『ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム』(2005):監督
- 『シャイン・ア・ライト』(2008):監督、製作
- 『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』(2010~2014):製作総指揮、監督(TVシリーズ)
- 『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』(2011):監督、製作
- 『沈黙の映画史』(2016):製作総指揮
- 『アンカット・ダイヤモンド』(2019):製作総指揮
- 『ローリング・サンダー・レヴュー:マーティン・スコセッシが描くボブ・ディラン伝説』(2019):監督
- 『都市を歩くように-フラン・レボウィッツの視点-』(2021):監督、製作総指揮、出演(ドキュメンタリーシリーズ)
- 『Personality Crisis: One Night Only(原題)』(2022):共同監督、製作
- 『Made in England: The Films of Powell and Pressburger(原題)』(2024):製作総指揮、ナレーション
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