『プレデター』を手がけた人気監督が家族向けホラーアニメに参加。
『プレデター:ザ・プレイ』『プレデター:バッドランド』で「プレデター」シリーズに新風を吹き込んだダン・トラクテンバーグが、今度は家族向けアニメーションの領域に進出する。
パラマウント・アニメーションは、ユーディ・メルカドによるインディーコミック『Freddy the 13th(原題)』を原作とするタイトル未定の長編アニメ企画を発表した。今回の企画は、フランスで開催中のアヌシー国際アニメーション映画祭で明らかになったもの。ホラーの要素を子ども向けアニメーションに取り込み、ファミリー層に向けた“PG級の怖さと笑い”を届ける作品になるという。
『Freddy the 13th』とは?
原作となる『Freddy the 13th(原題)』は、ユーディ・メルカドが手がけたホラーコメディ系のコミック。物語の中心となるのは、家族旅行中に思わぬトラブルへ巻き込まれるフレディだ。
楽しい叔父であるフレディは、偶然にもブギーマンを倒してしまい、その力を受け継ぐことになる。そこから彼は、呪いを解くための旅へ出ることになるという。ホラー映画の定番を思わせる設定を、家族向けの冒険とコメディに落とし込む企画になりそうだ。
映画版の日本版タイトルや公開日は、現時点では発表されていない。そのため、現段階では『Freddy the 13th(原題)』表記とする。
ホラー演出の名手が、子どもも楽しめる“怖さ”に挑む
ダン・トラクテンバーグは、密室スリラー『10 クローバーフィールド・レーン』で長編映画監督デビューを果たし、その後、ドラマ「ザ・ボーイズ」や「ブラック・ミラー」などにも参加。近年は『プレデター:ザ・プレイ』『プレデター:最凶頂上決戦』『プレデター:バッドランド』と、「プレデター」シリーズの新展開を支える存在となっている。
そんなトラクテンバーグは、今回の企画発表にあわせて、自身のキャリアについてこうコメントしている。
「これまでのキャリアの大半で、親が子どもに見せるべきではないような映画を作ってきました。Super Mercado Comicsとパラマウントとともに、ついに“子どもたちが見られる……かもしれない”1本を作ることになったと発表できてうれしいです」
ホラーやサスペンスを得意としてきた監督が、家族で楽しめるアニメーションの中で“怖さ”をどう調整するのか。『Freddy the 13th(原題)』は、その点でも注目を集める企画になりそうだ。
原作者メルカドが共同監督、パラマウントの新アニメ企画に
本作では、トラクテンバーグが監督を務めるほか、原作者のユーディ・メルカドが共同監督として参加する。製作はトラクテンバーグとベン・ローゼンブラットが担当する。
パラマウント・アニメーションは近年、ジェニファー・ドッジが率いる体制のもと、新たな長編アニメ企画を積極的に進めている。同部門では『パウ・パトロール ザ・ダイノ・ムービー』のほか、長寿リアリティ番組「サバイバー」を動物王国に置き換えたアニメ映画、ロバート・ロドリゲスによるホリデーアニメ『The Naughty List(原題)』なども控えている。
『Freddy the 13th(原題)』は、ホラーの文法をファミリー向けに再構築する作品として、パラマウント・アニメーションの新たな方向性を示す1本になるかもしれない。キャストや公開時期など、今後の続報が待たれる。
