『名無し』とはどんな映画?あらすじ・キャスト・魅力まとめ【佐藤二朗が原作・脚本・主演】

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『名無し』より ©佐藤二朗 永田諒 / ヒーローズ ©2026 映画「名無し」製作委員会

映画『名無し』(2026)を紹介&解説。


映画『名無し』概要

映画『名無し』は、俳優・脚本家・映画監督としても活動する佐藤二朗が原作・脚本・主演を務め、城定秀夫が監督・共同脚本を手がけたサイコバイオレンス。佐藤が初めて漫画原作を手がけ、永田諒が作画を担当した同名漫画を実写映画化した作品で、白昼のファミリーレストランで起きた無差別大量殺人事件を発端に、目に見えない凶器を持つ男の過去と、名前をめぐる深い闇を描く。共演に丸山隆平、MEGUMI、佐々木蔵之介らが名を連ねる。

作品情報

タイトル:『名無し』
製作年:2026年
日本公開日:2026年5月22日
ジャンル:サイコバイオレンス
製作国:日本
原作:佐藤二朗「名無し」
上映時間:82分
映倫区分:PG12

監督:城定秀夫
脚本:佐藤二朗/城定秀夫
原作:佐藤二朗
作画:永田諒
製作総指揮:木下直哉
プロデューサー:武部由実子/座喜味香苗
撮影:渡邊雅紀
照明:谷本幸治
録音:内藤和冬
整音:内藤和冬
美術:松塚隆史
装飾:松塚隆史
編集:須永弘志
音楽:田井モトヨシ
主題歌:Novel Core「名前」
出演:佐藤二朗/丸山隆平/MEGUMI/佐々木蔵之介/夙川アトム/望月歩/久保勝史/東宮綾音/大高洋夫/しおつかこうへい/久松信美/今藤洋子
制作:ザフール/キノフィルムズ
製作:映画「名無し」製作委員会
配給:キノフィルムズ

©佐藤二朗 永田諒 / ヒーローズ ©2026 映画「名無し」製作委員会

あらすじ

白昼のファミリーレストランで、不可解な無差別大量殺人事件が発生する。防犯カメラには、坊主頭の中年男が被害者に近づき、軽く接触するだけで人々が血を吹き出して倒れていく異様な光景が記録されていた。しかし、男の手には凶器の姿が見えない。捜査を進める警察は、その男が11年前に万引きの疑いで調書を取られた「山田太郎」と同一人物であることを突き止める。やがて山田の自宅から腐敗した女性の遺体が発見され、目に見えない力と、彼の過去に隠された真実が浮かび上がっていく。

主な登場人物(キャスト)

山田太郎/名無し(佐藤二朗):白昼のファミリーレストランで起きた無差別大量殺人事件の容疑者。右手で触れた相手に死をもたらす、凶器なき不可解な力を持つ男であり、物語の中心となる“名前のない怪物”。

照夫(丸山隆平):名無しの過去を知る警察官。身寄りも名前もなかった少年期の山田に「山田太郎」という名前を与えた人物で、事件と主人公の存在をつなぐ重要な役割を担う。

山田花子(MEGUMI):山田と同じ児童養護施設で育ち、共に暮らしていた女性。山田の最大の理解者である一方、事件の引き金にも関わる謎めいた存在として描かれる。

国枝(佐々木蔵之介):名無しを止めるために奔走する刑事。凶器の見えない殺人事件を追い、山田太郎の過去と事件の真相に迫っていく。

作品の魅力解説

映画『名無し』の大きな魅力は、“右手で触れた瞬間、相手は消え、死が訪れる”という強烈な設定を、単なるショッキングな犯罪描写にとどめず、「名前」や「存在」をめぐる物語へと広げている点にある。凶器が映らない殺人事件というミステリー性に加え、なぜ男は“名無し”になったのか、なぜ山田太郎という名前を持つに至ったのかという問いが、物語の奥行きを生み出している。

また、佐藤二朗が原作・脚本・主演を兼ねていることも重要なポイントである。コメディからシリアスまで幅広い表現で知られる佐藤が、自ら生み出した“名前のない怪物”を演じることで、これまでのイメージとは異なる静かな狂気や絶望が前面に押し出される。監督を務める城定秀夫は『悪い夏』『嗤う蟲』などで知られ、歪んだ人間関係や社会の闇を描く演出に定評がある。本作でも、暴力の異様さだけでなく、その背後にある孤独や人間の欠落をどう映像化するのかが見どころとなる。

キャスト面では、丸山隆平、MEGUMI、佐々木蔵之介がそれぞれ“名無し”の過去、理解者、追跡者という異なる立場から物語に関わる。彼らの存在によって、事件の構図は単純な加害者と捜査側の対立にとどまらず、名前を与えること、誰かを理解すること、罪を止めようとすることの意味へと広がっていく。サイコバイオレンスとしての刺激と、人物の内面に踏み込むドラマ性をあわせ持つ一本だ。

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