『ハンナ・モンタナ』20周年特番にセレーナ・ゴメス&チャペル・ローン登場、マイリー・サイラスに語りかける「あなたが歩んでくれたから、私は走れた」

『ハンナ・モンタナ』20周年特番にセレーナ・ゴメス&チャペル・ローン登場、マイリー・サイラスに語りかける「あなたが歩んでくれたから、私は走れた」 MUSIC/ARTISTS
(左から)セレーナ・ゴメス、マイリー・サイラス、チャペル・ローン

『ハンナ・モンタナ』20周年特番でマイリー・サイラスがセレーナ・ゴメス、チャペル・ローンと対談。


マイリー・サイラスによる『ハンナ・モンタナ 20周年記念スペシャル』が、セレーナ・ゴメスとチャペル・ローンの参加を迎え、3月24日にDisney+(ディズニープラス)で配信開始となった。本作は、2006年にスタートしたドラマ『シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ』のセットや楽曲を再訪しながら、サイラス自身の歩みとその影響を改めて見つめ直す内容となっている。

『ハンナ・モンタナ』20周年特番が配信-マイリー・サイラスが“原点”を再訪

本作では、サイラスがかつての撮影セットを訪れ、シリーズを象徴する楽曲の数々とともに自身のキャリアを振り返る。『ハンナ・モンタナ』は2006年の放送開始以降、サイラスを世界的なスターへと押し上げた作品であり、その後のポップカルチャーにも大きな影響を与えてきた。

特番では、「Flowers」のヒットでも知られる現在のサイラスが、当時の自分と向き合いながら、作品が持つ意味を再確認していく構成となっている。単なる回顧にとどまらず、後の世代に与えた影響や、キャリアの転換点としての位置づけが浮かび上がる点も特徴だ。

チャペル・ローンが語る“継承”-「あなたが歩んでくれたから、私は走れた」

特番には、かねてより『ハンナ・モンタナ』から影響を受けてきたと公言しているチャペル・ローンも登場する。スタジオを訪れたローンは、幼少期から憧れてきたサイラスを前に、感情をあらわにしながら言葉を紡いだ。

「あなたが歩んでくれたから、私は走れたんだよ」と語るローンは、「私がステージでやってること、レッドカーペットでありのままの自分としていられること……」と自身の現在の活動に触れつつ、その背景にサイラスの存在があったことを示す。そして「2012〜2013年にあなたがたくさんの嫌な思いを乗り越えてくれたからなんだよ」と続け、「世界はあなたに八つ当たりしたから、私はあれほど苦労しなくて済んでる」と、先行世代が背負った困難に言及した。

この発言についてサイラスは「本当にびっくりだった」と振り返り、ローンが幼少期に『ハンナ・モンタナ』を見て育った世代であることにも触れている。ローン自身も「こうして関われることが、本当に嬉しいんだよ」と語り、「おばあちゃんの家でハンナを見て育ったから」と当時を懐かしんだ。

本パートでは、サイラスが築いたキャリアが次世代へと受け継がれていることが明確に示される。単なる再会ではなく、ポップカルチャーにおける“継承”の構図が浮かび上がる場面となっている。

セレーナ・ゴメスとの再会-ディズニー時代を振り返るもう一つの時間

さらに特番には、『ハンナ・モンタナ』にゲスト出演し、マイリー/ハンナのライバルであるポップスター、ミカイラを演じたセレーナ・ゴメスも登場。久々の再会となったふたりは、当時の撮影を振り返りながら和やかな時間を過ごした。

サイラスは「もっと圧倒されると思っていたし、感情があふれて涙が止まらなくなるかと思ってたんだけど」と語りつつ、「実際すごく楽しい時間だね」と率直な心境を明かす。一方のゴメスも、当時の撮影について「変な青いメイク」を施されたことに困惑したと振り返り、「だって15歳くらいだし、かわいくいたいじゃん」と笑いながら当時の複雑な気持ちを語った。

さらに、作品内でのキャラクター同士の意地悪な関係についても触れ、「今だったら、あのセリフの半分も言わせてもらえないと思う」と当時の表現を懐かしむ場面も見られた。

そして別れ際、ゴメスは「『Meet Miley』のアルバム、まるまる私の青春だったんだよ」と語りかけ、「あなたはカルチャーを作った」とサイラスに言葉を送る。

この再会は、同じ時代を生きたふたりだからこそ共有できる記憶を浮かび上がらせると同時に、『ハンナ・モンタナ』が一世代のポップカルチャーを形作った作品であったことを改めて印象づける場面となっている。

楽曲・家族・スターたちの記憶-特番が描くポップカルチャーの軌跡

本特番では、サイラスが「The Climb」や「This Is the Life」といったシリーズを象徴する楽曲を披露しながら、自身のキャリアを多角的に振り返っていく。また、ポッドキャスト『Call Her Daddy』のホストであるアレックス・クーパーとのインタビューも収録され、『ハンナ・モンタナ』がもたらした影響や当時の心境について語られる。

さらに、父ビリー・レイや母ティッシュとの対話を通じて、家族との関係性にも光が当てられるほか、テイラー・スウィフトの映画版への出演やジョナス・ブラザーズとのツアーといった出来事にも言及。ひとつの作品を起点としながら、その後のキャリアや音楽シーンとの接点が立体的に描き出されていく。

こうした構成によって本作は、単なる記念企画にとどまらず、サイラス個人の歩みとともに、2000年代以降のポップカルチャーの流れを映し出す内容となっている。『ハンナ・モンタナ』が残した影響と、その先に続く物語を再確認する機会となる作品だ。

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