レア・セドゥとマイキー・マディソンが、A24製作のエドガー・アラン・ポー原作映画『The Masque of the Red Death(原題)』に出演する。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』『アデル、ブルーは熱い色』などで知られるレア・セドゥが、『ANORA/アノーラ』『スクリーム』(2022年版)のマイキー・マディソンと共演し、A24製作の新作映画『The Masque of the Red Death(原題)』に出演することが報じられた。本作は、エドガー・アラン・ポーが1842年に発表したゴシック・ホラー短編小説を原作とし、現代的な解釈を加えた映画化となる。
エドガー・アラン・ポー原作を大胆に翻案したダークコメディ
『The Masque of the Red Death(原題)』は、疫病と死の恐怖を寓話的に描いたポーの同名の短編(『赤死病の仮面』)を、「大胆に翻案し、ダークコメディ風に仕上げた」作品とされている。脚本・監督を務めるのは、『The Plague(原題)』を手がけたチャーリー・ポリンガーである。
ポリンガーは本作のトーンについて、「間違いなくダークコメディの世界観だよ」と語っており、「『The Plague(原題)』よりもずっとマキシマリストなトーンだけど、閉所恐怖的な空間における集団力学のようなものを、非常に基本的なレベルで探求しているという点では、いくつか似たテーマを扱っているんだ」とも説明している。
原作の持つ象徴性や不条理さを土台にしながら、より過剰で戯画化された世界観が構築されることになりそうだ。
疫病と退廃が支配する城を舞台に描かれる双子の物語
物語の舞台となるのは、疫病によって民衆が荒廃する世界である。狂気に満ちた王子は、混乱の外に身を置くかのように貴族階級を城へ招き入れ、閉ざされた空間で享楽的な生活を送っているとされる。
マイキー・マディソンは双子の姉妹を演じると報じられており、そのうちのひとりは下層階級に身を隠して生きてきた存在だという。やがて彼女は城の内部へと入り込み、乱交パーティやアヘン、権力闘争、復讐、斬首といった要素が渦巻く退廃的な世界に足を踏み入れていく。
原作の寓話的な構造を下敷きにしつつ、階級差や欲望、暴力性が強調された設定となっており、閉鎖された城という空間の中で人間関係がどのように崩れていくのかが描かれることになりそうだ。
レア・セドゥが策略を巡らせる侍女役で参加、撮影は2月開始予定
レア・セドゥが演じるのは、城の中で頂点を目指し、策略を巡らせる侍女役だと報じられている。退廃的な世界を舞台にした物語の中で、権力構造の一端を担う存在として描かれることになりそうだ。
本作のプロデューサーには、ジュリア・ハマーとエリック・ファイグが名を連ね、ピクチャースタートが製作を手がける。さらに、ジェームズ・プレソンとルーシー・マッケンドリックが参加し、チャーリー・ポリンガー自身もエグゼクティブ・プロデューサーを務める。
『The Masque of the Red Death(原題)』は、2月にハンガリーで撮影開始予定とされており、今後の続報が待たれる。

