HBOドラマシリーズ版『ハリー・ポッター』の音楽を、ハンス・ジマー率いるBleeding Fingersが担当することが決定した。
HBOが制作を進めるドラマシリーズ版『ハリー・ポッター』の音楽を、ハンス・ジマーと彼が主宰するBleeding Fingersコレクティブが手がけることが明らかになった。映画音楽界を代表する作曲家の参加は、原作フランチャイズの新たな映像化において重要な要素となりそうだ。
ハンス・ジマー率いるBleeding Fingersが作曲を担当
ハンス・ジマーは、ラッセル・エマニュエル、スティーヴン・コフスキーとともに共同設立したBleeding Fingersコレクティブとともに、すでに本作の作曲作業に着手している。
これまでテレビ・映画合わせて五百以上の作品で音楽を手がけてきたジマーにとっても、本シリーズはこの十年で最大級のプロジェクトのひとつとされている。
ドラマシリーズ版『ハリー・ポッター』は、ダニエル・ラドクリフやエマ・ワトソンをスターダムに押し上げたJ・K・ローリング原作フランチャイズを、HBOが新たに映像化する試みである。
映画版では、ジョン・ウィリアムズをはじめ、複数の作曲家が印象的な音楽を生み出してきただけに、ドラマシリーズにおける音楽表現にも注目が集まる。
音楽的遺産と向き合うジマーらの姿勢
映画版『ハリー・ポッター』シリーズは、長年にわたり多くの作曲家によって音楽的世界観が築かれてきた。その重みを踏まえ、ハンス・ジマーとカーラ・タルヴ、アンジェ・ロズマンは、本作への参加にあたっての思いを「『ハリー・ポッター』の音楽的遺産は、世界中の作曲家にとって基準点となるものだし、この規模のプロジェクトでこんなにすばらしいチームに加われることを光栄に思っているよ」と語っている。
その一方で、「この責任は、僕自身もカーラ・タルヴもアンジェ・ロズマンも軽く考えていないんだ」とも述べており、シリーズが持つ歴史と向き合う姿勢を強調している。
さらに彼らは、「魔法は僕たちの周りのいたるところにあって、多くの場合は手の届かないところにあるんだけど、『ハリー・ポッター』の世界と同じように、ただそれを探しさえすればいいんだよね」と語り、本作の音楽制作について「この音楽で、観客の皆さんを魔法にもう少しだけ近づけながら、これまでの作品に敬意を表したいと思っているんだ」と締めくくった。
主要キャストと制作陣も明らかに
ドラマシリーズ版『ハリー・ポッター』では、主要キャストの一部もすでに発表されている。出演者には、パーパ・エッシードゥ、ジョン・リスゴー、ジャネット・マクティアらが名を連ねており、シリーズの新たな解釈を担う顔ぶれとして注目されている。
本シリーズの脚本および製作総指揮はフランチェスカ・ガーディナーが務める。マーク・マイロッドも製作総指揮として参加し、Brontë Film and TVおよびワーナー・ブラザース・テレビジョンとともに、HBO向けに複数エピソードの監督を担当する予定だ。
また、製作総指揮には原作者のJ・K・ローリングをはじめ、Brontë Film and TVのニール・ブレア、ルース・ケンリー=レッツ、Heyday Filmsのデヴィッド・ヘイマンが名を連ねており、原作フランチャイズに深く関わってきた制作陣が再び集結する形となっている。
