エヴァンジェリン・リリー、顔面から岩に激突し脳損傷を起こしていた-失神事故で判明した認知機能低下と現在の状況

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俳優のエヴァンジェリン・リリーが、失神による転倒事故で外傷性脳損傷を負っていることを公表した。


『LOST』や『ホビット』シリーズ、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)への出演で知られる俳優のエヴァンジェリン・リリーが、外傷性脳損傷(TBI)を患っていることを明かした。数カ月前、ビーチで失神して顔面から岩に激突し、脳震盪を起こした事故の後遺症だという。リリーは自身のInstagramに動画を投稿し、現在の状態や心境について率直に語っている。

事故後に判明した脳の異変と現在の状態

リリーによると、最近受けた脳スキャンの結果、「脳のほぼすべての領域が機能低下を起こしている」ことが判明したという。動画の中で彼女は、「つまり、TBIによる脳損傷があるってこと」と説明し、「今の私の仕事は、医師たちと一緒に原因を突き止めて、それから修復のための大変な作業に取り組むこと。正直言って気が重いよ」と胸中を明かした。

一方で、事故後の変化については前向きな向き合い方も語っており、「顔面を激しく打ち付けてから認知機能が低下したおかげで、ペースを落とすことができたし、2025年をより穏やかに締めくくることができた」と語っている。

「更年期ではなかった」診断への安堵と回復への不安

リリーは動画のキャプションでも、自身の状態について率直な思いを綴っている。認知機能の低下について、「単なる更年期前症候群ではないと分かって安心した一方で、この機能不全を回復させるのがどれほど困難な戦いになるかを知って不安にもなった」と明かした。

長らく原因がはっきりしないまま続いていた不調が、今回の検査によって外傷性脳損傷によるものである可能性が示されたことで、一定の納得を得た一方、回復までの道のりの厳しさも現実として受け止めている様子がうかがえる。

それでもリリーは、現在の状況を一概に悲観しているわけではない。事故をきっかけに立ち止まる時間を得たことを振り返り、人生のペースや向き合い方を見直す契機になったと語っている。

事故当時の状況と、幼少期から続く失神の経験

事故当時の状況について、リリーは自身のSubstackで詳細を記している。負傷直後の写真とともに、「顔を砂から上げて息をするの。口と鼻は血だらけ」と振り返り、突然の出来事だったことを明かした。

また、そばにいたパートナーの証言として、「私が意識を失うと、死んだように見えたって」と記し、失神時の様子が周囲に強い衝撃を与えていたことにも触れている。「私の目は白目をむいて、体から生命が抜け落ちていたんだって」という表現からは、当時の緊迫した空気が伝わってくる。

リリーによれば、こうした失神発作は子どもの頃から経験しており、当初は低血糖症が原因だと考えられていたが、後に否定されたという。自身ではこの現象を、「この『現実逃避』は、私の小さな魂がこの人生で対処できると感じる限界に達した結果」と捉えるようになったと説明し、身体的な問題だけでなく、内面的な要因にも目を向けてきたことを明かしている。

周囲から寄せられた支援の声と、現在の活動状況

リリーの告白には、共演者やファンから多くの反応が寄せられている。MCUで共演した俳優のミシェル・ファイファーはコメント欄で、「あなたは戦士。こんな事態でさえもあなたを打ち負かすことはできないよ、友よ」とエールを送った。

一方、リリー自身は事故や後遺症について、苦しみだけでなく感謝の気持ちも綴っている。「私の顔や折れた歯を見たら馬鹿げているように思えるかもしれないけど、失神できて本当に感謝してるの。リセットが必要だったんだから」と記し、この出来事を人生を立て直すきっかけとして受け止めていることを明かした。

現在、リリーは約3年間にわたり演技活動を休止しており、最後の出演作は2023年公開のマーベル映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』でのホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ役となっている。6月に発表した声明では、「業界での仕事を積極的に求めてはいない」とし、現在は人道支援活動と執筆活動に時間を捧げていると説明した。

外傷性脳損傷という現実と向き合いながら、リリーは自身のペースで回復と人生の再構築に取り組んでいる。

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