チャペル・ローンがブリジット・バルドーを追悼。投稿を巡りSNSでさまざまな反応が広がっている。
チャペル・ローンが、91歳で亡くなったフランスの俳優ブリジット・バルドーを追悼した。
Instagramストーリーで公開されたそのメッセージは、本人の音楽的ルーツに触れた内容だったが、バルドーの過去の発言や言動を背景に、オンライン上では議論を呼んでいる。
チャペル・ローンが投稿した追悼メッセージ
チャペル・ローンはInstagramストーリーにて、バルドーの死を悼むコメントを投稿した。そこには、「彼女は私の『Red Wine Supernova』のインスピレーションだった。安らかに眠ってください、バルドーさん♡」という言葉が添えられていた。
チャペルの楽曲「Red Wine Supernova」は、冒頭の歌詞でバルドーの名に直接言及しており、「彼女はプレイボーイだった、ブリジット・バルドー/彼女は私に知らなかったことを教えてくれた」というフレーズが登場する。
今回の投稿は、こうした楽曲制作の背景にあった存在として、バルドーへの個人的な敬意を示したものと受け取れる内容だった。
ブリジット・バルドーの過去の発言と再び注目される評価
今回の投稿を受け、オンライン上ではブリジット・バルドーが生前に行ってきた発言や行動にも再び注目が集まっている。とりわけ指摘されているのは、彼女が晩年に示してきた社会的・政治的なスタンスだ。
BBCによると、バルドーは2018年に#MeToo運動を批判する発言を行っていたほか、「人種的憎悪を煽動したとして複数回罰金を科された」経歴を持つという。また、過去には「同性愛嫌悪的な中傷発言」を行っていたことも報じられている。
こうした背景から、チャペル・ローンの追悼メッセージに対しては、バルドーを文化的アイコンとして評価する視点と、その発言や思想を問題視する視点が交錯する形となり、SNS上で議論が広がる状況となっている。
SNS上で広がる批判的な反応
追悼メッセージの公開後、X上では、チャペル・ローンの投稿に対する批判的な意見も相次いだ。あるユーザーは、「チャペル・ローン、お願いだからブリジット・バルドーのウィキペディアのページを開いてよ」と書き込み、バルドーの過去の言動を踏まえるべきだとの姿勢を示している。
また別のユーザーは、バルドーについて「文字通りあらゆるマイノリティに対して憎悪を示し、#MeToo運動の最中にセクハラ被害について声を上げていた女優たちのことを『偽善者』で『馬鹿げている』と言った女性」と言及し、その人物に哀悼の意を示した点を問題視した。
こうした反応は、文化的影響力を持つ人物をどのように評価し、言及するのかという問いを含んだものともいえる。
チャペル・ローンの追悼投稿は、彼女自身の音楽的ルーツを示す私的な表現である一方、ブリジット・バルドーという存在が持つ複雑な評価をあらためて浮き彫りにした。
現在もSNS上ではさまざまな受け止め方が示されており、その議論は続いている。
