ピクサーが初の長編シリーズで挑戦した複数視点の新たな物語
ピクサー・アニメーション・スタジオの完全オリジナルシリーズ『ウィン or ルーズ』の最終話が、本日3月12日(水)にディズニープラスで配信された。それに合わせて、同シリーズの製作過程に迫るドキュメンタリー『はじめまして、ピクルス:ウィン or ルーズ 誕生のひみつ』も同時配信。ピクサー史上初となる試みの裏側が明かされる。
【動画】ウィン or ルーズ|特別映像 フィーチャレット
中学生ソフトボールチームの運命の1週間をユニークな視点で描く
2025年2月19日(水)より配信が開始された『ウィン or ルーズ』は、中学生男女混合ソフトボールチーム「ピクルス」のメンバー8人が、1週間後に迫る大会に向けてさまざまな想いで準備する様子を描いた物語である。全8話構成で、各エピソードでは同じ1週間が選手・その家族・審判など複数の視点から描かれる。自信がなさそうな子どもたち、過保護な親、恋に悩む審判など、一つの出来事を取り巻くさまざまな人の視点が多角的に描かれる斬新な作りとなっている。
本作の製作陣には、ピクサー・スタジオの系譜を彩ってきた錚々たるクリエイターたちが集結した。キャリー・ホブソン(『あの夏のルカ』プロデューサー)とマイケル・イェーツ(『ソウルフル・ワールド』ストーリー・アーティスト)が脚本・監督、エグゼクティブ・プロデューサーを務め、『リメンバー・ミー』や『ファインディング・ドリー』でヴィジュアル・エフェクトを担当したデビッド・ラリーがプロデューサーを担当。製作総指揮には、昨年夏に公開された世界興行収入アニメーション歴代No.1作品『インサイド・ヘッド2』の製作総指揮を務め、前作『インサイド・ヘッド』をはじめ監督作品でアカデミー賞®を3度受賞したピート・ドクター、アカデミー賞®を2度受賞した「トイ・ストーリー」シリーズの原案や『ファインディング・ドリー』の監督を務めたアンドリュー・スタントン、さらに『私ときどきレッサーパンダ』でプロデューサーを務めたリンジー・コリンズらが名を連ねている。
ピクサー初の長編シリーズ製作の裏側に迫る特別番組
最終話の配信と同時に、ピクサー初の長編オリジナルシリーズ『ウィン or ルーズ』がどのように誕生したのか、その舞台裏をお届けする『はじめまして、ピクルス:ウィン or ルーズ 誕生のひみつ』の配信もスタートした。小規模ながらも精力的な制作チームは、どのようにしてピクサー史上初の試みとなるプロジェクトを切り開いていったのか。
決勝大会目前の中学生ソフトボールチーム”ピクルス”の1週間を8人のキャラクターの視点から描くという創造性豊かでユニークな形式や、第1話に登場するローリーの不安の塊”汗ボール”、第2話に登場する審判のフランクが親たちのクレームから自分を守るために防御スーツを身に着ける演出など、スタッフ自らの経験を基にそれぞれの抱える悩みや思いを視覚的に表現した、これまで以上に共感性の高い作品が完成するまでのビハインドに迫っている。
ピート・ドクターが語る革新的なシリーズ制作の狙い
この度解禁されたフィーチャレット映像では、製作者たちが本作の成り立ちや想いを語っている。映像の冒頭には、『カールじいさんの空飛ぶ家』『インサイド・ヘッド』『ソウルフル・ワールド』で3度のアカデミー賞®を受賞しているピート・ドクターが登場。「これまで28作品の長編映画を作ってきたが、配信作品を製作するにあたり、我々自身にとっても何か新鮮で革新的だと思える作品を作りたかった」と本作制作のきっかけを説明している。
続いて、デビッド・ラリー(プロデューサー)、キャリー・ホブソン(監督)、マイケル・イェーツ(監督)、そしてプロダクションデザイナー、テクニカルスーパーバイザー、スーパーバイジングアニメーターらが、ソフトボールチームの8人のキャラクターを1話1人ずつ描いていくというユニークな点について語っている。8つのエピソードの物語を作るにあたって、どのように彼らの生活や感情を描き、個性的なサブキャラクターまでを創り出してきたのかが明かされ、まさに様々な人生の縮図のような本作の魅力を多数のシーンクリップも織り交ぜながら解説している。
【動画】『ウィン or ルーズ』フィーチャレット映像 – 製作陣が語る作品誕生秘話
ドラマを彩る音楽も本作の魅力の一つである。『アイアンマン』でグラミー賞にノミネートされたラミン・ジャヴァディの手がける音楽にも注目だ。
ピクサーの新たな挑戦が迎える完結
『ウィン or ルーズ』は、ピクサーにとって初めての長編オリジナルシリーズとして意欲的な試みが詰まった作品となっている。中学生のソフトボールチームという身近な設定から、各人物の内面や葛藤、成長を丁寧に描き出す手法は、ピクサー作品の真骨頂とも言える。同じ1週間という時間軸を異なる視点から描くという斬新な構成は、映画という単一の形式では実現できない、シリーズならではの表現方法だ。
ピクサーの長編映画28作品の経験と創造性を注ぎ込んだ本作が、どのようなフィナーレを迎えるのか。そして、その製作過程を記録した『はじめまして、ピクルス:ウィン or ルーズ 誕生のひみつ』がどのような知られざるエピソードを明かすのか。最終話への期待がいよいよ高まる『ウィン or ルーズ』シリーズをぜひディズニープラスでお楽しみいただきたい。
【動画】『ウィン or ルーズ』予告編




