テレビスペシャル長編『ONE PIECE エピソードオブ東の海(イーストブルー) 〜ルフィと4人の仲間の大冒険!!〜』(2017)を紹介&解説。
テレビスペシャル長編『ONE PIECE エピソードオブ東の海』概要
テレビスペシャル長編『ONE PIECE エピソードオブ東の海(イーストブルー) 〜ルフィと4人の仲間の大冒険!!〜』は、尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE』の原作連載20周年を記念して制作されたスペシャルアニメ。原作1話からグランドライン突入までの物語を新規作画で描き、モンキー・D・ルフィの旅立ち、ロロノア・ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジとの出会い、麦わらの一味が結成されていくまでを長編として再構成する。監督は大塚隆史、脚本は中山智博、キャラクターデザインは佐藤雅将が担当。初代オープニングテーマ「ウィーアー!」の特別バージョンや、原作扉絵の一部初アニメ化も盛り込まれている。
作品情報
日本版タイトル:『ONE PIECE エピソードオブ東の海(イーストブルー) 〜ルフィと4人の仲間の大冒険!!〜』
英題:One Piece – Episode of East Blue: Luffy and His Four Friends’ Great Adventure
製作年:2017年
日本放送日:2017年8月26日
放送枠:土曜プレミアム
放送局:フジテレビ系列
ジャンル:アニメ/冒険/アクション/ファンタジー
製作国:日本
原作:尾田栄一郎『ONE PIECE』(漫画)
上映時間:107分
原作:尾田栄一郎
企画:狩野雄太/櫻田博之
監督:大塚隆史
脚本:中山智博
キャラクターデザイン:佐藤雅将
出演:田中真弓/中井和哉/岡村明美/山口勝平/平田広明
制作協力:東映
制作:フジテレビ/東映アニメーション
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
あらすじ
海賊王を目指す少年モンキー・D・ルフィは、赤髪のシャンクスとの出会いを胸に、東の海(イーストブルー)から大いなる旅へと踏み出す。旅の中で、世界一の大剣豪を夢見るロロノア・ゾロ、海図を描く航海士ナミ、村を守ろうとする狙撃手ウソップ、海上レストランで働く料理人サンジと出会い、それぞれの過去や夢を抱えた仲間たちが少しずつ麦わらの一味として結ばれていく。物語は、ルフィたちがグランドラインを目指すまでの原点を、新規作画によって描き直す。
主な登場人物(声優)
モンキー・D・ルフィ(田中真弓):海賊王になることを夢見る少年。ゴムゴムの実の能力者で、シャンクスから預かった麦わら帽子を大切にしている。強い信念と仲間を思うまっすぐな心で、東の海から冒険へと旅立つ。
ロロノア・ゾロ(中井和哉):世界一の大剣豪を目指す三刀流の剣士。幼なじみとの誓いを胸に剣の道を進んでおり、処刑寸前のところをルフィに助けられたことをきっかけに、麦わらの一味の最初の仲間となる。
ナミ(岡村明美):天才的な航海術を持つ少女。故郷ココヤシ村を支配するアーロン一味から村を取り戻すため、ひとりで重い使命を背負っている。ルフィたちとの出会いによって、閉ざしていた心が大きく揺れ動いていく。
ウソップ(山口勝平):シロップ村に暮らす少年で、嘘つきながらも仲間や村を守ろうとする勇気を持つ。海賊の襲撃を前にひとりで立ち向かおうとし、その行動がルフィたちとの絆につながっていく。
サンジ(平田広明):海上レストラン「バラティエ」で働く料理人。恩人ゼフへの思いを抱えながら、伝説の海“オールブルー”を探す夢を持つ。料理人としての誇りと戦う力をあわせ持ち、ルフィたちの仲間に加わる。
作品の魅力解説
本作の大きな魅力は、『ONE PIECE』の出発点である東の海編を、テレビスペシャル長編として一気に振り返れる構成にある。ルフィが旅立ち、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジと出会い、麦わらの一味が形作られていく流れは、長大な物語の原点そのもの。初めて『ONE PIECE』に触れる視聴者にとっては入門編として見やすく、長年のファンにとっては仲間との出会いを再確認できる作品となっている。
また、原作連載20周年記念作として制作された点も見逃せない。原作1話からグランドライン突入までを新規作画で描くだけでなく、チョッパー、ロビン、フランキー、ブルックが当時どこで何をしていたのかを示す原作扉絵の一部が初めてアニメ化されている。すでに麦わらの一味のその後を知っている視聴者ほど、物語の始まりと未来が重なって見える構成だ。
さらに、初代オープニングテーマ「ウィーアー!」の特別バージョンが使用されていることも、本作を記念作品らしく彩る要素である。ルフィたちの冒険の始まりを象徴する楽曲が、20周年という節目に合わせて再び響くことで、作品全体に祝祭感と懐かしさが加わっている。東の海編の名場面をコンパクトに追いながら、『ONE PIECE』が長く愛されてきた理由を改めて感じられる一本である。
