『プリシラ』続編が2027年に撮影される見通しであることを、ガイ・ピアースが明かした。
1994年のカルト的人気作『プリシラ』(原題:The Adventures of Priscilla, Queen of the Desert)の続編が、2027年に本格撮影へ入る見通しだ。
前作でアダム/フェリシアを演じたガイ・ピアースが、続編の現在地について最新情報を明かした。ピアースによれば、撮影は2027年、公開は2028年を想定しているという。
ガイ・ピアース「たぶん2027年に撮る」
ピアースはABC Newsのジェームズ・ロングマンとのインタビューで、続編について、「続編だよね。今って何年だっけ、2026年? たぶん2027年に撮影して、2028年に公開されると思う」とコメントした。
ただし現時点では、2027年の撮影開始や2028年の公開日は配給会社から正式発表されたものではなく、ピアースが示した現在の見通しとなる。
続編の企画自体は2024年に表面化しており、前作を監督・脚本したステファン・エリオットが再び手がける。ピアースとヒューゴ・ウィーヴィングも、それぞれフェリシアとミッチ役で復帰する予定だ。
テレンス・スタンプは死去前にバーナデット役を撮影
続編で特に注目されるのが、2025年8月に87歳で死去したテレンス・スタンプの出演。スタンプは前作で、3人組の中心人物となるトランスジェンダー女性バーナデット・バッセンジャーを演じた。
エリオット監督はスタンプの健康状態を考慮し、本格撮影に先駆けてバーナデットの出演部分を事前撮影していた。スタンプ自身がデジタルクローンだけで役を再現することを望まず、自ら演じることにこだわったという。
エリオットによれば、スタンプは、「スタートラインにたどり着けなかった時のためにね」と話していた。
撮影では複数のカメラを使用してスタンプの演技を記録。最終的にはその映像を別のパフォーマーの身体とデジタル技術で組み合わせる方法が検討されている。
30年以上を経て再び“プリシラ”の旅へ
1994年公開の『プリシラ』は、ドラァグクイーンのミッチとフェリシア、トランスジェンダー女性のバーナデットが、派手に装飾したバス「プリシラ」に乗ってオーストラリアの砂漠を横断するロードムービー。
LGBTQ+映画の代表作のひとつとして長く支持され、衣装デザインではアカデミー賞も受賞した。
エリオットは続編について、単純に前作を繰り返す作品にはせず、登場人物たちの老いも重要なテーマになることを明かしている。
スタンプが人生の最後に残したバーナデットの演技とともに、30年以上を経た3人の旅がどのような形で再開されるのか。長年構想されてきた続編が、ようやく本格始動へ近づいている。
