成長したミゲルが、復讐に燃えるエルネストと再び死者の国へ向かう。
ディズニー&ピクサーのアニメーション映画『リメンバー・ミー』(2017)の続編、『リメンバー・ミー2(仮題)』の初コンセプトアートが、ディズニーのファンイベント「D23」で公開された。
新たなビジュアルに描かれているのは、ティーンエイジャーへと成長した主人公ミゲルと、変わらず彼に寄り添う愛犬ダンテ。さらに、前作のヴィランであるエルネスト・デラクルスが復讐のために再登場し、ミゲルが再び死者の国へ向かうことも明らかになった。
本作は2029年11月に劇場公開予定。現時点で日本公開日は発表されていない。
ティーンエイジャーになったミゲル、ダンテと並ぶ初ビジュアル
D23の「Disney Entertainment Showcase」では、ピクサーのチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めるピート・ドクターが『リメンバー・ミー2(仮題)』の最新情報を発表。初公開されたコンセプトアートには、少年からティーンエイジャーへと成長したミゲルとダンテの姿が描かれている。
前作では、音楽を禁じられた家庭に生まれながらミュージシャンになることを夢見るミゲルが、死者の日に“死者の国”へ迷い込み、家族に隠された過去を知ることになった。続編では物語の時間が進み、成長したミゲルに人生を変えるような死者の国への再訪が待ち受けるという。
ダンテが再びミゲルと行動を共にしている一方、ヘクターやイメルダをはじめとするリヴェラ家の面々がどのような形で登場するのかは、まだ発表されていない。
エルネストが復讐へ、声優ベンジャミン・ブラットも続投
D23のステージには、前作でエルネスト・デラクルスの声を演じたベンジャミン・ブラットも登場。続編で同役を再演すると発表し、新たな物語について次のように語った。
「一部の人たちにとって、ミゲルはキャリアを台無しにし、伝説をぶち壊した小さな厄介者なんだ。エルネスト・デラクルスは復讐のために帰ってきて、ミゲルを再び死者の国への冒険へと向かわせる。運命にはユーモアのセンスがあることを証明するかのように、ミゲルはハンサムなスーパースターと手を組まなきゃならない。そう、僕とね」
前作でミゲルの憧れの大スターとして登場しながら、やがて物語の中心にある秘密と深く関わっていたことが判明したエルネスト。続編ではミゲルへの復讐を企てる一方、何らかの事情から両者が手を組むことになるようだ。
敵対するはずのふたりが共に行動するという新たな構図は、エルネストが単なる復讐者にとどまらない役割を担う可能性も感じさせる。ナルシシズムに満ちたエルネストらしいブラットの紹介も含め、前作とは異なる関係性が物語を動かすことになりそうだ。
リー・アンクリッチ&エイドリアン・モリーナら前作スタッフが再集結
監督には、前作で第90回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したリー・アンクリッチが復帰。前作の脚本と共同監督を務めたエイドリアン・モリーナも、再び共同監督として参加する。
プロデューサーを務めるのは、『トイ・ストーリー4』や『インサイド・ヘッド2』を手掛けたマーク・ニールセン。前作を生み出した主要スタッフと、近年のピクサー作品を支えてきたプロデューサーが顔をそろえる。
2017年に米国で公開された『リメンバー・ミー』は、世界興行収入8億ドルを突破。第90回アカデミー賞では長編アニメーション賞に加え、「リメンバー・ミー」で主題歌賞も受賞した。
家族の記憶と音楽を通じて、生者と死者のつながりを描いた前作は、ひとつの物語として美しい結末を迎えている。その物語を成長したミゲルの視点からどう広げ、エルネストの復讐と予想外の共闘をどのように組み込むのか。『リメンバー・ミー2(仮題)』は2029年11月、観客を再び色鮮やかな死者の国へと招く。
