『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』初日舞台挨拶に主要キャストが登壇、10年の節目に思いを語った。
累計発行部数2700万部を突破した人気漫画を原作とする『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』が3月20日に公開され、同日、初日舞台挨拶が開催された。TVアニメと原作連載終了から10年の節目を迎える本作は、これまで映像化されてこなかったエピソードを完全新規制作で描く劇場版作品として位置づけられている。会場には福山潤、渕上舞、岡本信彦、洲崎綾、逢坂良太が登壇し、ライブビューイングで全国のファンとつながる中、10年越しの再集結となった“3年E組”の時間を振り返った。
初日舞台挨拶に主要キャスト集結-10年越しの再会に会場沸く
公開初日となる3月20日(金)、新宿バルト9にて行われた舞台挨拶には、「暗殺教室」の主要キャストが一堂に会した。さらに本イベントは全国約160館でライブビューイング中継も実施され、10年という時間を経て再び集ったキャストとファンが同時にその瞬間を共有する形となった。

渕上舞、『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』舞台挨拶にて ©松井優征/集英社・アニメ「暗殺教室」製作委員会 2025
登壇者同士のやり取りからは、長年作品を共にしてきた関係性が色濃くにじむ。渕上舞のポーズをきっかけに、岡本信彦らが次々と同じポーズを披露するなど、息の合った掛け合いが展開され、会場は笑いに包まれた。また岡本は「この5人で登壇するのもめちゃくちゃ久しぶりなんですよ」と語り、10年越しの再集結であることを実感させた。

岡本信彦、『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』舞台挨拶にて ©松井優征/集英社・アニメ「暗殺教室」製作委員会 2025
洲崎綾が「今日は同窓会なんで」と呼びかける場面もあり、イベント全体はまさに“同窓会”のような温かい空気に包まれた。逢坂良太も自身の出番について言及しながら観客の笑いを誘うなど、終始和やかな雰囲気の中で進行。長年愛され続けてきた作品の節目にふさわしい、熱気と一体感に満ちた舞台挨拶となった。

洲崎綾、逢坂良太『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』舞台挨拶にて ©松井優征/集英社・アニメ「暗殺教室」製作委員会 2025
福山潤「思いが溢れて語り尽くせない」-10年の節目にキャストが語る現在地
イベント冒頭、殺せんせー役の福山潤は観客に向けて「思いが溢れてくるというか。そういったものを語りきれるか分からないですが、皆さん一緒に楽しい時間を過ごしましょう」とあいさつし、10年という時間の重みと作品への思いをにじませた。

福山潤、『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』舞台挨拶にて ©松井優征/集英社・アニメ「暗殺教室」製作委員会 2025
渕上舞は「何から語ろうかと、頭の中がものすごくグルグルしていますが」としながらも、作品の魅力を伝えたいと語り、岡本信彦も「今日ようやくこの日が来た」と公開を迎えた喜びを口にするなど、それぞれが作品への特別な感情を言葉にした。

『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』舞台挨拶にて ©松井優征/集英社・アニメ「暗殺教室」製作委員会 2025
また、洲崎綾は「今日は同窓会なんで、お祭りみたいに楽しくトークができれば」と呼びかけ、逢坂良太も本作について「卒業前にみんなが思い出を振り返るストーリーだったので。それが余計にエモいなと思いました」と振り返るなど、キャストそれぞれの視点から作品の魅力が語られた。
10年の時を経て再び集結したキャスト陣の言葉からは、単なる続編ではなく、これまで積み重ねてきた時間そのものが作品に刻まれていることがうかがえる舞台挨拶となった。
「みんなが等しく特別」-福山潤が語る『暗殺教室』の核心
イベントでは、ファンから寄せられた質問にキャストが答えるコーナーも実施された。教師として働く観客からの問いに対し、福山潤は作品を通して感じた“向き合い方”について言及する。
福山は「みんなとフラットに、均等に接していきたい、という感じはあった」と振り返りつつ、「誰かが一人だけ特別だというわけではなくて、みんなが等しく特別なんだ」と語る。その上で「特別なのに均等になる、ということがあり得るんだなと。それがこの『暗殺教室』を通して感じさせてもらったこと」と続け、作品が持つ教育的な側面にも触れた。
さらに「特別なものは特別なもので構わなくて。それぞれスペシャルなものを、自分と同じスペシャルなカテゴリーに入れられた時に、みんなを平等に見れるのではないかな」と語り、その言葉に会場の観客もうなずきを見せた。

『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』舞台挨拶にて ©松井優征/集英社・アニメ「暗殺教室」製作委員会 2025
このやり取りに対し、洲崎綾は「響きましたね」と感想を述べ、岡本信彦も福山の姿勢について言及。キャスト同士の関係性とともに、『暗殺教室』が持つ“人と向き合う物語”としての本質があらためて浮かび上がる場面となった。
終盤、福山潤は本作について「この10年という素敵な時間がすごく良い作用をしていると思う」と語り、「色あせない物語として、皆さんにお届けできたこと。心から幸せを感じております」と作品への思いをあらためて言葉にした。
さらに「良かったこと、楽しかったこと、そういった想いで、大切なお友だちと繋がることができる一歩になれば」と呼びかけ、「何度でも楽しんでいただけたら幸いです」とメッセージを送り、舞台挨拶は温かな拍手に包まれながら幕を閉じた。

『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』舞台挨拶にて ©松井優征/集英社・アニメ「暗殺教室」製作委員会 2025
10年という歳月を経てもなお色あせない『暗殺教室』の物語。その時間の積み重ねとともに生まれた本作は、かつて作品に触れた観客にとっても、新たに出会う観客にとっても、それぞれの“思い出”と重なり合う作品となりそうだ。
作品情報
公開日:2026年3月20日(金)全国公開
タイトル:『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』
原作:「暗殺教室」松井優征(集英社 ジャンプ コミックス刊)
出演:福山潤、渕上舞、洲崎綾、岡本信彦、ほか
監督:北村真咲
脚本:上江洲誠
キャラクターデザイン:樋上あや
メインテーマ:佐藤直紀
音楽:出羽良彰、石塚徹
アニメーション制作:Lerche
主題歌:『Teacher』/友成空(cutting edge)
配給:エイベックス・フィルムレーベルズ
製作:アニメ「暗殺教室」製作委員会2025
©松井優征/集英社・アニメ「暗殺教室」製作委員会 2025
