映画『エレノアってグレイト。』(2025)を紹介&解説。
映画『エレノアってグレイト。』概要
映画『エレノアってグレイト。』は、俳優スカーレット・ヨハンソンの監督デビュー作となるヒューマンドラマ。94歳の女性が大切な友を失った後、ある嘘をきっかけに若い学生と出会い、新たな友情を育むなかで思わぬ騒動へ巻き込まれていく、ユーモアと哀感をにじませる物語。主演はジューン・スキッブ、共演にエリン・ケリーマン、キウェテル・イジョフォー。
作品情報
日本版タイトル:『エレノアってグレイト。』
原題:Eleanor the Great
製作年:2025年
日本公開日:2026年6月12日
ジャンル:ドラマ/コメディ
製作国:アメリカ
原作:無
上映時間:98分
監督:スカーレット・ヨハンソン
脚本:トリー・ケイメン
製作:スカーレット・ヨハンソン/ジャスティン・バルドーニ/ジョナサン・リア/キーナン・フリン/トゥルーディ・スタイラー/セリーヌ・ラットレイ/ジェサミン・バーガム/カラ・デュレット
撮影:エレーヌ・ルーヴァール
編集:ハリー・ジアージアン
作曲:ダスティン・オハロラン
出演:ジューン・スキッブ/エリン・ケリーマン/ジェシカ・ヘクト/キウェテル・イジョフォー/リタ・ゾハール
製作:ピンキー・プロミス/メイヴン・スクリーン・メディア/ジーズ・ピクチャーズ/ウェイフェアラー・スタジオ
配給:ソニー・ピクチャーズ クラシックス/トライスター・ピクチャーズ
あらすじ
ニューヨーク。94歳の女性エレノアは長年の親友を亡くし、孤独な日々を過ごしていた。ある日、ホロコーストの生存者支援グループに参加した彼女は、ある“嘘”をきっかけに若い学生と出会う。やがて芽生えた友情は周囲を巻き込み、エレノア自身の過去と向き合う出来事へと発展していく。
主な登場人物(キャスト)
エレノア(ジューン・スキッブ):94歳の女性。長年の親友を失ったことをきっかけにニューヨークで孤独な生活を送るようになるが、ある嘘をきっかけに若い世代と関わり、新たな友情と自分の過去に向き合っていく。
ニーナ(エリン・ケリーマン):エレノアが参加したコミュニティで出会う若い女性。彼女の語る話に興味を抱き、次第に距離を縮めていくなかで、世代を超えた友情を築いていく。
ロジャー(キウェテル・イジョフォー):エレノアが関わるコミュニティの人物。彼女を見守る立場として関係を築く。
簡易レビュー・解説
俳優スカーレット・ヨハンソンが監督を務めた初の長編映画であり、94歳の女性を主人公に据えたヒューマンドラマ。物語は、孤独を抱えた高齢女性がある嘘をきっかけに若い世代と関係を築いていく姿を描き、世代を超えた友情や記憶、アイデンティティといったテーマを静かに掘り下げていくようだ。
主演を務めるのは、長いキャリアを持つ名優ジューン・スキッブ。本作では90代の主人公を中心に据えた構成が特徴で、人生の晩年における孤独や再出発といった感情をユーモアと哀感を交えて描くという。共演にはエリン・ケリーマン、キウェテル・イジョフォーらが名を連ねる。
2025年のカンヌ国際映画祭「ある視点」部門で上映された。
作品トリビア
脚本家の祖母が主人公像の着想源
脚本を手がけたトリー・ケイメンの祖母エレノアが、主人公のキャラクターの着想の一つになっている。祖母は95歳でマンハッタンに移り住み、99歳まで自立して暮らしていた人物で、その人生経験が物語の背景に影響を与えたとされる。
実際のホロコースト生存者が出演
ホロコースト生存者の支援グループのシーンには、実際の生存者が出演している。またベッシー役のリタ・ゾハール自身も、1944年にウクライナの強制収容所で生まれた人物である。
主演ジューン・スキッブは94歳で主演
主人公エレノアを演じたジューン・スキッブは、撮影当時94歳。90代の俳優が主演を務める作品としても注目を集めた。
ライター/エディター/映画インスタグラマー。2019年に早稲田大学法学部を卒業。東京都職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)やYouTubeチャンネル「cula 見て聞く映画マガジン(旧:アルテミシネマ)」においても映画や海外ドラマ、音楽といったカルチャーに関する情報レビューを発信している。
