クリスチャン・ベールが“好きな怪物”にゴジラを挙げた。
俳優クリスチャン・ベールがTikTokerのsnitcherryとのインタビューで、映画に登場する“お気に入りのモンスター”について語った。これまで数々の強烈なキャラクターを演じてきたベールだが、彼が名前を挙げたのは意外にも日本発の怪獣だった。
“怪物”としてのパトリック・ベイトマン、そしてゴジラ
インタビューでsnitcherryから「映画でお気に入りのモンスター(怪物)は?」と問われたベールは、まず自身の代表作のひとつに触れた。
「僕が演じた(『アメリカン・サイコ』の)パトリック・ベイトマンみたいな怪物も好きだけど、でもそれこそ“モンスター”であるゴジラが好きだよ。」
自身が演じた人物を“怪物”と表現しつつ、話題は日本を代表する怪獣へと広がる。
「僕は本当にあらゆる種類のゴジラが好きなんだ。『シン・ゴジラ』でもレジェンダリー製作の(モンスターバースの)ゴジラも、日本の古い映画のゴジラもね。ゴジラ映画を見るのが大好きだよ。」
特定の作品に限らず、シリーズ全体に対する愛着を示した形であり、日本版からハリウッド版まで網羅的に鑑賞していることがうかがえる発言である。
日本発の怪獣からハリウッド版まで—クリスチャン・ベールのゴジラ愛
ベールが挙げた“ゴジラ”は、1954年に日本で誕生して以降、複数の時代区分を経て展開されてきた映画シリーズである。国内制作の作品群に加え、近年は米レジェンダリー・ピクチャーズが手がける“モンスターバース”としてハリウッドでも展開され、世界的なフランチャイズへと拡張している。
今回の発言で特徴的なのは、特定の一本ではなく、シリーズ全体を横断する形で言及している点である。
「『シン・ゴジラ』でもレジェンダリー製作の(モンスターバースの)ゴジラも、日本の古い映画のゴジラもね。」
この言葉からは、2016年公開の『シン・ゴジラ』のような現代的再解釈作品から、初期の日本映画、さらにはハリウッド版に至るまで、幅広く視聴している様子がうかがえる。
「ゴジラ映画を見るのが大好きだよ。」
単なるリップサービスではなく、シリーズそのものへの継続的な関心を示す発言といえるだろう。
@snitchery #WBPartner Asking absolute LEGEND Christian Bale about his favorite movie monster ahead of the release of The Bride!?? And getting the literal BEST ANSWER EVER??? 😭😭😭 – GODZILLA??? HELLO??? my dad’s gonna freak 🫣 I bet the minute THE BRIDE! hits theaters, we’ll be seeing that film as a response to this question all the time hehe. Now your turn… who’s YOUR favorite movie monster?? 👀 #thebridemovie @thebridemovie ♬ original sound – snitchery
“怪物”という存在が映すもの—ベール発言が示す視点
ベールはこれまで、『アメリカン・サイコ』のパトリック・ベイトマンをはじめ、人間の内面に潜む暴力性や狂気を体現する役柄を演じてきた俳優である。彼が自ら演じたキャラクターを“怪物”と表現したことは、決して偶然ではない。
一方で、ゴジラは文字通りの“怪物”でありながら、時代ごとに異なる意味を背負ってきた存在でもある。1954年の第1作では核の恐怖を象徴する存在として描かれ、その後も社会不安や災害、政治的緊張など、各時代の空気を映し出す象徴として再解釈されてきた。
ベールの発言は短いものではあるが、“人間の怪物性”と“巨大怪獣という怪物性”を並列させる構図になっている点が興味深い。自ら演じたサイコパス的キャラクターと、日本発の怪獣を同じ問いの中で語ったことは、彼にとって“モンスター”という存在がジャンルを超えて魅力的であることを示している。
映画における怪物は、単なる恐怖の対象ではなく、人間や社会を映す鏡として機能してきた。今回のショートインタビューは、その魅力を改めて浮かび上がらせる発言となった。
