ロバート・デュヴァル死去、フランシス・フォード・コッポラやロバート・デ・ニーロらが追悼。
フランシス・フォード・コッポラが、長年の盟友であるロバート・デュヴァルの死を受け、追悼の言葉を発表した。デュヴァルは現地時間2月15日(日)、95歳で逝去した。
コッポラは月曜日の午後、自身のInstagramで声明を発表。「ロバート・デュヴァルを失ったことを知り、大きな衝撃を受けている」と綴り、「彼は偉大な俳優であり、アメリカン・ゾエトロープ(映画製作会社)の創設時から欠かせない存在だった」と振り返った。
さらに『雨の中の女』『カンバセーション…盗聴…』『ゴッドファーザー』『ゴッドファーザー PART II』『地獄の黙示録』『THX-1138』『愛と暗殺のタンゴ』といった作品名を挙げ、長年にわたる協働を回顧した。
7本の作品で築いた盟友関係
コッポラが言及した通り、両者はキャリアを通じて7本の映画で共同作業を行っている。『雨の中の女』(1969)、『THX 1138』(1971)、『ゴッドファーザー』(1972)、『カンバセーション…盗聴…』(1974)、『ゴッドファーザー PART II』(1974)、『地獄の黙示録』(1979)、そして『愛と暗殺のタンゴ』(2002)である。
アメリカン・ゾエトロープの創設期から続いた関係は、1970年代のニュー・ハリウッドを代表する作品群を通じて形づくられていった。デュヴァルはそれらの作品で重要な役割を担い、コッポラのフィルモグラフィーに欠かせない存在となった。
デ・ニーロ、パチーノも追悼の声明
『ゴッドファーザー PART II』で共演したロバート・デ・ニーロとアル・パチーノも、月曜日にそれぞれ追悼の言葉を発表した。
パチーノは『Variety』誌に寄せた声明で、「ロバート・デュヴァルと共演できたことは光栄だった」と振り返り、「彼は生まれながらの俳優だった」とその才能を称えた。さらに「演技への結びつき、理解、そして驚異的な才能は永遠に記憶されるだろう」と記し、「彼がいなくなって寂しい」と惜別の思いを示した。
一方、デ・ニーロは自身の追悼文で「ボビーに神のご加護を」と綴り、「僕も95歳まで生きられたらいいな」と言及。「安らかに眠ってほしい」と結んだ。
1970年代のアメリカ映画を象徴する俳優たちからの言葉は、長年にわたり第一線で活躍してきたデュヴァルの存在の大きさをあらためて示すものとなった。
ハリウッド全体に広がる追悼の声
デュヴァルの死去を受け、ハリウッドを代表する俳優や映画人からも相次いで追悼の言葉が寄せられた。
ヴィオラ・デイヴィスはInstagramで、2018年のスリラー『ロスト・マネー 偽りの報酬』でデュヴァルと共演できたことは「光栄」だったと振り返り、「畏敬の念を抱いた」と綴った。さらに「あなたは巨人だった…アイコンだった…」とその存在の大きさに言及し、『地獄の黙示録』『ゴッドファーザー』『アラバマ物語』『テンダー・マーシー』『The Apostle(原題)』などを挙げながら、「偉大さは決して死なない。贈り物として残り続けるよ」「あなたの名は語り継がれる。天使たちがあなたを安らかな眠りへと導いてくれますように」と記した。
また、ロン・ハワード監督の1994年作『ザ・ペーパー』で共演したマイケル・キートンもInstagramで追悼。「またひとり、友人が逝ってしまった」と綴り、「彼とは家の玄関ポーチで馬について語り合ったすばらしい午後を過ごしたよ。彼は俳優として偉大さの体現者だった。R.I.P. RD」とその人柄と演技を回想した。
デュヴァルの死は、世代やジャンルを超えて多くの映画人に影響を与えたことをあらためて示している。ハリウッドを代表する俳優の死を受け、追悼の声は今も広がり続けている。

