ブルーノ・マーズが約10年ぶりとなる新ソロアルバムの完成を発表した。
ブルーノ・マーズの金字塔的アルバム『24K Magic』から約10年——待望の4枚目となるソロアルバムが、ついに完成したことが明らかになった。マーズは月曜日、Xに「僕のアルバムは完成したよ」と投稿し、新作の完成をシンプルな言葉で報告した。
リリース時期や収録内容など、作品の詳細については現時点では明かされていないが、タイトルは『The Romantic』(ザ・ロマンティック)だと明かされた(1/9更新)。
『24K Magic』以来、初となるソロアルバム
今回完成が報告された新作『The Romantic』は、2016年に発表された『24K Magic』以来、初のソロアルバムとなる。同作には「That’s What I Like」「Versace on the Floor」「Finesse」といったヒット曲が収録され、世界的な成功を収めた。
『24K Magic』は商業的評価と批評的評価の両面で高く評価され、マーズに7つのグラミー賞をもたらしている。アルバム・オブ・ザ・イヤーをはじめ、タイトル曲での最優秀レコード賞、「That’s What I Like」での最優秀楽曲賞など、主要部門を含む受賞歴は、彼のキャリアにおける大きな到達点となった。
Silk Sonicで示した表現の成熟と評価
『24K Magic』以降、マーズはソロ名義でのアルバム発表こそ行っていなかったものの、音楽活動の歩みを止めていたわけではない。彼はアンダーソン・パークとデュオ、Silk Sonicを結成し、2021年にアルバム『An Evening With Silk Sonic』を発表している。
同作は高い評価を受け、リードシングル「Leave the Door Open」は2022年のグラミー賞で最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞を受賞。さらに2部門を含む計4冠を達成した。一方で、このデュオは有力候補と目されながらも、アルバム自体を選考対象として提出しない決断を下している。
この判断についてマーズは当時、「グラミー賞が僕たちのステージでのパフォーマンスを許可してくれたこと——一度だけでなく二度も——そして昨年の授賞式で受賞させてくれたことに感謝しているよ」と語っていた。さらに、「これ以上の何かを求めるなんてクレイジーだよ」とも述べており、評価の獲得以上に表現そのものを重視する姿勢を示していた。
コラボレーションで示した現在進行形の成功
Silk Sonicとしての活動以降、マーズは再びコラボレーションを軸に存在感を示してきた。2024年にはセクシー・レッドとの楽曲「Fat, Juicy & Wet」を発表し、その後も精力的な動きを見せている。
なかでも大きな注目を集めたのが、レディー・ガガとのデュエット曲「Die With a Smile」だ。同曲は商業的成功を収め、2025年のグラミー賞で受賞を果たしている。世代やスタイルを超えたコラボレーションは、マーズの表現力の幅広さを改めて印象づける結果となった。
さらに2024年末には、ロゼとのコラボレーション曲「APT」をリリース。同曲は、来月開催される授賞式で最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞を含む3部門にノミネートされており、現在進行形で高い評価を受けている。
こうした一連の成功の延長線上で伝えられた今回の「アルバム完成」という報告は、長い沈黙の末に訪れた復帰というよりも、継続的な活動の積み重ねの先にある次なるフェーズとして位置づけられるだろう。
