ディズニー、実写版『美女と野獣』悪役ガストンが主役のスピンオフ映画を企画中

『美女と野獣』(1991)より ©Disney NEWS
『美女と野獣』(1991)より ©Disney

ディズニーが実写版『美女と野獣』の悪役ガストンを主役に据えた長編スピンオフ映画を企画中である。


ディズニーが、『美女と野獣』に登場する悪役キャラクター、ガストンを主人公とした実写スピンオフ映画の開発を進めていることが明らかになった。米『Deadline』誌が報じたもので、現在は初期段階にあり、物語の詳細は公表されていない。

ディズニーが進めるガストン主役のスピンオフ企画

報道によると、本作は実写版『美女と野獣』の世界観をベースに、これまで物語の敵役として描かれてきたガストンに焦点を当てた長編映画として構想されている。ディズニーは、本作を通じて観客が“ゲスト”として物語の世界に集ってくれることを期待しているという。

脚本の最新稿はデイヴ・キャラハムが執筆しており、それ以前にはケイト・ヘロンとブライオニー・レッドマンが脚本を担当していた。プロデューサーにはミシェル・レジュワンが名を連ねる予定で、現時点ではキャストや公開時期などの詳細は明らかにされていない。

『美女と野獣』が築いたシリーズの成功と実写版の反響

『美女と野獣』は、フランスの童話を原作に1991年にアニメ映画として劇場公開され、当時ディズニー史上最高の興行収入を記録する大ヒットとなった。傲慢な王子が呪いによって野獣の姿に変えられ、真実の愛を見つけなければならない期限が迫る中、若い女性ベルと出会うという物語は、世界的な支持を集めた。

同作はアカデミー賞6部門にノミネートされ、主題歌賞と作曲賞の2部門を受賞。アニメーション映画として史上初めて作品賞にノミネートされるなど、映画史に残る評価を獲得している。

その後、ディズニーは2017年にビル・コンドン監督による実写版『美女と野獣』を公開。ベル役をエマ・ワトソン、野獣役をダン・スティーヴンス、ガストン役をルーク・エヴァンスが演じ、世界興行収入は12億6000万ドルを超える成功を収めた。今回報じられたガストンのスピンオフ企画は、こうしたシリーズの実績を背景に検討されているとみられる。

悪役スピンオフで実績を重ねてきたディズニーの戦略

ディズニーは近年、クラシックアニメ作品の実写リメイクを継続的に展開しており、その中でも悪役キャラクターに焦点を当てたスピンオフ作品で一定の成果を上げてきた。2014年には『眠れる森の美女』の敵役を主人公とした『マレフィセント』を公開し、アンジェリーナ・ジョリーが主演を務めた。

さらに2021年には、『101匹わんちゃん』シリーズの悪役クルエラ・ド・ヴィルを描いた『クルエラ』を製作。エマ・ストーン主演の同作は、従来のイメージとは異なる視点からキャラクター像を掘り下げる構成が話題となった。こうした作品群は、既存作品の世界観を拡張する手法として、ディズニーの実写戦略の一端を担ってきた。

今回報じられたガストンを主役とするスピンオフ映画も、これまでの流れを踏まえた企画のひとつと位置づけられる。現時点では詳細は明かされていないものの、ディズニーが悪役キャラクターを軸とした物語に引き続き可能性を見いだしていることがうかがえる。

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