『ダークナイト ライジング』とはどんな映画?あらすじ・キャスト・ネタバレ・魅力・トリビアまとめ

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『ダークナイト ライジング』より © TM &DC Comics.2012 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

映画『ダークナイト ライジング』を紹介&解説。


映画『ダークナイト ライジング』概要

映画『ダークナイト ライジング』は、クリストファー・ノーラン監督が手がけた、DCコミックスのヒーロー、バットマンを描くアクション大作シリーズ3作目。世間から姿を消していた男が、ゴッサム・シティを未曾有の危機に陥れる新たな脅威の出現を機に、再び過酷な戦いへ身を投じていく。主演はクリスチャン・ベール、共演にトム・ハーディアン・ハサウェイマイケル・ケインら豪華俳優陣。

作品情報

日本版タイトル:『ダークナイト ライジング』
原題:The Dark Knight Rises
製作年:2012年
日本公開日:2012年7月28日
ジャンル:アクション/ヒーローサスペンス
製作国:アメリカ/イギリス
原作:DCコミックスの「バットマン」を原作としたコミック作品
上映時間:165分
前作:『ダークナイト

監督:クリストファー・ノーラン
脚本:ジョナサン・ノーラン/クリストファー・ノーラン
原案:クリストファー・ノーラン/デヴィッド・S・ゴイヤー
製作:エマ・トーマス/クリストファー・ノーラン/チャールズ・ローヴェン
製作総指揮:ベンジャミン・メルニカー/マイケル・E・ウスラン
撮影:ウォーリー・フィスター
編集:リー・スミス
作曲:ハンス・ジマー
出演:クリスチャン・ベールトム・ハーディアン・ハサウェイゲイリー・オールドマンジョセフ・ゴードン=レヴィットマリオン・コティヤールマイケル・ケインモーガン・フリーマンキリアン・マーフィーリーアム・ニーソン
製作会社:レジェンダリー・ピクチャーズ/DCエンターテインメント/シンコピー
配給:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ

あらすじ

ゴッサム・シティでハービー・デントの死から8年。姿を消していたブルース・ウェインは、街を揺るがす謎の武装集団と覆面の男ベインの出現に直面する。再びバットマンとして立ち上がった彼は、崩壊の危機に陥った街と人々を救うため、最後の戦いと大きな代償に向き合うことになる。

主な登場人物(キャスト)

ブルース・ウェイン/バットマン(クリスチャン・ベール):両親を失った過去を持つ大富豪。ハービー・デントの死後は世間から身を引いていたが、ゴッサム・シティを脅かす新たな危機を前に再びバットマンとして立ち上がる。

ベイン(トム・ハーディ):圧倒的な肉体と知性を持つ謎の武装集団のリーダー。特殊なマスクを着用しており、ゴッサム・シティを恐怖に陥れる。

セリーナ・カイル/キャットウーマン(アン・ハサウェイ):高い身体能力と狡猾さを備えた女盗賊。ブルースと接触しながら、自らの目的のため危険な駆け引きを繰り広げる。

ジョン・ブレイク(ジョセフ・ゴードン=レヴィット):ゴッサム市警の若き警官。街を守ろうとする強い正義感を持ち、事件の裏に隠された真実を追う。

アルフレッド・ペニーワース(マイケル・ケイン):ウェイン家に長年仕える執事。ブルースを父親代わりのように見守り続けてきた存在であり、彼の身を案じている。

ルーシャス・フォックス(モーガン・フリーマン):ウェイン産業の幹部で、ブルースの協力者。バットマンの活動を陰から支える装備や技術を提供する。

ジェームズ・ゴードン(ゲイリー・オールドマン):ゴッサム市警本部長。長年にわたりバットマンと協力関係を築いてきた人物で、街を守るため奔走する。

ミランダ・テイト(マリオン・コティヤール):ウェイン産業の事業計画に関わる実業家。環境エネルギー事業に関心を持ち、ブルースにも接近していく。

主な受賞&ノミネート歴

第66回英国アカデミー賞(BAFTA)

視覚効果賞にノミネート。

第36回日本アカデミー賞

優秀外国作品賞に選抜。

簡易レビュー・解説

クリストファー・ノーランによる“ダークナイト”3部作の完結編であり、ヒーロー映画の枠にとどまらず、喪失、再生、献身といった主題を重厚に描いた1作である。

8年の空白を経たバットマンの復帰劇を軸に、都市の崩壊寸前の緊張感と人間ドラマを大きなスケールで積み上げていく構成が特徴的だ。

壮大なアクションと終幕に向かうドラマ性の両立により、シリーズの集大成として位置づけられる作品といえる。

内容(ネタバレ)

ハービー・デントの死から8年後

前作で起きたハービー・デントの死から8年。ゴッサム・シティでは“デント法”によって犯罪が減少し、街は平穏を取り戻していた。一方で、バットマンはデントの罪を背負って姿を消し、ブルース・ウェインも屋敷に閉じこもるように暮らしている。

ベインとセリーナ・カイルの登場

その頃、謎の武装集団を率いるベインが暗躍を始める。ベインは核物理学者を拉致し、ゴッサムを崩壊させる計画を進めていた。一方、女盗賊セリーナ・カイルはブルースの屋敷に忍び込み、母の形見の真珠とブルースの指紋を盗み出す。

ブルースの転落

ベイン一味は盗まれた指紋を利用し、証券取引所で不正取引を実行。ブルースは財産を失い、ウェイン産業の支配権まで危うくなる。さらに執事アルフレッドは、レイチェルが本当はハービー・デントを選んでいた事実を明かし、ブルースのもとを去る。

バットマン復活と敗北

若い警官ジョン・ブレイクやゴードン本部長の言葉を受け、ブルースは再びバットマンとして活動を始める。しかしセリーナに導かれた先で待っていたのは、地下に潜むベインだった。バットマンは圧倒的な力を持つベインに敗北し、重傷を負わされて地下牢へ送られてしまう。

ゴッサム崩壊

ベインはゴッサム市警を地下に閉じ込め、橋を破壊して街を孤立させる。さらにウェイン産業の核融合炉を爆弾へ変え、ハービー・デントの真実を市民に暴露。ブラックゲート刑務所の囚人たちを解放し、ゴッサムは恐怖と混乱に支配されていく。

ブルースの帰還

地下牢に囚われたブルースは、かつてそこから脱出した“子ども”の伝説を聞かされる。何度も脱出に失敗しながらも、命綱なしで崖を登ることを決意し、ついに牢獄から脱出する。その頃のゴッサムでは、ベインの支配が続き、市民たちは恐怖の中で暮らしていた。

最後の戦い

ブルースはゴッサムへ戻り、地下に閉じ込められていた警官隊を解放。ゴードンやジョン・ブレイク、セリーナらと共にベイン一味との決戦に挑む。再び対峙したバットマンはベインを追い詰めるが、その場に現れたミランダ・テイトが突如として彼を裏切る。

ミランダの正体

ミランダの正体は、前作『バットマン ビギンズ』に登場したラーズ・アル・グールの娘、タリア・アル・グールだった。地下牢から脱出した“子ども”はベインではなくタリアであり、ベインは彼女を守り続けていた存在だったことが明かされる。タリアは父の意思を継ぎ、ゴッサム壊滅を実現しようとしていた。

ベインの最期と爆弾の暴走

タリアが去った後、ベインはバットマンを殺そうとするが、そこへ現れたセリーナがバットポッドでベインを撃ち倒す。バットマンたちは核爆弾を停止させるため追跡を開始するが、タリアは輸送車の事故で致命傷を負いながらも、爆弾を安全に戻すための原子炉設備を破壊してしまう。

バットマンの犠牲

爆弾を止める手段がなくなったことで、バットマンは飛行機“ザ・バット”で爆弾を海上へ運び出す。ゴッサム上空から離れた場所で爆発が起こり、街は救われるが、バットマンは死亡したと思われる。ゴードンにはバットマンの正体がブルースだったことが伝えられ、街は彼を英雄として讃える。

ラストシーン

ブルースの葬儀後、ウェイン邸は孤児院として使われることになる。一方、ルーシャスは“ザ・バット”の自動操縦機能が密かに修理されていたことを知る。さらにアルフレッドはイタリアで、セリーナと穏やかに暮らすブルースの姿を目撃する。ジョン・ブレイクは警察を辞め、残された座標をたどってバットケイブへ向かう。

作品トリビア

冒頭の飛行機シーンは実際に空中で撮影された

映画冒頭の飛行機ジャックシーンでは、本物の航空機を使った大規模なスタント撮影が行われた。クリストファー・ノーランはCGに頼りすぎない演出を重視しており、この場面は本人が自身のキャリアの中でも特に誇りに思っているシーンのひとつだと語っている。

ベインの独特な声は実在の人物がモデル

トム・ハーディが演じたベインの特徴的な話し方は、ロマ系の素手ボクサーとして知られたバートリー・ゴーマンの声を参考に作られた。ハーディはより一般的な悪役風の声も候補にしていたが、最終的にクリストファー・ノーランが独特な声の方を選んだという。

本作はシリーズ最大規模のIMAX撮影を実施

本作では70mmIMAXカメラが大規模に使用されており、前作『ダークナイト』以上の分量がIMAXで撮影された。冒頭6分間は公開の約7か月前からIMAX上映館で先行公開され、当時大きな話題となった。

スタジアム崩壊シーンには1万人以上のエキストラが参加

ゴッサムのスタジアムが崩壊する場面や市街地の混乱シーンでは、1万1,000人以上のエキストラが参加した。撮影はアメリカ・ピッツバーグで行われ、地元NFLチームの選手も劇中の“ゴッサム・ローグス”として登場している。

ジョン・ブレイクの本名は“ロビン”だった

ジョセフ・ゴードン=レヴィット演じるジョン・ブレイクは、終盤で本名が“ロビン”であることが明かされる。これは原作コミックでバットマンの相棒として知られるロビンへのオマージュであり、続編を直接作らないまま未来を想像させる演出となっている。

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