映画『バズ・ライトイヤー』(2022)を紹介&解説。
映画『バズ・ライトイヤー』概要
映画『バズ・ライトイヤー』は、ディズニー&ピクサーが『トイ・ストーリー』シリーズの人気キャラクター、バズ・ライトイヤーの“ルーツ”を描いたSFアドベンチャー・アニメーション。おもちゃのバズそのものではなく、そのモデルとなった伝説のスペース・レンジャーの物語として展開される。危険な惑星に取り残されたバズが、猫型ロボットのソックスや新たな仲間たちと共に帰還ミッションへ挑む姿を通して、孤独、責任、仲間との信頼を描く。監督はアンガス・マクレーン、声の出演はクリス・エヴァンス、キキ・パーマー、ピーター・ソーン、タイカ・ワイティティ、ウゾ・アドゥーバら。
作品情報
日本版タイトル:『バズ・ライトイヤー』
原題:Lightyear
製作年:2022年
本国公開日:2022年6月17日
日本公開日:2022年7月1日
ジャンル:SF/アクション/アドベンチャー/アニメーション
製作国:アメリカ
原作:無(『トイ・ストーリー』シリーズのキャラクターをもとにしたスピンオフ)
上映時間:105分
監督:アンガス・マクレーン
脚本:ジェイソン・ヘッドリー/アンガス・マクレーン
原案:アンガス・マクレーン/マシュー・アルドリッチ/ジェイソン・ヘッドリー
製作:ギャリン・サスマン
製作総指揮:ピート・ドクター/アンドリュー・スタントン
撮影:ジェレミー・ラスキー/イアン・メギベン
編集:アンソニー・J・グリーンバーグ
作曲:マイケル・ジアッキーノ
声の出演:クリス・エヴァンス/キキ・パーマー/ピーター・ソーン/タイカ・ワイティティ/デイル・ソウルズ/ジェームズ・ブローリン/ウゾ・アドゥーバ/メアリー・マクドナルド=ルイス
製作:ピクサー・アニメーション・スタジオ/ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
配給:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
あらすじ
有能なスペース・レンジャーのバズ・ライトイヤーは、自分の力を過信したことで、1200人もの乗組員と共に危険な惑星に不時着してしまう。地球へ帰還するため、バズは猫型の友だちロボット、ソックスと共にハイパー航行の実現を目指す。しかし、任務に挑むたびに時間のずれが生じ、仲間たちの人生はバズを置き去りにして進んでいく。やがて彼は、アリーシャの孫イジーや個性豊かな仲間たちと出会い、思いもよらぬ敵ザーグの脅威に立ち向かうことになる。
主な登場人物(キャスト)
バズ・ライトイヤー(クリス・エヴァンス):優秀なスペース・レンジャー。責任感が強く、自分ひとりで任務を背負い込もうとするが、仲間との出会いを通して、チームで進むことの意味を学んでいく。
イジー・ホーソーン(キキ・パーマー):アリーシャ・ホーソーンの孫で、ジュニア・パトロールの一員。祖母のようなスペース・レンジャーになることを夢見ているが、宇宙への恐怖も抱えている。
ソックス(ピーター・ソーン):バズを支える猫型の友だちロボット。計算能力や記録機能に優れ、バズの相棒としてミッションに同行する。愛らしい見た目と冷静な働きぶりで、物語にユーモアを添える存在。
モー・モリソン(タイカ・ワイティティ):ジュニア・パトロールの一員。戦闘経験は乏しく、失敗も多いが、仲間と行動する中で少しずつチームの一員として成長していく。
ダービー・スティール(デイル・ソウルズ):ジュニア・パトロールに所属する年配の女性。ぶっきらぼうな性格ながら、爆発物の扱いに長けており、バズたちのミッションを支える。
アリーシャ・ホーソーン(ウゾ・アドゥーバ):バズの親友であり、優秀なスペース・レンジャーの司令官。バズにとって信頼できる仲間であり、彼の人生に大きな影響を与える人物。
ザーグ(ジェームズ・ブローリン):巨大なロボット軍団を率いて現れる謎の敵。バズたちの帰還ミッションを脅かす存在であり、物語の核心に関わる秘密を抱えている。
作品の魅力解説
映画『バズ・ライトイヤー』の魅力は、『トイ・ストーリー』で知られるキャラクターを、玩具ではなく“ひとりのスペース・レンジャー”として描き直している点にある。シリーズの親しみやすさを残しつつ、物語は本格的なSFアドベンチャーとして構成され、宇宙船、未知の惑星、ロボット軍団、時間のずれといった要素が組み込まれている。
また、本作はバズの英雄譚であると同時に、失敗を受け入れ、他者を信頼するまでの成長物語でもある。バズは責任感の強さゆえに孤独を抱え、任務を自分だけで完遂しようとする。しかし、イジー、ソックス、モー、ダービーらとの出会いによって、仲間と共に進むことの大切さに気づいていく。
さらに、ソックスの存在も作品の大きな魅力である。高性能なロボットでありながら、猫らしい愛嬌と予想外の機能を持つソックスは、緊張感のあるSF展開に軽やかなユーモアを加えている。壮大な宇宙冒険、バズの内面的な成長、そしてピクサーらしい温かさが重なった作品として楽しめる一本である。
