『時には懺悔を』解説|どんな映画?あらすじ・キャスト・魅力まとめ

映画『時には懺悔を』(2025)を紹介&解説。


映画『時には懺悔を』概要

映画『時には懺悔を』は、中島哲也監督(『下妻物語』『告白』『来る』)が、打海文三の同名小説を映画化した人間ドラマ/ミステリー。殺された探偵の事件を追う一匹狼の探偵・佐竹と助手の聡子が、9年前に起きた新生児誘拐事件へとたどり着き、重い障がいを抱えながら生きる少年・新と、さまざまな傷や罪を背負った大人たちの人生が交錯していく。主演は西島秀俊。共演に満島ひかり、黒木 華、宮藤官九郎、柴咲コウ、佐藤二朗、役所広司ら。

作品情報

日本版タイトル 『時には懺悔を』
製作年 2025年
日本公開日 2026年8月28日
ジャンル ドラマ/ミステリー
製作国 日本
原作 打海文三『時には懺悔を』(小説)
上映時間 128分
監督 中島哲也
脚本 中島哲也/門間宣裕
製作 石井紹良/門屋大輔/鶴丸智康
製作総指揮 石井紹良/成瀬保則/菊地洋平
撮影 穐山茂樹
編集 小池義幸
作曲 香田悠真
出演 西島秀俊/満島ひかり/黒木 華/宮藤官九郎/毎熊克哉/鈴木 仁/烏森まど/山﨑七海/唯野未歩子/野呂佳代/長井短/しんすけ/山下舜太/諸角優空/柴咲コウ/塚本晋也/片岡鶴太郎/佐藤二朗/役所広司
製作 映画『時には懺悔を』製作委員会/TIME/さざなみ
配給 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(日本)

あらすじ

探偵の米本が殺害される。事件の調査を任されたのは、米本の元同僚で、一匹狼として生きる探偵・佐竹三雄だった。探偵事務所の上司・寺西から修行中の中野聡子を助手につけられた佐竹は、反発し合いながらも聡子とともに調査を開始する。

やがてふたりは、9年前に発生した新生児誘拐事件と、当時失踪した少年・新の存在へたどり着く。新は現在、重い障がいを抱えながら父・明野哲夫と暮らしていた。ひとつの小さな命を中心に、家族から目を背けた者、子どもとの関係に傷ついた者、過去の罪を抱える者たちの人生が交錯していく。

主な登場人物(キャスト)

佐竹三雄(西島秀俊):殺害された探偵・米本の元同僚。家族との不和を抱えながら生きる一匹狼の探偵で、米本の事件を調査するうちに9年前の新生児誘拐事件へたどり着く。

中野聡子(満島ひかり):探偵として修行中の女性。寺西の指示で佐竹の助手となり、ともに事件を追う。当初は佐竹と反発し合うが、調査を通じて過去に傷を抱えた人々と向き合っていく。

明野哲夫(宮藤官九郎):重い障がいのある少年・新とふたりで暮らす父親。佐竹たちが追う9年前の新生児誘拐事件と深く関わっている。

明野新(しんすけ):重い障がいを抱えながら生きる少年。9年前の事件をきっかけに数奇な運命をたどっており、その存在が傷ついた大人たちの人生を大きく動かしていく。

尋津民恵(黒木 華):新をめぐる過去と関係を持つ女性。物語を通して描かれる親子や罪、愛することの難しさというテーマを担う人物のひとり。

作品の魅力解説

ミステリーを入口に「罪」と「親子」を描く

本作は殺人事件を追う探偵物語として始まりながら、その捜査を通じて9年前の新生児誘拐事件へと接続し、次第に「人は過去に犯したこととどう向き合うのか」「親子とは何によって結ばれるのか」という人間ドラマへ踏み込んでいく。

タイトルにある「懺悔」は単純に罪を告白する行為だけではない。取り返すことのできない過去を抱えた人間が、その後の人生をどう生きるのかという問いそのものが作品の中心に置かれている。

中島哲也監督が構想18年を経て映画化

中島哲也監督にとって『来る』以来8年ぶりとなる長編監督作。打海文三の原作と出会ってから映画化まで構想18年を費やした作品で、これまで鮮烈な映像表現や極端な人物造形を駆使してきた中島監督が、重い障がいのある子どもと、その周囲で生きる大人たちを中心とした物語に挑んでいる。

スペシャルニーズスーパーバイザーも制作に参加するなど、作品の題材と向き合うための体制が組まれている点も特徴となっている。

日本映画を支える実力派キャストが集結

主演の西島秀俊をはじめ、満島ひかり、黒木 華、宮藤官九郎、柴咲コウ、塚本晋也、片岡鶴太郎、佐藤二朗、役所広司と、世代も個性も異なる俳優陣が集結。

それぞれが異なる形で過去の傷や罪、家族との問題を背負う人物を演じることで、一つの事件だけでは収まらない群像劇として物語が展開していく。

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