塚本晋也は、日本出身の映画監督、脚本家、プロデューサー、撮影監督、編集者、俳優。
都市と肉体、テクノロジーと暴力の衝突を、激しいカメラワークやコマ撮り、金属的な美術と音響によって描いた『鉄男』で国際的な評価を獲得。監督、脚本、撮影、編集、美術、製作、出演などを自ら担う自主映画のスタイルを貫き、近年は『野火』、『斬、』、『ほかげ』などを通して、戦争が人間の身体と精神に残す傷を描き続けている。
塚本晋也 プロフィール(基本情報)
名前:塚本晋也(Shinya Tsukamoto)
生年月日:1960年1月1日(66歳)
出身地:日本|東京都渋谷区
職業:映画監督、脚本家、プロデューサー、撮影監督、編集者、俳優
代表作:『鉄男』、『野火』、『ほかげ』
・14歳で父親の8ミリカメラを手にし、水木しげるの漫画を原案とした『原始さん』を制作。高校時代にも自主映画を撮り続け、日本大学芸術学部美術学科を卒業後はCF制作会社に勤務した。退社後、劇団「海獣シアター」を結成し、演劇と映画の制作を再開している。
・『電柱小僧の冒険』で1988年のぴあフィルムフェスティバル・グランプリを受賞。劇場映画デビュー作『鉄男』はローマ国際ファンタスティック映画祭グランプリに輝き、都市と人間の肉体が金属によって融合していく強烈な映像表現で、世界の映画ファンやクリエイターに大きな影響を与えた。
・自身の作品では製作、監督、脚本、撮影、照明、美術、編集、出演など複数の役割を担う。少人数のスタッフによる自主制作を基盤としながら、肉体の変容、都市生活の不安、暴力と生、恐怖と愛といった主題を一貫して追究している。
・ヴェネチア国際映画祭との関わりが深く、『六月の蛇』でコントロコレンテ部門審査員特別大賞、『KOTOKO』でオリゾンティ部門最高賞を受賞。『鉄男 THE BULLET MAN』、『野火』、『斬、』はコンペティション部門、『ほかげ』はオリゾンティ部門に選出されたほか、1997年、2005年、2019年には審査員を務めた。
・俳優として自作や他監督の作品に数多く出演し、2002年には『とらばいゆ』、『クロエ』、『溺れる人』、『殺し屋1』で毎日映画コンクール男優助演賞を受賞。『野火』では同コンクールの監督賞と男優主演賞、『斬、』では男優助演賞に輝いた。2026年にはベトナム帰還兵の実話を描く『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』が第83回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に選出された。
塚本晋也 作品一覧
長編映画
- 『電柱小僧の冒険』(1987):製作、監督、脚本、撮影、美術、照明、編集、特殊効果、出演
- 『鉄男』(1989):監督、脚本、撮影、特殊効果、美術、照明、編集、出演
- 『ヒルコ/妖怪ハンター』(1990):監督、脚本
- 『鉄男II BODY HAMMER』(1992):製作、監督、脚本、撮影、美術、照明、編集、出演
- 『東京フィスト』(1995):プロデューサー、監督、脚本、原案、撮影、美術、照明、編集、出演
- 『バレット・バレエ』(1998):プロデューサー、監督、脚本、撮影、美術、編集、出演
- 『双生児-GEMINI-』(1999):監督、脚本、撮影監督、編集
- 『六月の蛇』(2002):プロデューサー、監督、脚本、撮影、美術、照明、編集、出演
- 『ヴィタール』(2004):プロデューサー、監督、脚本、撮影、美術、編集
- 『HAZE』(2005):プロデューサー、製作、監督、脚本、撮影、美術、編集、出演
- 『悪夢探偵』(2006):プロデューサー、監督、脚本、撮影、美術、編集、出演
- 『悪夢探偵2』(2008):プロデューサー、監督、脚本、撮影、編集
- 『鉄男 THE BULLET MAN』(2009):シニアプロデューサー、監督、脚本、撮影、編集、出演
- 『KOTOKO』(2011):製作、監督、企画、脚本、撮影、編集、出演
- 『野火』(2014):製作、監督、脚本、撮影、編集、出演
- 『斬、』(2018):製作、監督、脚本、撮影、編集、出演
- 『ほかげ』(2023):製作、監督、脚本、撮影、編集
- 『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』(2026):監督、脚本、撮影、編集
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