『スター・ウォーズI/ファントム・メナス』で少年アナキンを演じた元子役ジェイク・ロイドが20年の沈黙を破る-統合失調症との闘いを振り返った元子役が語る希望

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『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』でアナキン・スカイウォーカーを演じた元子役が、長年の精神疾患との向き合い方を語った。

2023年の危機的状況を経て、回復への道のりへ

『スター・ウォーズ』の世界で若きアナキン・スカイウォーカーを演じたジェイク・ロイドが、精神疾患との闘いについて初めて口を開いた。現在35歳のロイドは、2023年3月に深刻な精神的危機に直面。カリフォルニア州の3車線道路で突如として車を停止させる事態を引き起こし、その後18か月に及ぶ精神科リハビリ施設での治療を受けることとなった。

「スター・ウォーズ タイムライン」の共著者であるクレイトン・サンデルとの対話の中で、ロイドは自身の統合失調症と向き合うまでの困難な道のりを振り返っている。

現実との境界線が揺らいだ青春期

母親のリサ・ロイドは2024年3月、Scripps Newsのインタビューで当時を振り返った。「ジェイクは高校生の頃から様子が変わり始めました。『現実』について語り始め、自分がどの現実にいるのかわからないと…」と、息子の混乱した精神状態を明かしている。

統合失調症の診断を受けながらも、その事実を受け入れることができない症状(アノソグノシア)に悩まされていたロイドだが、現在では投薬治療の重要性を理解し、「薬を服用することで心の安定を保てています」と語る。

ファンとの交流が”セラピー”に

8歳でアナキン役に抜擢された当時について、母親は興味深い事実を明かしている。一般的に考えられていた『ファントム・メナス』への批判的な反応は、実は息子の精神疾患とは無関係だったという。むしろロイドは『スター・ウォーズ』のファンであり、作品のファンとの交流を「即座にセラピーになった」と肯定的に捉えているそうだ。

現在、ロイドは新たなリハビリ施設で治療を継続しながら、自由な外出も認められている。「治療やセラピー、投薬を継続することを受け入れられるようになりました。みんなが本当に支えてくれています」と、回復への希望を語った。父方の家系に統合失調症の遺伝歴があることも明かされ、早期発見と継続的な治療の重要性を示す貴重な証言となっている。

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