『レンタル・ファミリー』チャリティー試写会が開催され、ブレンダン・フレイザーらキャストとHIKARI監督が舞台挨拶に登壇した。
映画『レンタル・ファミリー』の「こども応援金プロジェクト」チャリティー試写会舞台挨拶が2月4日、都内の有楽町朝日ホールで行われた。当日はHIKARI監督をはじめ、ブレンダン・フレイザー、平岳大、篠﨑しの、山本真理、木村文、ゴーマン シャノン 眞陽、柄本明の総勢8名が登壇。公開を目前に控えた本作への思いと、撮影当時の記憶を振り返るトークが繰り広げられた。

『レンタル・ファミリー』舞台挨拶にて ©2026 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
ブレンダン・フレイザーが日本語で挨拶-温かな拍手に包まれた舞台挨拶の幕開け
イベント冒頭、主演のブレンダン・フレイザーが「こんばんは、初めまして、ブレンダン・フレイザーです」と日本語で挨拶をすると、会場からは大きな拍手が送られた。続いてHIKARI監督も「ワッツアップ東京!今日は皆さん来ていただいてありがとうございます!」と呼びかけ、チャリティー試写会らしい温かな空気の中で舞台挨拶がスタートした。

ブレンダン・フレイザー、『レンタル・ファミリー』舞台挨拶にて ©2026 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
キャストと監督が一堂に会した光景を前に、HIKARI監督は「家族ですね。みんなと会って、ご飯を食べて、『何があったの?』と近況を確認して……。撮影はもう2年前なんですけど、昨日のように感じます」と語り、久しぶりの再会に感慨深げな表情を見せた。また、「やっと日本で27日(金)から上映がスタートすることに感謝しています」と、公開を控えた率直な思いも明かした。

HIKARI監督、『レンタル・ファミリー』舞台挨拶にて ©2026 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
「家族のようだった」-キャストが振り返る撮影現場と再会の喜び
レンタルファミリー社の同僚役を演じた山本真理は、「HIKARI監督と一緒に仕事をするのが夢だったので、それが叶って嬉しかったです」と切り出し、撮影を振り返った。さらにブレンダン・フレイザーとの共演についても、「初日から『自由にやっていこう!』という雰囲気と大きな温かさで包んでくれた」と語り、現場の空気感を明かした。加えて、「尊敬する大先輩の柄本さんからも色々なことを学ばせていただいて、幸せな日々でした」と、充実した撮影期間だったことを強調した。

山本真理、『レンタル・ファミリー』舞台挨拶にて ©2026 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
撮影の途中から参加した木村文も、「不安もありましたが、平さん、山本さん、ブレンダンが温かく迎え入れてくれて、すぐに光太としての関係値を作ってくださいました」と語り、チームワークの良さに言及。HIKARI監督からかけられた「あんたが感じるままでええんやで」という言葉に救われ、楽しく演じることができたと明かした。

木村文、『レンタル・ファミリー』舞台挨拶にて ©2026 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
また、平岳大は撮影当時を振り返り、「(撮影時は)楽しかったです」と率直に語りつつ、「今日も神社で祈祷イベントがあったのですが、祈祷中にブレンダンに対して『今立つところですよ! ここは座って!』と教えたりして……」とエピソードを披露。「こういうの撮影中もあったなーと思い出して、ウルっときました」と、再会によって当時の記憶がよみがえった様子を見せた。

平岳大、『レンタル・ファミリー』舞台挨拶にて ©2026 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
言葉を超えた演技の化学反応-柄本明が語るブレンダンとの共演
柄本明は、ブレンダン・フレイザーとの共演について、「僕も英語が喋れないし、ブレンダンさんも日本語が喋れないんですけど、そこで逆に絆のようなものが生まれたと思います」と語り、言葉の壁を越えた関係性が演技に影響を与えたことを明かした。
続けて、「ブレンダンさんと目を合わせるだけで、立ち上がっていく演技があった」と述べ、セリフに頼らず、視線や呼吸といった身体的な感覚を通じて成立した芝居があったことを示唆。国や言語の違いを超え、互いの存在を感じ取ることで生まれた演技の化学反応に、会場からは感嘆の声が上がった。

柄本明、『レンタル・ファミリー』舞台挨拶にて ©2026 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
国際色豊かなキャストが集った本作において、柄本の言葉は、『レンタル・ファミリー』が描く“他者と関係を築くこと”というテーマそのものを体現するエピソードとして、強い印象を残した。
涙を拭ったハンカチ-シャノンのデビューを祝福した感動の瞬間
本作が演技初挑戦となったゴーマン シャノン 眞陽は、舞台挨拶で「言葉にできないです。初めての仕事で、映画に出られるだけでもすごいのに、HIKARI監督やブレンダンと一緒にお仕事ができて……」と感極まった様子で語った。さらに、「今日みんなと再会して、このイベントが終わったらもう会えなくなると思うと寂しくなるんですけど、楽しかったです!」と、共演者やスタッフへの感謝を精いっぱいの言葉で伝えた。

ゴーマン シャノン 眞陽を抱き寄せるブレンダン・フレイザー、『レンタル・ファミリー』舞台挨拶にて ©2026 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
その思いがあふれ、大粒の涙をこぼしたシャノンに対し、隣に立っていたブレンダン・フレイザーが自身のハンカチを差し出し、静かに寄り添う場面も見られた。会場が温かな空気に包まれる中、ブレンダンは「このハンカチもずっと持っていたいと思いますし、この作品もずっと心に大事にしていきたいと思います」と語り、「この映画でシャノンの才能が本物であることを見ていただけるので、是非楽しみにご覧ください」と、彼女の新たな門出を祝福した。

ゴーマン シャノン 眞陽、『レンタル・ファミリー』舞台挨拶にて ©2026 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
なお、このハンカチはトロント国際映画祭の際にHIKARI監督から贈られた大切な品だと明かされ、作品とキャストの間に築かれた深い絆を象徴するエピソードとして、観客の心に強く刻まれた。
「村で映画を作る」-HIKARI監督が振り返る6年と仲間への感謝
イベントの終盤、再びマイクを握ったHIKARI監督は、本作が完成するまでの道のりについて、「レンタルファミリーのビジネスを知ってからここに来るまで、かれこれ6年かかりました」と語り、長い制作期間を振り返った。脚本執筆から撮影、完成に至るまで、「色々な苦労を越えてきました」と率直な思いを明かす。

『レンタル・ファミリー』舞台挨拶にて ©2026 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
続けて、「この会場に、この作品に携わってくれたスタッフがたくさんいるんですけど、ちょっと立っていただけますか?」と客席に呼びかけると、会場の各所でスタッフが立ち上がり、観客からは大きな拍手が送られた。HIKARI監督は、「本当に『村(のようなコミュニティ)で映画を作る』というくらい、たくさんの人が関わって作るんです」と語り、「私たちの書いたストーリーをみんなが信じてくれて……」と、言葉を詰まらせながら感謝の思いを伝えた。
「最後までいろんなことがあったけど、作品が出来上がったのはみんなの力。私はただ監督をしただけで、皆の力で出来上がった作品です。映画を楽しんでください」。そう語ったHIKARI監督は、涙を拭いながら「終わるの嫌やわ! ずっと喋っていたい!」と笑顔を見せ、会場を和ませた。家族のような関係性と深い絆が随所に感じられたチャリティー試写会舞台挨拶は、温かな拍手に包まれながら幕を閉じた。

『レンタル・ファミリー』舞台挨拶にて ©2026 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
作品情報
タイトル:『レンタル・ファミリー』
公開日:2月27日(金)
監督:HIKARI
出演:ブレンダン・フレイザー、平 岳大、山本 真理、柄本 明、ゴーマン シャノン 眞陽ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2026 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.

