血まみれの結婚初夜を生き延びたグレースが再び命を懸けたゲームに挑む-『レディ・オア・ノット2』の予告編が公開。
サマラ・ウィーヴィング演じる主人公グレースが帰ってくる。『レディ・オア・ノット』(2019年)で一夜の惨劇を生き延びた彼女は、平穏を手にしたわけではなかった。前作の直後から物語が続く続編『レディ・オア・ノット2: ヒア・アイ・カム(原題)』(Ready or Not 2: Here I Come)の米国版予告編が公開された。
前作直後から始まる新たな“命がけのゲーム”
予告編では、グレースが前作の血まみれのかくれんぼから逃れた直後、再び追い詰められていく姿が映し出される。彼女は再び、正体不明の巨大な力が支配するゲームの渦中へと巻き込まれていく。いまやその舞台は、富裕な一族の内輪の争いから、世界を動かすとされる“最高評議会”をめぐる戦いへと広がっている。
疎遠だった妹も参戦―姉妹の運命が交錯する
グレースの前と共にゲームに挑む新たなキャラクターとして、疎遠だった妹のフェイス(キャスリン・ニュートン)が登場する。予告編では、彼女が姉と同じく生き残りをかけてゲームに巻き込まれていく様子が描かれる。フェイスは、世界を支配する“最高評議会”の頂点をめぐる争いに関わってしまい、姉妹は否応なく同じ運命へと引き戻される。
家族としての絆か、それとも生存本能か。互いの関係を乗り越えなければ生き残れない、より複雑なドラマが展開していくことを予感させる。
豪華新キャストが参戦―前作を超えるスケールへ
前作でグレースは夫とその一族を相手に命がけの一夜を生き延びたが、今作の敵はさらに手強い。彼女に向けられるのは、想像を超える力を持つ富裕層の殺人者集団だ。
キャストには、イライジャ・ウッドやサラ・ミシェル・ゲラー、ショーン・ハトシー、ネスター・カルボネル、ケヴィン・デュランド、オリヴィア・チェン、そして映画監督としても知られるデヴィッド・クローネンバーグなど、多彩な顔ぶれがそろった。
前作では邸宅に閉じ込められた限定的な攻防が中心だったが、続編では舞台が世界規模へと広がり、壮大なゲームの全貌がさらに明らかになっていくことが期待される。
物語の核心を示すように、イライジャ・ウッド演じる弁護士はグレースにこう告げる。
「あなたはかなりの騒ぎを起こしたね、ル・ドマス夫人。あなたはあの一家に嫁いで、今彼らは死んだ。でもあなたは、事態は彼らをはるかに超えたものだってことをわかっていなかった」
「かくれんぼを生き延びたことで、あなたは新しいゲームを始動させた。今度は最高評議会の一族を相手に、多くを得るかすべて失うかのゲームだ。彼らがあなたを殺そうとする」
前作の事件は終わりではなく、より巨大な陰謀の幕開けだった――その緊張感を強く印象づけるセリフとなっている。
【動画】『Ready or Not 2: Here I Come』米国版予告編
作品情報
原題:Ready or Not 2: Here I Come
監督:マット・ベティネッリ=オルピン、タイラー・ジレット
脚本:ガイ・ブジック、R・クリストファー・マーフィー
出演:サマラ・ウィーヴィング、キャスリン・ニュートン、イライジャ・ウッド、サラ・ミシェル・ゲラー、ほか
米公開日:2026年4月10日
日本公開:未発表
