映画『ボディビルダー』が12月19日公開、狂気と夢が交錯する人間ドラマ。
映画『ボディビルダー』（原題：Magazine Dreams）が12月19日（金）より全国順次公開されることが決定した。
配給は『アプレンティス：ドナルド・トランプの創り方』を手がけたブライアークリフ・エンターテインメントと、『ナイトクローラー』を製作したチームが担当。あわせてポスタービジュアルと予告編が解禁され、全米で熱狂を巻き起こした話題作がいよいよ日本に上陸する。
孤独な青年の夢と狂気－主人公キリアンの姿
『ボディビルダー』より ©2023 LAMF Magazine Dreams LLC All Rights Reserved.
物語の主人公は、アメリカの片田舎で病気の祖父を介護しながら暮らす青年キリアン・マドックス。低収入で友人や恋人もなく孤独な生活を送っている彼には、「俺は必ず、世界一のボディビルダーになる――」という揺るぎない夢があった。すべてを捧げて過酷なトレーニングと食事制限に打ち込むが、肉体は限界に達し、社会の不条理と孤立によって精神は徐々に蝕まれていく。そしてある事件をきっかけに、純粋な夢は狂気へと変貌していく。
全米で熱狂を呼んだ衝撃作－圧倒的演技と海外評価
本作は、凄絶な筋トレシーンと観る者を圧倒する演技が注目を集め、予告編公開直後からSNSで話題となり全米で大熱狂を巻き起こした。美しくも不穏な映像と容赦のない心理描写は大手海外メディアからも高く評価され、「『ジョーカー』のような鋭さ（The Guardian）」、「『タクシードライバー』のトラヴィスを超えた（IndieWire）」と称賛を受けた。
監督・脚本は『HOT SUMMER NIGHTS／ホット・サマー・ナイツ』で鮮烈なデビューを飾ったイライジャ・バイナム。製作には『ナイトクローラー』『少年は残酷な弓を射る』を手がけたジェニファー・フォックス、そして『ナイトクローラー』監督のダン・ギルロイが参加している。ハリウッド屈指の実力派スタッフが集結し、人間のモラルと限界に挑む物語を構築した。
主演は『クリード 過去の逆襲』でも知られるジョナサン・メジャース。本作のために徹底した肉体改造を行い、プロ顔負けの肉体美を披露。強靭な肉体と脆く危うい精神を併せ持つ主人公を全身全霊で演じ切り、観客を圧倒する。
切実な叫びを映し出すポスターと予告編－字幕監修は山岸秀匡
『ボディビルダー』 ©2023 LAMF Magazine Dreams LLC All Rights Reserved.
このたび解禁となったポスタービジュアルは、筋肉隆々の背中を照らし出された主人公キリアンがひとり佇む姿を切り取ったもの。キャッチコピーの「俺を見てくれ」は、報われない現実の中で自らの存在を証明する唯一の手段としてボディビルに突き進む彼の切実な心情を突き付けている。
予告編では、ステロイドを常用し「夢さえ叶えばどうなってもいい」と語る主人公が、心の均衡を失い狂気へと沈んでいく過程が映し出される。憧れのボディビルダーに熱い視線を向ける純粋な青年が、孤独の中で成功に囚われ、やがて破滅的な道へと突き進む姿は不吉な余韻を残す。
山岸秀匡氏
さらに日本語字幕の監修には、IFBB（国際ボディビルディング・フィットネス連盟）プロボディビルダーの山岸秀匡が参加。本場アメリカのボディビル界を知る第一人者の協力により、競技のリアルな空気感を体感できる作品に仕上がっている。
【動画】映画『ボディビルダー』予告編
映画『ボディビルダー』は12月19日（金）より全国順次公開。
作品情報
タイトル：『ボディビルダー』
原題：Magazine Dreams
監督・脚本：イライジャ・バイナム（『HOT SUMMER NIGHTS／ホット・サマー・ナイツ』）
出演：ジョナサン・メジャース『クリード 過去の逆襲』、ヘイリー・ベネット『Swallow／スワロウ』、マイク・オハーン
2023年／アメリカ／英語／123分／シネスコ／カラー／5.1ch／PG-12／日本語字幕：額賀深雪
字幕監修：山岸秀匡
配給：トランスフォーマー
©2023 LAMF Magazine Dreams LLC All Rights Reserved.