ディズニー、『シンデレラ』義姉妹を描くスピンオフ作品『ステップシスターズ』を正式始動、監督はアキヴァ・シェイファー

ディズニー、『シンデレラ』義姉妹を描くスピンオフ作品『ステップシスターズ』を正式始動、監督はアキヴァ・シェイファー Upcoming Projects
シンデレラの義姉妹たち、実写版『シンデレラ』(2015)より ©2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

ディズニーが『シンデレラ』義姉妹を描くスピンオフ『ステップシスターズ(原題)』を始動。監督はアキヴァ・シェイファー。


ディズニーによる実写版『シンデレラ』のスピンオフ映画『ステップシスターズ(原題)』(Stepsisters)で、アキヴァ・シェイファーが監督を務めることが決定した。物語は、シンデレラをいじめる義姉妹を主人公に据えたコメディ作品となる見込みで、『チップとデールの大作戦:レスキュー・レンジャーズ』などで知られるダン・グレゴールダグ・マントが脚本を担当する。

義姉妹を主人公にした異色のコメディ作品

ステップシスターズ(原題)』は、これまで悪役として描かれてきたシンデレラの義姉妹に焦点を当てたスピンオフ作品である。従来の物語では、意地悪な継母とともに主人公を苦しめる存在として描かれてきた彼女たちだが、本作ではその視点を反転させ、コミカルな語り口で再構築される見込みだ。

脚本は、マイケル・モンテマヨールによるオリジナル案をベースに、シェイファーとタッグを組んできたダン・グレゴールダグ・マントが担当。パラマウントによる『ネイキッド・ガン』のリブートや、ディズニーの『チップとデールの大作戦:レスキュー・レンジャーズ』で見せたメタ的かつユーモラスな作風が、本作にも反映される可能性がある。

実写版『シンデレラ』の成功とディズニーのリメイク戦略

ディズニーは1950年にアニメーション版『シンデレラ』を公開。古典的な童話をもとに、継母や義姉妹のもとで召使いとして暮らす主人公が、舞踏会で王子と出会うまでの物語を描き、スタジオを代表する作品のひとつとして知られている。

その後、2015年には実写版『シンデレラ』が公開され、リリー・ジェームズ、ケイト・ブランシェット、リチャード・マッデンらが出演。同作は世界興行収入5億4000万ドルを超えるヒットを記録し、ディズニーによるクラシック作品の実写化路線を加速させるきっかけとなった。また、作中で義姉妹を演じたソフィー・マクシェラホリデイ・グレインジャーの存在も、本作のスピンオフ企画へとつながる文脈として位置付けられる。

近年のディズニーは、この実写リメイク路線を継続しつつも、その成否にはばらつきが見られる。レイチェル・ゼグラーとガル・ガドットが出演した『白雪姫』は興行面で伸び悩んだ一方で、実写版『リロ&スティッチ』は大きな成功を収めた。さらに一時停滞していた『塔の上のラプンツェル』の実写化も再始動しており、今夏には『モアナと伝説の海』の実写版公開も控えている。

こうした流れの中で、『ステップシスターズ(原題)』は既存作品の再解釈という枠組みを維持しつつ、視点の転換によって新たな切り口を提示する試みとして位置付けられる。

悪役キャラクターに焦点を当てた新たな展開

ディズニーでは近年、『マレフィセント』や『クルエラ』など、既存作品の再解釈において“悪役視点”を取り入れる動きも見られる。『ステップシスターズ(原題)』のように、これまで脇役や敵役として描かれてきたキャラクターに焦点を当てる試みは、物語の再構築という観点からも注目される。

現在は『美女と野獣』に登場するガストンを主人公に据えた実写映画の制作も進められており、クラシック作品の世界観を拡張する流れは続いている。こうした中で、本作がどのようなトーンと解釈で義姉妹像を描くのか、その仕上がりが注目される。

本作は、プロデューサーにアリ・ベルを迎え、シェイファーとアンディ・サムバーグ、ヨルマ・タッコーネが共同設立したプロダクション・カンパニー「パーティー・オーバー・ヒア」が製作を担当。スタジオ側ではジェシカ・ヴァーチューとケイディ・スタークがプロジェクトを統括する。

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