主演映画の特殊メイクの影響で深刻な肌トラブルに見舞われた女優の告白が、映画ファンの間で大きな反響を呼んでいる。
マーガレット・クアリーが、2025年5月16日に日本公開を控える『サブスタンス』での撮影による肌への影響について、赤裸々に語った。
特殊メイクの影響で顔のクローズアップ撮影を断念
ポッドキャスト番組「Happy Sad Confused」のインタビューで、クアリーは特殊メイクによる肌へのダメージから回復するまでに「1年」を要したことを明かした。トラブルは撮影中にも深刻化し、監督のコラリー・ファルジャは一部のシーンで彼女の顔を画面に収めることができなくなったという。
【動画】『サブスタンス』予告編(英語)
クアリーは「オープニングクレジットで、スカートの下からロングレンズで撮影しているヤシの木に囲まれたシーンがあるんだけど、あれは私の顔がひどい状態だったから」と説明。「もう顔を撮影することができなくなっていたの」と当時を振り返った。
次作での予期せぬメリットに
特殊メイクによる肌荒れは『サブスタンス』の撮影終了後も続き、次作『憐れみの3章』の撮影時まで影響が残った。同作で4つの役柄(ヴィヴィアン、マーサ、レベッカ、ルース)を演じたクアリーだが、この肌トラブルが思わぬ形で役立つことになる。
「ニキビだらけのキャラクターがいるんだけど、あれは特殊メイクの影響で残った私の実際のニキビなんだ」とクアリー。「異なるキャラクターを演じるにあたって、ひとりのキャラクターにこの特殊メイクの影響で残ったニキビを活用できたのは、ある意味で完璧だったよ」と語った。
クアリーは2023年3月にニキビのあるセルフィー写真をInstagramに投稿しており、これが彼女の肌にダメージのあった時期と考えられる。
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ホラー作品での異例の快挙
『サブスタンス』は、老いを感じ始めたテレビスターが、若く魅力的な自分を作り出す謎の特効薬を使用する物語を描いたホラー作品。ホラー作品では異例となる今年度の賞レース候補となっており、クアリーとともにメインキャラクターを務めた主演のデミ・ムーアは本作で初のゴールデン・グローブ賞を受賞している。
スキンケアの苦労と引き換えにデミ・ムーアとマーガレット・クアリーのキャリアにいっそう輝きをもたらした衝撃作『サブスタンス』は2025年5月16日に日本公開。




